第4幕ー9 ブラック・ジョーカー
戦艦、炎獄の部屋から、煉獄の7眷属最強の男は剣を握り、近づいてきた。仮面に覆われた素顔は全く想像できず、艦隊から外へ現れると、ダイヤの4のカードを剣へと投入した。すると剣先は鋭利で鋭く変化した。ブラック・ジョーカーは、次々と剣先を、刺客へと向けていく。
「血が疼く、最高じゃないか。ブラッディローズとも言えぬ何とも言えない、血のバラには花をたむけてやりたいところだね。」
ブラック・ジョーカーは、剣客を斬りつけていく。血が滲むように剣を振り回して行き甲板に鮮血がついて行く。
「僕は、強い者を目指す。弱き者を罰する。全てを壊す。」
ブラック・ジョーカーはトランプのバックルを操作した。ダイヤの3を投入すると、剣は3つの刃先が、突出した。三つの剣先を下から振り上げるとブラック・ジョーカーの背後にエミリオがたっていた。
「ほう、ギラがくたばったらしいから誰が来たといえば、ハルト様が長らく標的とした男ではないか。君には俺が倒せるかな。エミリオ・ロシュマン。僕は煉獄の七眷属最強の男、ブラック・ジョーカー。君は僕を楽しませてくれるのかな?」
「ふざけんな。村人の命を奪い、マリアをこんな目にあわせた貴様ら七眷属だけは絶対許さん!!!」
エミリオは怒りを顕にすると、刀を握った。そしてエミリオの身体に、鎧が形成されていくとブラック・ジョーカーに斬りかかった。
ブラック・ジョーカーはトランプのダイヤの2をバックルに投入した。すると刀は、二刀流へと変化した。一気に強さが増すと2つの刃を握ったブラック・ジョーカーは、エミリオの背後に回った。そのスピードははるかにエミリオのスピードを上回った。エミリオは、剣を握ると、再び、ブラック・ジョーカーの剣とエミリオの剣はぶつかった。
「君のスピードは中々じゃないか。流石はリヒュテインの剣士だ。力だけは、認めてあげよう。」
ブラック・ジョーカーの双剣と、エミリオの剣は、ぶつかり、交しなどを繰り返して行く。
剣のバックルに、スペードのジャックを挿入していく。すると、ブラックジョーカーを凄まじい、パワーが包み込んでいく。そして超高速で移動すると、エミリオへ突進した。エミリオは、その凄まじい勢いで、倒れ伏した。
「さあ僕をどれほど楽しめてくれるか、見ものだ。君ほどの速さを持つ、敵は初めてだ。ただ、教えてあげよう。血に似合うのは、炎であるという事をね。」
ダイヤの6のカードを、バックルへと挿入する。すると、剣は6つの大剣へと変化した。そして一斉に炎を吹き出すと、エミリオへと放たれたる。エミリオは炎の攻撃をくらい、床へ倒れる。しかし、傷を押さえながらもエミリオは立ち上がった。
「貴様らは、恥ずかしくないのか。一連合軍の剣士として、人の命を奪いつくし、手に入れたものがそれか。そこまでして、富を手に入れたいのか。お前ら七眷属は、そこまで落ちたのかって言ってんだよ。」
「生意気な口を聞くね。でもね、そんなものは、いらないのさ。ただの利害の一致さ。ただ、ハルト様は手柄が欲しい。僕は、そんなハルト様の元へついていく。たったそれだけの事。庶民の命なんてそんなものはどうでもいいのさ。馬鹿な奴ほど、全てを手にしたいからって図に乗るのさ。君もわかるだろ。僕らが頂点になるのさ、神を超えるのさ。ゲルシュカルトをも抑えた神として。」
右手に3つの剣先、左手に3つの剣先を所持すると、エミリオへと豪速に近づき、斬りつける。
「リリュート!!!!」
エミリオは超速なスピードで、その攻撃を避け切れず、甲板に叩きつけられた。しかし勢いで、甲板は、破壊されていく。
そして天井を突き破り、下の階へと落下した。
「僕らの事を勘違いされても困るな。ただ、破壊する事だけに拘っていると思うかい。人間である事から、僕たちは神に近しいものを手にした。それは旧人類の抹殺さ。僕たちは、フェムシンムと共に新人類の世界を作る。それを邪魔するような奴は、許せぬ限りさ。」
そして、ブラック・ジョーカーは、スペードの5をバックルへと投入した。すると、剣は、みるみるうちに、機関銃へと姿を変えた。
そして一斉に何十発もの弾丸が、放たれると、艦内を破壊し尽くした。部屋にある、電球を破壊し尽くした。電球はは、エミリオの頭上へ落下していく。しかしエミリオの斬撃は、その電球を、粉々に砕いた。
「ガンミュルト・デビルオブ・クライシス!!!!」
エミリオはそれを避け切ると、ブラック・ジョーカーの頭上へ回った。そして、勢いがある、パンチを放った。エミリオの拳は、ブラックジョーカーは、盾を形成して、跳ね返した。
そして、ブラックジョーカーの機関銃の弾丸がエミリオの身体を直撃していく。エミリオは、
全身に弾丸を喰らい、倒れ伏した。
「終わりだよ。君の最後だ。それでも、哀れな人生を、恨むんだね。」
しかしその瞬間、ブラックジョーカーの背後から剣先がブラック・ジョーカーの身体を貫通した。ブラック・ジョーカーは一瞬して顔を背けた。
「何???」
その瞬間、エミリオは、ブラック・ジョーカーを正面から、刺した。ブラック・ジョーカーは口から血を吐き出すと、機関銃は剣へと変化した。余りの激痛に、ブラック・ジョーカーは床に倒れた。
「何が、七眷属、ナンバーワンだ。舐めくさんじゃねえ。俺が1番に決まっているだろうが。」
「ぐぉぉぉぉぉ!!」
ブラック・ジョーカーは吐血をした上に、甲板に倒れた。かつてギラと共にバグミュダット最強の人斬りとして恐れられていたブラック・ジョーカーこと、イーラ・ブレイハは、命を絶った。
「僕の人生は、一体なんだったのか、、、、、」
ブラックジョーカーは死亡した。




