第4幕ー2 ガルド処刑
「ギェザルナ・アビス!!!」
エルエラを包み込むように、炎が舞う中、エルエラは唱えると、高圧水流が放射された。水流は激しく渦を巻くと、アムとイムを直撃した。
「ちゃんと対策は立てておいたからな。」
するとイムは高圧電流を凄まじい勢いで流し込み、水流を弾き飛ばしてしまった。
「何??はじき飛ばしただと??」
エルエラの立てた作戦が、根本から崩れ落ちた。
(そんな筈はねえ。ギェザルナ・アビスは、たとえ高圧電流でも、絶対に渦は崩れない筈だ。そんな馬鹿な。)
「水流、前方に殲滅。敵を、排除致します。」
イムは地面に足をコツコツと叩きつけた。
「灼炎煉獄流ー黒炎刀」
途端に、イムの、足の炎が黒い炎へと変化した。炎は、槍のような細長い武器へと変化すると、エルエラの方へ飛んできた。
「キェザルナ・シールド!!!」
しかし、剣先は、シールドを突き破り、エルエラの胴体に刺さってしまった。
「何!!!!!、暑い!!!死ぬ!!!」
身体の至る所に黒い炎が現れると、火傷の如く、エルエラの体を燃え尽くした。
「てめえほんとに雑魚だなぁ。それでも隊長格かよ。」
ガルドは、エルエラの正面へ現れると、見下すように言った。
エルエラはイムの攻撃を受けて、禁断の術を唱えた。
「まだだ終わんねぇ。お前を倒すまではなギェザルナ・ドラゴンフォース!!。」
その術は、あまりにも強すぎだので封印されていた。
エルエラの剣に竜のウロコが接触して、巨大な竜剣へと変化した。
その長さは、3メートルにも及んだ。
「ギェザルナ・ドラゴン・ノヴァ」
剣先から破壊光線がアムとイムの方へ、発射された。
アムは、電磁シールド、イムは火炎シールドを作り出し交わした。
そして2人は瞬間的にエルエラの後方へ回ると、激しく蹴りを入れた。
凄まじい爆風が上がり、辺りの木々が吹き飛んだ。
エルエラは竜剣を盾にして、攻撃に耐え忍んだ。
そして瞬間移動をすると、イムに鋭いキックを放った。
イムと激しく殴り合い、蹴り合い。
「ギェザルナ・メテオパンチ」
オレンジ色の閃光の如くエルエラの身体が光りだすと、強力なノックが、イムの身体を直撃した。
ところがそれはイムの分身だった。
「何??分身だと?」
イムの分身は、4体、5体、6体にまで増え続けた。
「7体の同士を従え、ターゲットを殲滅します。多重火炎蹴流ー轟雷若火!!!!」
すると、トルネードの如く、7体のイムが一斉に火炎蹴を放った。
「キェザルナ・アビス・ストレート!!!」
すると、水の渦がいくつにも分身して、イムの分身を包み込み、分身は一体一体消えてなくなり、本体も拘束された。
「やっと捕まえたぜ、これで終わりだ。」
エルエラは、水の渦に巻き込まれた、イムを一閃した。
その一閃が聞いたのか、イムは力果てた。
「へへへ!!!いいざまだなぁ、俺の可愛い部下たちに傷つけられやがって!!!!!あははははは!!!!そのまま地獄へ落ちろ!!!イャアハハハ!!!」
その時だった、、その一瞬背後から男が現れ、カルドを刺していた。
剣先は、ガルドの身体を貫通していた。
煉獄の7眷属、No.2、ギラだった。
「てめえ!!!、ギラ!!!」
「血が疼く。お前みたいな単細胞には、相応しくない、終焉だ。ガルド。」
ギラは剣を引っこ抜くと、ガルドを斬り伏せた。
「我が君は、お前のような単細胞は必要とせん。」
「てめえはそうやって、ハルトのことを我が君、我が君って尊敬してるようだがよぉ、、忘れたのかよ、俺たちは、互いに目的が同じで、組んでいるのだけ、本来忠誠心なんかねぇはずだろうが、それをてめえは、」
鮮血が飛び散りながらも、ガルドは何とか必死に答えた。
するとギラは冷たく答えた。
「相変わらずゴミだな。お前は。忠誠心がなければ、何故に協力する。この命は我が君に助けられたも当然。お前が、ソフュシアを殺し損ねた、報いだ。奪命流ー影刺し」
その瞬間、ガルドの身体内部から、無数の刀が出現し、猛烈な激痛と同時にガルドの身体を串刺しにした。
ガルドの身体は粉々になり、砕け散った。
「ガルド様!!!」
アムは、肉片と化したガルドの姿を見て、かなり動揺した。
「貴様、よくも!!許しません!!!同じ7眷属として排除致します。」
アムは、怒りを爆発させて、ギラへと襲いかかった。




