幕間 エスポルアース
そもそも、この世界は、地球から遥か四千光年以上離れた、星だ。
この星の名は、エスポル・アース。
この星では、地球人より高度な、文明を築く、人類が誕生していた。
地底や、海底、空の国まであらゆる環境に適応できるくらいに人類は進化していたのだ。
ところが、千年に一度、この星には謎の宇宙生命体が、攻めてきた。
使徒の名はゼト。
エスポルアースへ攻め入ると、この星の人類を殺してその死体を喰らう、食人生命体だ。
ゼトが攻めてくるたび、この星の人間は、喰い殺された。
1000年前、西暦2964年、ゼトの攻撃によりエスポルアースの人類のほとんどが死に絶えた。
そして、1000年の時でエスポルアースの人類は、復興のかぎりを尽くして種族を増やした。
ところが、西暦3964年ゼトが再びこの星へ攻めてくる事が発覚。
今度は確実にエスポルアース上の人類を喰い尽くす。しかも攻めてくるゼトの数は、100を超え、確実に、人類の存亡は、絶望的になってしまった。
ゼト最強の使徒、ルシフェスが目覚めたのだ。
ルシフェスは、体長が、1900メートルを超える、最強の使徒である。
ルシフェスが目覚めた事により、時空に歪みが生じた。決してつながるはずのなかった何千光年も離れた地球とワープゲートで繋がってしまった。
そのワープゲートで繋がったのが、エスポルアースの地底帝国バグミュダットだったのだ。
ワープゲートは、地球の、西暦2000年頃とつながり、沢山の地球人がバクミュダットへ召喚されたのだ。
ワープゲートへ送られたのは、地球で死亡し、成仏できなかった人間だった。
死亡した地球人の魂と記憶はエスポルアースへたどり着くと、地球で生きていた頃と同じ様に身体が再形成されるのだ。
そして、生き続ける事ができるのだ。
しかしエスポルアースの人間達は、地球人が増え続けると自分たちの住む場所が無くなるとかんがえはじめた。
そして、考えたのが、ゼトに喰わせる人間をを地球人にすることで自分達の種族を生きながらせようと考えた。
レミュシー達は地球人を可能の限り、安楽死させ、ゼトの生贄にする地球人を増やす事が目的だった。たまたま龍太郎と峯岸達は、テロリストによって毒殺され、バクミュダットへワープゲートへ連れてこられたのだった。
エスポルアースは、地球人にとって、死後の世界いわゆる天国だったのだ。
「レミュシーのおやっさん。こいつら、さっさとぶっ殺した方が良かったんじゃないすか。
わざわざドリームバーチャルなんか使う必要あったんすか。」
ガインは、最初は、レミュシーのやり方に少し疑問を感じていた。
手取り早く、殺した方がベストだと感じていた。
「バカ言うな。こいつらにはじっくり味あわせてやるのさ。死というものの恐怖をな。手っ取り早くやっちまったら面白くないからな。」
レミュシーは、ガインと共に、病院で眠る、地球人達を連れ出して、強制収容所へ運び始めた。




