第3幕ー3 ソフュシア絶命の危機
ソフュシアは、フェムシンムのやり方に対して、反感を抱くようになった。何よりもフェムシンムの中で、平和主義が第1の彼女にとって、彼らの仕打ちが、あまりにも残酷すぎた。
ソフュシアは次第に怖くなった。自分が、人類殺戮に、加担している事に後悔するようになった。
ある日、ソフュシアは、デュオシュアに胸に秘めた思いを伝えた。
「お父様、やっぱり、私には、この世界に住む人間達を殺すことは出来ません。」
デュオシュアは、打ち明けたソフュシアに、対して冷たい眼差しを向けた。
「ソフュシア、お前はやはり最初から私の計画に反対していたのだな。何となく気づいてはいたが。ソフュシア、我々の一族の反映のためなのだ。どうしても人類は、消さねばならん。さもなければ、奴らは、私ともの大陸まで攻めてくる事になるぞ。」
デュオシュアの言うことには、確かに、辻褄があっていた。こんだけ人類の数が、増え続けた今、ヘルヒュート大陸も人類による侵略が危うかった。
「人類を消したとしても、我々の力になれば、荒れ果てた土地を一瞬で蘇られせることも可能なのだぞ。ソフュシア、人類への未練は捨てるのだ。その思いがあれば計画は実行出来ない。」
しかしソフュシアは一貫して、否定し続けていた。
「私は、これ以上の犠牲を出すのだというのであれば、この一族を裏切ることになっても構いません。お父上、あなたと対立することになっても。あなたのやっていることは酷すぎます。なんの罪もない人を大勢殺して。」
ソフュシアは、父、デュオシュアに銃を向けた。
「そうか、ソフュシア、ここまで言っても、言うことを聞かないのだな。おい!!!」
すると、デュオシュアの副臣ガミュニアが現れた。
「ガミュニア、こいつを殺せ。用済みだ。」
ガミュニアは、拘束魔法で、ソフュシアを捕まえた。
「お父様、一体何を。」
「お前には用はない。我々の組織で、我々の
命令に背くのは、罰する。そういう、仕組みなのでな。」
デュオシュアは、冷酷に喋り出した。
「ソフュシアお前は娘ではない。組織を裏切るような奴は用済みだ。ガミュニア、奴から力を全て奪え。」
デュオシュアはガミュニアに、ソフュシアからの魔力の剥奪を命じた。
「ガミュ。」
ガミュニアは、まるで特撮物の言葉を人語を喋れない怪人のような声で、その一言を発すると、拘束魔法を使い、ソフュシアを拘束した。
「ガミュニア離して。」
「ガミュ!!」
ガミュニアが持っている、ステッキのような棒から、赤色の光のような物が出始めると、直ちにソフュシアを包み込んだ。
「辞めて!!!!お父様、私の意見を聞いて下さい!!!!」
30分ほど浴びせ続けられると、ソフュシアは持っている魔力を全て失った。身体には、傷が残った。
「済んだか、もうこいつは用済みだ。バルトアの森にでも捨てておけ。デドアラ神の餌にでもしとけ。」
デュオシュアは、ソフュシアをバルトアの生贄に捧げることにしたのだ。
翌日、ガミュニアは命令通りバルトアの森の上空まで来ると、ソフュシアを地面に向かって投げつけた。
ソフュシアは、地面に叩きつけられ重傷を負った。
何とか自力で立ち上がると、ソフュシアは、森の奥深くへ歩き始めた。
ソフュシアは、この事実を、神々に伝えなけらばならないと思い、ナハトとロナークそしてデュークに会うべく森を彷徨い続けた。
ナハトは、息子をデドアラ神にされたことに対してかなり怒り狂っていた。部下を引き連れて、人間界を襲ってしまおうと考え始めた。
「わしの息子は死んだ。人間共の手によって。
人間共は、私たちの敵だ。
いいか、者どもよ。、人間共を駆逐するのだ。」
「ぶひーーーー。」
「ぶひーーー。」
100頭、200頭にもなる豚の大群が集まり豚達は一斉に鳴き声を上げた。




