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エスポル旅行記~夢幻の園~  作者: アリナス
第1章 地底旅行と異世界の夢
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第2幕ー8 ライディエンバッハからの指令


エミリオは、地方遠征で国の周辺を回っていた為、リヒュテイン公国に帰って来たのも、エルエラから連絡を受けてからだった。マリアが誘拐されたことはライディエンバッハの元にも届いていた。煉獄の七眷属の存在のこともライディエンバッハは知っていても、エミリオへ伝えることをしなかった。


「エミリオ・ロシュマン。ミカエル市へ向かってくれ。バルトアの森を通れば村に辿り着ける。だがいいな、くれぐれも敵襲には気をつけるのだぞ。」


「総隊長、私共の手でエマニュエル・ハルトを暗殺します。」


その日、第1小隊の隊員達、第2小隊の隊員達、隊長格が中庭へ集められた。エルエラ、キルバス、ライディエンバッハ、第4小隊隊長レエンナ、第5小隊隊長フェシュタインも居た。


「各隊員、及び隊長格へ告ぐ。これより我々リヒュテイン小隊はバクミュダット連合軍長エマニュエルハルトの暗殺計画を実行に致す。遥か昔からこの両国は激しく戦争してきた。エマニュエルハルトは、恐るべき核兵器を開発し、この地底国の平和を脅かそうとしている。我々同士心を1つにしてこの国を守り、国民の命を救うぞ。」


エミリオは声を張り上げ、演説した。


「なんで俺たちが?」


「納得いかねえよ。これ以上強くなっていく奴らをどうやって。」


「核兵器なんか持ってるやつに勝てるかよ。」


「無理も大概にしろよ。無理だ。」


隊士達は、反対の声と怒りの声を次々と口にした。それはその筈だ。我々には勝つ道しかない、その事を訴えているようなそんな気がした。


「いいか、国の為、国民の為、全力でゆくぞ。」


「ははっー!!!」

隊員一同が皆一斉に声を掲げた。


演説が終わり、解散すると、エミリオとエルエラ、キルバス、隊長達がライディエンバッハの元に集められた。


「エミリオよ、お前は、バルトアの森へ行くのだ。だが、その前に錬金術師ギアンのいる村を訪ねるのだ。そこで村の救護にあたれ、その村は、奴らによって占領されている村だ。いいな、くれぐれも奴らに見つかるなよ、もし何かあったら我々も援護する。」


ライディエンバッハは、エミリオの援護としてエルエラとキルバス、第5小隊隊長レオニス、第6小隊隊長ディオラを充てた。

エミリオがギアンの鍛冶場を訪れた時、燃える荒野へと変わってしまった村を見て、エミリアは涙した。のはライディエンバッハからの命令によるものも含まれていた。

キルバスとザクアの戦いの攻防戦は続いた。

反世界は、ザクアとキルバス以外の人物は、全く見られない。ザクアはギガンティックヴァンヘルトと呼ばれるマシンガンをひたすら打ち放った。


「なんや、さっきから俺の攻撃交わしてるだけやないか。あんたほんとに俺と戦う気あるんか?」


「もちろんさ、だが君の方こそ、この私に叶うかな?」


キルバスは、焔術式ー24 春雷を発動させた。先程みたいな、金属片を生成させ、ザクアの元へと突っ込んで行った。


「何??」


一瞬の隙を付かれたザクアは雷撃のような凄まじい竜巻と共に、反世界の岩石の所に吹っ飛ばされた。


「馬鹿な、スピードなら七眷属の中でも誰にも負けん、この俺が??」


ザクアは、岩にぶつかった衝撃で、ゼーゼー言いながら、文句を言った。


「君はスピードには長けてるかもしれんが隙が多いのさ。その隙を上手く、利用させて貰ったよ。」

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