第6幕ー6 菩提樹の生誕
久しぶりでございます。春休みはダラダラ過ごしておりました。いよいよノーポジフェザード編も佳境でございます。
聖剣士カジミェシェは念じ続けた結果聖剣から白い光が発光したのであった。その白い光は金色の光へと徐々に変化してゆくのであった。その金色の光は空に向けて直線に伸びると彗星を照らした。夜空に照らされた彗星は赤く光っていた。その赤い彗星は二つに分裂したのであった。そして凄まじい咆哮をあげたポルケトゥスは口から炎を掃き出すと周囲を焼き尽くしてゆく。
「ポルケトウスは暴走している。このままでは何もかもが焼け野原となる。まさか聖剣の力で奴を押さえ込む事ができんとは、、エネルギーが暴走してしまった。感じるんだ。そうなったらこの惑星もおしまいだ。なんだ、、この音は??」
「あれは、、ネルディバードの宇宙要塞ですよ。この間アルデバラン連合会に氾濫を起こした集団。きっといますよ。ガラスの鳥人が、、、、」
その頃宇宙要塞の中央制御室に1匹の鳥人がふんぞりかえっていた。その鳥人は名をジョルジョ・ド・ナトゥールといった。又の名をヴォージス・サークスというのであった。白髭は床まで伸びておりかなり長かった。ヴォージスの元に1匹のコンドルの鳥人が現れた。そのコンドルの鳥人は真っ赤に染まった軍服を着こなしいた。その軍服は元々白色であった。だが激化する戦争の道中、街に住む鳥人達を銃撃した上に殺し尽くしてきた返り血によって真っ赤に染まっていたのであった。
「ウィルヘルム・エマニュエル・レアエディウスです。既にラクター神殿に向けてクラスター爆弾を投下させる準備は整いました。第1震天制空隊及び第2震天制空隊はいつでも出発できます。我我は神に誓ってでも宇宙と一体になる覚悟はできております。」
「聖剣士共は1人残らず殲滅しぶち殺すのだ。成獣ポルケトゥスも暴走したようだしな、、」
ウィルヘルムは深々と頭を下げた。彼の陰謀は成獣ポルケトゥスを爆弾で焼き殺そうとしていたのであった。その頃ラクター神殿目掛けて第2震天航空隊は近づいていったのだ。標的は近くにいた。空に向かって伸びる白い閃光の周りに暴れ回る1匹の成獣。ポルケトゥスに向けて第2震天航空隊は8機の戦闘機で応戦してくる。そしてラクター神殿に向けて一斉に爆弾を落下してゆく。その爆弾は神殿のレンガを吹き飛ばすと凄まじい爆風が中を襲った。聖剣士らは魔術を駆使して神殿全体に被害が出ないようにしていた。
「奴らなどに負けるか、、このノーポジフェザード最高の魔術師をなんと心得る。奴らは破滅の未来などを信仰している。愚かな者どもよ。過去に囚われた醜い者どもよ。宇宙などと一体になるなど私が許さんぞ!!!」
大司祭エースィクトは金色の錫杖を手に取っていた。そしてその金色の錫杖を地面に立たせた。すると戦闘機は次々と爆破されてゆき機体は大破してゆく。エースィクトの術式は周囲に潜む対象の戦闘機や航空機を爆撃してしまうという恐ろしい効力を持っていた。その効力によりラクター神殿に近づいた第2震天航空隊は壊滅的な被害を被ってゆく。
聖剣士オスキュラーが遠方を見渡すと第2震天航空隊の航空機の大群と共に宇宙艦隊が姿を現したのであった。艦隊から爆弾が落とされてゆくと街は火の海と化してゆく。同じ頃ウィリブロルドとヴェロニカの2人も丁度ラクター神殿に辿り着いた。聖剣士オスキュラーは直様艦隊の方へと飛行してゆく。第2震天航空艦隊の中心艦にその男は乗っていた。その男は仮面をつけていた。男の名はウィルヘルム・エマニュエル・レアディウスといった。ウィルヘルムはかつて多くの鳥人を殺害した。その日だって妻をこの手で殺害し食い尽くしたのであった。ウィルヘルムには娘がいた。その娘を彼は愛していた。どんな事があっても娘だけは殺さなかった。だが娘はウィルヘルムを恨んだ。当然だ。妻を喰い殺したのだから。ウィルヘルムは機体の外へと移動した。上空から地面の方へと滑空してゆくと下の方に飛行している聖剣士オスキュラーの方へと近づいてゆくのであった。ウィルヘルムは銃を構えた。標的が見えた。一気に銃撃を開始する。
「貴様、、何者だ!!名を名乗れ!!!」
「ウィルヘルム・エマニュエル・レアエディウスだ。まさか、聖剣士が姿を現すとはな、さあ俺の餌食となれ。仮面を装着している以上俺の能力の方が上だ。」
ウィルヘルムは所持する銃を上向きに撃ち尽くした。するとウィルヘルムの全身を金属装甲が覆った。ウィルヘルムの全身を覆った金属装甲は紫色をしていた。胸の部分に当たる金属部分は黄金に輝いていた。ウィルヘルムは銃を連射してゆく。放射されてゆく弾丸は豪速にオスキュラーの身体を掠めてゆく。オスキュラーは聖剣を盾のように使うとウィルヘルムの連射した弾丸を跳ね返す。その聖剣から赤色の閃光が出現するとウィルヘルム目掛けて斬撃を放った。赤色の閃光はウィルヘルムの装甲に傷をつけた。黄色い火花が散ると装甲は一気に広がってゆく。オスキュラーは聖剣を構えるとウィルヘルムに突進した。激しい空中戦が繰り広げてゆく様子をヴェロニカとウィロブロルドは観察していた。
「遅かったようですね。既に成獣ポルケトゥスは目を覚ましてしまったようです。成獣は1匹だとしてもあの大きさだと封印するのは至難の業でしょう。ポルケトゥスから感じます。闇の精霊シェイドの声が聞こえてきます。」
「闇の精霊ジェイド??」
「デュヴォラヴェスター様の遺した福音書に記されている闇の精霊です。いずれ世界を破滅へと導いてゆくでしょう。私がポルケトゥスの心へと呼びかけて行きます。」
ヴェロニカは手を合わせるとポルケトゥスの精神を落ち着かせる為に何かを唱え始めた。その術は死した母親がヴェロニカに教えてくれたのであった。すると奇跡のような事が起きた。聖人ヴェロニカの背中から翼が出現した。銀色の翼であった。ヴェロニカは目を瞑った。一気に場所が変化してゆくとヴェロニカはポルケトゥスの精神世界へと入ってゆく。その精神世界には存在する恐ろしい恐怖の感情と怒りの感情は波動となりながらヴェロニカに同時に押し寄せた。ヴェロニカは心の中から必死に祈った。
「ポルケトゥス様、、どうか、落ち着いて下さい。今、この星は未曾有の危機なのです。今あなたは闇の精霊シェイドに心を支配されてしまっています。どうか貴方は善の心を取り戻して下さい!!私は貴方の味方です。」
だが凄まじい衝撃波となってポルケトゥスの闇の波動はヴェロニカを襲うのであった。銀色の翼が消えかかった。ポルケトゥスは口を開くと紫の破壊砲を放った。その放った破壊砲はヴェロニカの目の前で爆発しそうになった。その時だった。聖剣を手にした1人の剣士の姿が見えた。ウィロブロルドだ。ウィリブロルドは剣を持つと破壊砲は不発に爆発してゆく。その破壊砲を何とか抑え混んだのであった。ウィリブロルドはヴェロニカを守った。ウィリブロルドはヴェロニカの肩に手を優しく置くのであった。
「ウィリブロルド様、、私の念術は通用しないのでしょうか。怒りのパワーが強力すぎます。今どんなに念術を用いても私の力では、、」
「ヴェロニカ、、其方は頑張った。後は私に任せてくれ!!さあ、ポルケトゥス、、もうやめてくれ!!今、命を一つにする時なのだ。大昔ジュラーセは命を授けてくれた。その命のお陰で生き物が共存出来る世の中が出来上がった。シェイドなどに心を奪われれるな!!
本来ポルケトゥスはこの国を守る守護神なのだ。私と共に世界を救ってくれ!!!」
ウィリブロルドはポルケトゥスに近づいてゆくのであった。やがて周辺はどす黒い空間へと変化してゆく。ポルケトゥスの目は紫色に変色してゆく。今完全にウィロブロルドの精神はシェイドの領域へと入ったのだ。ウィリブロルドは確信した。ポルケトゥスの意識を乗っ取っているのはシェイドの魂だ。シェイドの魂を殺してシェイドを封印すればポルケトゥスは確実に元の意識を取り戻す。中心部に巨人の影が見えた。その巨人は蝙蝠のような巨大な翼を生やしていた。聖書に記されていた堕天使の1人である。巨人はウィリブロルドに問いかけるのであった。
「Ako ang espiritu nga landong sa kalibotan sa ilalom. Patay na ang hamtong nga Porketus. Gikuha nako ang kalag sa hamtong nga mananap ug gikuha ang akong lawas. Mga tawo sa langgam. Ang bugtong paagi aron mabuhi ang hamtong nga Porketus mao ang pagbulag sa mga kalag. Ang paglungtad sa usa ka kahoy sa kalibutan nga nanganak ug kinabuhi gikinahanglan. Ako adunay kana nga gahum.
《我こそは冥界の精霊シェイドだ。成獣ポルケトゥスは死んだ。私はその成獣の魂を奪い取り我が身体を手にしたのだ。鳥の民よ。成獣ポルケトゥスを生き返られせるには魂を分離させるしか方法がないのだ。命を産ませる世界樹の存在が必要だ。私がその力を持っている。》」
「魂の分離だと??
貴様一体何を言っている!
命を産ませる世界樹とはメシアの菩提樹の事か?」
「Murag niabot na ang panahon. Tan-awa ang panahon nga naghilak ang akong kalag. Sa dili madugay usa ka meteorite ang mobangga niini nga bituon. Tan-awa. Nagpakita na siya
《さあ時が来たようだ。私の魂が裂ける時が見よ。まもなくこの星に隕石が衝突する。見よ。奴が姿を現したぞ。》」
ウィロブロルドは手にした聖剣を振るうとシェイドに向けて斬撃を放った。だがシェイドは攻撃を防いだ。そして一気に周囲の空間が変わり始めるとシェイドの身体が粉々に砕けちってゆく。ウィロブロルドは外界に放り出されてゆくと巨大な隕石がノーポジフェザードに近づいて来たのであった。
その隕石は大気圏に突入すると激しく分断し別れた。別れた隕石の破片は落下する直前凄まじい光を放ちラクター神殿全体を包み込んでいった。その隕石は地表に衝突すると辺りを焼き尽くした。多くの鳥人が死に尽くした。
ラクター神殿には東方の三賢者、そして聖人ヴェロニカが祈りを捧げていた。
「デュオヴォラヴェスター様、、どうか私に力を貸してください!!この星を救ってください!!」
修道女の聖人ヴェロニカが所持していたデュヴォラヴェスターの聖顔布を取り出したその時であった。突如成獣ポルケトゥスの身体が光り始めた。その光は金色だった。金色の光は聖顔布を包み混んでゆく。そして暴れていた成獣ポルケトゥスの身体が金色へと変化してゆく。ポルケトゥスの身体は一本の巨木へと変化してゆくではないか。そしてその巨木の枝先に1匹の巨鳥が姿を現した。その鳥は枝先から飛び立つと隕石へと向かってゆく。巨鳥は隕石に衝突すると地表に降り注ぐ巨大な隕石は粉々に砕け散ってゆく。あっという間に隕石は消えてゆくのであった。
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