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初めて小説を書きました。ドラえもんのように暖かい目で見守ってくれると助かります。
毎日通う高校にたどり着き、なんとなく授業を受け、放課後になる。部活には入っていないのでそのまま帰宅。家から高校までは自転車で10分程度。5時の鐘がなる頃には家に着いている。帰宅してからは夕飯、風呂、学校の課題などやるべきことをすまして自分の趣味に少しだけ興じて寝る。別につまらなくはない普通の人生。あらかじめセットしてある目覚ましの音で朝は目が覚め、また学校へ行き同じようなことを繰り返す。高校を入学してからまだ半年くらいしか経ってないがすでに飽きつつもある。学校には中学からの友人が二人いてその内の一人が同じクラスなので友人作りに困ることはなかった。
いつの日かの昼休み、残念ながら一人だけ別のクラスに配属されてしまった友人がいつものようにこの教室へやってきて三人で昼飯を食べようとしたさなか、普段は放送部たちの趣味全開な音楽を流しているスピーカーから低い女の声が聞こえてきた。声の主はこのクラスの担任であることがわかった。なにかと思い聞いていると用件は生徒二人の呼び出しだった。そしてその中には何故か俺も含まれていた。クラスで注目が集まる中、大至急とのことだったので俺は急いで呼び出し先である職員室へ向かった。
職員室に着いて中に入るとそこにはすでに呼び出し人の担任ともう一人の呼び出された生徒がいた。この生徒の名前は「桜ノ宮 京子」。
この半年で行われた2回のテストでどちらとも学年一位を記録し、おまけに中々の美人であるため校内でも有名な人物だ。そんな桜ノ宮と俺は同じ中学校に通っていたが、記憶にある限り中学から今まで話したことは一度もない。そんな奴と俺はどうして呼び出されたのだろうか。