パラレルワールド
「……ん?ここは……どこだ?」
どこか分からないところに僕は立っていた。
「目が覚めたか…」
黒い眼鏡をかけた大学生くらいの人が立っていた。
「あなたは?」
「俺の名前は緋ノ宮。お前は?」
「僕は……思い出せない。」
「名前が分からないのか?」
「はい」
だが名前以外は分かるようだ
「一時的な記憶喪失かもな」
緋ノ宮は不安げにこちらを見ていた。
「ところでここ__」
いきなりモニターの電源がついた
「皆さん、お目覚めのようですね」
そこには仮面を被った男が不気味に笑っていた。
「お前はだれだ!?」
緋ノ宮は怒りながら言った
「私はこのパラレルワールドを支配するもの、そしてこの世界の神になるもの」
「なに!?」
「君たちには今から、私の創り上げたパラレルワールドを攻略してもらう」
僕にはまだ、これから起こることが予想もつかなかった。
そう
これが地獄の始まりだった。
第1章 パラレルワールド
「さっきから言ってるそのパラレルワールドってなんだ?」
仮面の男は不気味の笑みを浮かべたあとにこう言った
「パラレルワールドと言ったら何を思い浮かべる?」
僕の知っているパラレルワールドは並行世界だ
「君たちの思っているパラレルワールドは並行世界のことかもしれない。」
「ああ。」
「だが、私の創ったパラレルワールドは少し違う。」
仮面の男はそう言い、また、不気味に笑った。
「どういうことですか?」
仮面の男は少し強い口調でこう言った
「私のね創ったパラレルワールドは死の世界のだよ」
僕の体から血の気が引いたような気がした。緋ノ宮の手は震えていた。多分恐怖だろう。
「その死の世界とは何ですか?」
恐る恐る聞いてみた。
「ここには何体もの死人の魂が集まった場所だ。そして私はその魂を使い人形を作り上げた。」
「その人形を使って何をするきだ?」
「簡単なことさ。人形を使い、人を殺し。新たな世界のを創り上げ、そして私はこの世界の王になる!!」
その言葉を聞いた瞬間鳥肌がたった。
「お、おい、人を殺すって…なんの目的に殺すんだ…」
緋ノ宮は今置かれている状況がどんだけ大きいことか知った。
「なんの目的?簡単な事さ、君たちは虫が近くにいたらどうする?殺すだろ?それと同じことさ。邪魔なものは消す。な?単純だろ?」
「……」
言葉が出なかった。
「それを食い止めたいか?」
「ああ」
「ならこの私を倒してみろ。倒すことが出来たなら世界のはこのままだ。だが、簡単には来させないぞ、この世界は塔のようになっていて各階層ごとに敵を用意してある。そいつらを倒さなければ道は開かない。」
「そいつらを倒せばいいんだな!」
緋ノ宮は力ずよく言った
「では頑張るがよい。」
僕達を嘲笑うかのようにして言った。モニターの電源が消え静まり返った。緋ノ宮が言った。
「行くか」
この言葉には恐怖と士気が感じられた。
皆さんこんにちは、こんばんはの方はこんばんは、KEIです!今回は初投稿になります。まだよく分からない点がいくつかありますが、あたたかく見守って下さったら光栄です。