第3話 ついに始まった結婚式!果たして無事に終わるのか――!?
第3話
式場の人
「では、これより新郎シルヴァ・オルケイストと新婦アリサの結婚式を執り行います。参列者の皆様あちらをご覧ください。」
扉が音を立てて開く
式場の人
「新郎、新婦の入場です。盛大な拍手でお出迎えください。」
入場中 惜しみない拍手で迎えられる
新郎、新婦到着
式場の人
「まず、わが国の王様 タリア・ハウスハンド様、王妃 キーツ・ハウスハンド様による新郎、新婦への言葉
そして、エルフ国の国王バスク・オルケイスト様 王妃
シンシア・オルケイスト様による言葉をのべられます。」
タリア
「今日は集まってくれてありがとう。わが国の英雄同士の祝いの日だ。思う存分楽しんでくれ。」
キーツ
「今日はめでたい日ですので盛大に祝ってください。」
バスク
「今日は魔王を倒した英雄と我が息子の結婚式だ。存分に楽しんでほしい。」
シンシア
「今日は私の息子の祝の日です。どうか楽しんでいってください。」
式場の人
「ありがとうございました。では、次に新郎新婦による婚姻の誓いです。では、新郎新婦前に来てください。」
神父
「今日は私が務めさせていただきます。まず、シルヴァ様、アリサ様ご結婚おめでとうございます。〜いかなる時も支え合い、互いに愛を育むことを誓いますか?」
シルヴァ・アリサ 「はい、誓います」
神父
「では、誓いのキスを――」
バンッ!!
謎の女性たち
「ちょっと待ったぁー!!」
(会場がざわめく)
ターチャ
「ちょ、ちょっと!? 何この展開!?」
リョウタロウ
「シルヴァ……心当たりあるの?」
シルヴァ
「……いや、その……ないとは言えないが……」
アリサ
(にこりと笑いながら)「詳しく聞かせてもらえるわよね?」
シルヴァ
「えーっと、彼女たちは私の知り合いで⋯ 単に少しだけ関わりがあったことがあるだけだ!」
謎の女性1「約束したはずでしょ!私と結婚するって!」(ヒステリックに叫んでいる)
謎の女性2「ひどい……私を捨ててこんな女と……!」
(大きな声で泣け叫ぶ)
謎の女性3「はぁ? 私が本命でしょ?」
(強気な反応)
―まず、一番前に出てきたのは、エプロンを着た栗色の髪をした女性だった。
かつてシルヴァが盗賊に襲われた彼女を助けた時、勢いで「私が君を守る」と言ったらしい。
「シルヴァさん、あの時私が君を一生守ると言ってくれたじゃないですか!」
シルヴァ
「いやいや!あれは君を安心させようとしただけで…」
アリサ(じと目で)
「それで"一生守る"と?」
シルヴァ
「ま、守るとは言ったが……"一生"とは言ってない!」
アリサ
「……次は?」
2人目は赤毛の女性だった。会場がざわめく
彼女はシルヴァの元冒険者パーティーメンバーで現国に
数人しかいないと言われるS級冒険者の一人だった。
「シルヴァ!あの決闘、私が勝ったんだからその時の約束を果たしてもらおうじゃないの!」
シルヴァ「確かにあのときは君が勝って結婚の約束をしたが…今はもう状況が違う!」
アリサ(じと目で)
「……約束はしたんだ。彼女にちゃんと伝えたの? 今は私と結婚するって」
シルヴァ
「い、言ってない……」
アリサ
「……はい、次」
最後の女性が来た
彼女はシルヴァの幼馴染…ではなくその友人 幼馴染に次いで仲が良かったせいなのか自信たっぷり
「シルヴァ〜!私と結婚するんじゃなかったの〜?」
シルヴァ
「結婚するなんて言ってないぞ!?確かに昔は一緒に遊んでたが…」
「いや、シルヴァ言ってたよ。幼馴染じゃなくて私に
次に会ったときは結婚しようって!」
シルヴァ
「そんなことは…言ったかもしれないが。でも、もう何年も経ってるぞ!?」
「私はあんたと結婚する気まんまんだったのに!なんにも連絡なくて…気づいたら召喚された彼女と結婚だなんて」
アリサ(冷たく)
「……つまり、あなたは昔から女に軽いことばかり言ってたのね」
シルヴァ
「ち、違――」
アリサ
「女はそういう約束、ずっと覚えているものよ」
シルヴァ
「…そうか」
アリサ
「でも、⋯わかったわ。じゃあそういうことにしておきます。 でも、あの人たちにも同席してもらいましょう。特に何もないでしょうから。」
王様が立ち上がる
「皆のもの、いったん静まれ!予期せぬ乱入でこれ以上は式を進めることができぬ。本日の式は一旦中断とする!」
アリサ
「せっかくの式が台無しじゃない!シルヴァ、後でしっかりと説明してもらいます」
シルヴァ
「う、うん……」
(謎の女性たちは不満げに黙り込み、参列者も落ち着かないまま解散)
――こうして、シルヴァとアリサの結婚式は、波乱の中いったん幕を下ろすのだった。
あとがき
みなさん、お久しぶりです。作者です。
今日は皇子シルヴァの妻となるアリサについて。
普段は寡黙で落ち着いているけれど、戦闘になるとまるで別人。怒らせると実は一番怖いタイプ。
しかも、パーティー内でも実は最強クラス。……でも本人は「そんなことない」と思っているようです。
さて、そんなアリサを怒らせてしまったシルヴァ。
果たして彼の未来はどうなるのか!?
波乱の幕開けとなった結婚式、この先もご期待ください。




