表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
213/214

第213話 ダンジョン探索⑦

[一本道]が徐々に下り坂となっていく。


暫くすると右にカーブしていたので、そのまま足を運ぶ。


更に歩いたところ、[広めの空間]に出た。


どうやら[八合目]らしい。


やはり、数個の【ライト・ボール】で照らされた[小粒の(キン)]が至る所で煌めいている。


僕たちから見て[11時]と[1時]の方角に[洞穴(ほらあな)]があった。


ヴァイアの父君である“ドォーゴ竜王子殿下”に、


「二組に分かれてもいいのですが…、実戦が初めての人達もいるので、まとまって行動しますか?」

「皆さん心配になるでしょうから。」


このように伺われた僕は、


「ええ、それがいいと思います。」


素直に賛成する。


そうしたところで“黒猫の獣人 ユーン”が、


「どちらを、お選びになられます??」


このように質問してきた。


「あー、……、じゃ、なんとなく、そっちで。」


僕が[右斜め前のほう]を指差したことによって、全員が再び進みだす…。



少し行くと[階段]が在った。


当然ながら[土]で作られており、そこそこ(いびつ)だ。


六段ほど降りて、[踊り場]を右に曲がり、続きの階段で下へと向かう。


新たな[一本道]を何分か進んだら、またも[広めのエリア]になっていた。


現在は、勿論、[七合目]だ。


数百の金がキラキラしているけど、どれも小さい。


そうしたなか、“リーシア姉上”が、


「今度は洞穴が三つあるわね。」


ふと述べられた。


これらは、[10時/0時/2時]に確認できる。


そんな状況で、


「どうなされます? 陛下。」


“隻眼のベルーグ将軍”に窺われ、


「んー、……、真ん中にしようか。」


このように決める僕だった…。



緩やかな坂になっている[一本道]を歩く。


左にカーブしていたので、それを進む。


こうしたなか、ドォーゴ殿下が、


「ここまでは魔物に遭遇していない事から、私たちの先を行く冒険者がいるのかもしれません。」


そう推測する。


これに誰もが〝成程〟と納得した……。



またもや[広めの空間]に出ている。


六合目の洞窟は[10時/11時/1時/2時]の方位だ。


そうしたところ、


「何か来ます!!」


先頭のユーンが足を止めた。


“お世話係の獣人達”と“マンティコアのラバス”は、既に身構えている。


すると、11時のほうから「急げ急げ!」や「早くしろ!!」といった声が聞こえてきた。


この流れで、僕とかと同じ年頃くらいに見受けられる“少年少女四名の竜人”が飛来する。


僕らに気づいて「ぅおッ??!」と驚きつつ、頭上を過ぎ去ってゆく。


次の瞬間、彼ら彼女らを追いかけて走ってきたのは、“魔犬(まけん)の群れ”だった。


「“ヘルハウンド”ですな。」


そう呟いたのは“魔術師のレオディン”だ。


以前、“ハーフエルフのリィバ”に授業で教えてもらったことがある。


このモンスターは、全身がブラック色のドーベルマンといった“シャドードッグ”の進化系(・・・)で、ひと回り大きい。


“真っ黒なシェパード”といった印象であり、瞳は赤色だった。


確か、クチから直径20㎝といった【火の玉】を放つはずだ。


さておき。


すぐさま右手で直径50㎝の【神法陣(しんぽうじん)】を構築した僕は、“前線メンバー”の間を狙って、


「サンダー・ボール!!」


【雷の玉】を10コ飛ばした。


直径5㎝のこれらが(ことごと)くヒットする。


感電した魔獣たちは横転したものの、洞穴から“ヘルハウンドの後続集団”が出てきた。


ダッシュしていたモンスターらは、事態を察したのか、速度を緩め、左右に広がっていく。


倒れて痙攣している面子と合わせたら50匹はいそうだ。


こうしたなか、通常のヘルハウンド達とは違う存在が、徒歩で悠々と姿を現す。


いや、似てはいるのだけれど、三倍ぐらい大きく、頭を二つ有している。


体高(たいこう)体長(たいちょう)もアバウト3.5Mといったところだろう。


その魔獣を、


「“オルトロス”ですね。」


こう認識するリィバだった―。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ