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第181話 任命①

“リーシア姉上”がいくつか発表なされていく…。


まず、“魔術師のレオディン”には[魔法大臣]になってもらう。


[王宮魔術師統括責任者]は名称が長くて呼びにくいため、途中で噛んでしまったりもするのが理由の1つだ。


それと、大臣であれば国全体の魔法に関するトップなので、よりもっと偉い立場ということになる。


勿論、【神法(しんぽう)】も管理や規制をしてもらう。


とは言え、新しく設けた役職なので、暫くは何度となく試行錯誤を繰り返しそうだ。


“ハーフエルフのリィバ”は[科学技術大臣]になっている。


当面は、これまでどおりポーション類の製造などに(いそ)しんでもらう。


“片目のベルーグ”には[軍部大臣]になってもらった。


それもまた新しいポジションだ。


基本的に[将軍]と兼任してもらう。


“細長眼鏡のマリー”は[軍部副大臣]だ。


彼女は、当然、[副将軍]でもある。


今後はベルーグと共に軍事予算なども担ってもらう。


◆◆

ここからは、“エルーザ”の教育係について、の話しになる。


マリーの母親にあたる“メイラ”には[財務大臣]になってもらった。


しっかり者というのもあって。


ちなみに、【打撃術】と【剣術】に、【攻撃系の高級魔法】を、備えているらしい。


姉上はなかでも特に[(ムチ)]の扱い方を教わっていたけれど、妹は好みじゃないらしく別の武器についてレクチャーを受けている。


“クレイ・エドガー”は、約二年前、僕が王城の庭で“暗殺者たち”に襲われた際、姉上と共に駆け付けてくれた人物だ。


年齢は50代半ばになっている。


“人間の男性”であり、【武術】と【打撃術】を使えるらしい。


姉上の勧めもあって、彼には[外務大臣]になってもらう。


男性ドワーフの“フィオ・ディベリ”は、30代前半の見た目だけど、実は150歳ぐらいだそうだ。


先生やトラヴォグ公爵達とは異なる[ドワーフ王国]の出身らしい。


それは、南西の[サウエス大陸]に存在しているのだとか。


百年以上も前に天涯孤独となり、故郷を出たきりで、一度も帰っていないらしい。


おさらいとして、先生がたは南東の[サウスト大陸]だ。


なにはともあれ。


“短髪”で“立派な(ひげ)”に[メガネ]の本人は、【剣術/打撃術/槍術】を備えているらしい。


若かりし頃に土木建築や設計の経験があるみたいだ。


なので、[建設大臣]になってもらった。


女性ハーフエルフの“ジア・シエント”は、60歳あたりの容姿だけれども、200年近く生きているらしい。


“銀色のロングヘアー”に“緑色の瞳”をしている。


こうした彼女は[王宮魔術師の一員]だ。


全ての魔法が【極級】らしい。


そのため、[魔法副大臣]として、レオディンに協力してもらう。


補足として、本人は、リィバとは違う[エルフ王国]の出身だ。


リィバは南東の[サウスト大陸]だけど、彼女は北西の[ノウエス大陸]らしい。


“ティーナ・ヒラルド”は、40代前半だ。


“人間の女性”で、金色の髪をセミロングにしており、瞳は青い。


【弓術】と【武術】を扱えるみたいだ。


こういった本人には[内務大臣]になってもらう。


◆◆

大臣に就任する前に、それぞれに爵位を授けることになっている。


既に持っている者たちは地位を上げる事になった。


これもまた僕と姉上の話し合いで決まっている。


僕の教育係は、全員を[伯爵]にする予定だった。


けれど、マリーが「母を差し置いてもらう訳にはいきません」と辞退したので、そこはメイラに与えることで変更になっている。


エルーザの教育係は、メイラを除いた4名が[子爵]になった。


あと、姉上の御厚情で、“黒猫のユーン”が[女男爵(おんなだんしゃく)]に、“お世話係”の残る4人は[準女男爵]になっている。


彼女らも(かげ)日向(ひなた)に僕を護り支えてきてくれたので、褒美として。


他の大臣も選ばないとだけど、これは〝追々(おいおい)で〟という事になっていた―。




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