前言撤回
弾き出された弱さ
傷付いてからの恐怖
人を愛せない信じられない臆病さ
ずっと嫌いだった
どうしても
みんなと同じにいられなくなって
耐えられなくなって
逃げ出してしまった弱さを
ずっと許せいまま
ずっと今日までやってきた
苦しかった
辛かった
ずっと一人だった
混じろうとしたら
また弾かれる
迷惑になる
どうせ誰からも愛されない
またあの頃と同じになる
消せないトラウマを纏ったまま
今日までやってきた
今日の僕も相変わらず
言わずもがな
相変わらず
そんな自分を
許せるわけなくて
誰よりも嫌って
でもそれが
それがなんだ
ずっとこれでやってきた
それでここまでやってきた
この暗くて湿った道だからこそ
気付けることが
見えるもの理解できることが
きっとある
例えそれが
必ずしも
この先を生きるための灯火になるとは
限らないけど
この道だったからこそ
分かるようになった気持ちが
たくさんあるんだ
なんの根拠もない
それでも
思うんだ
あと少し
あと少しだって
それでここまでやってきた
嫌ってきた自分
許せない自分
抱えたままやってきた
全部許せる日が来るって
認められる日が来るって
なんの根拠もないんだけど
それでも