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1 無限ループ その1

くどいようですが、当作品はフィクションです。

 とある企画の資料を持って、経理部に話を持っていく平社員A。


「すみません、この企画で、予算を計上したいんですが」

「はあ?そんな思い付きの持ち込み企画相手にできるほど、こっちは暇じゃないんですけど」

「少なくとも企画部の合議くらい取ってから出直しな!」


 企画部に行った平社員A。


「すみません、この企画で合議を」

「それ予算付いてる?」

「いえ、予算を付けるには企画の合議が、と言われてまして」

「はあ?そんな予算の裏付けもない仕事見れるほど、こっちも退屈してないんだけどね」

「調査予算くらい無いと、話にならないな」


 再び経理部に向かう平社員A。


「すみません、この企画で企画部合議を取りたいなら最低調査費が必要と言われました」

「はあ?予算がないと企画審査も出来ないくらい企画部は無能なの?」

「机上の空論ばっか叩いてないで、稼いでこいっての!」

「審査も無しに金出せるわけないだろ、お前らの人件費削るぞって言ってこい!」


 再び企画部に向かう平社員A。


「すみません、この企画で企画部合議のための調査費を計上するなら審査が必要と」

「だから金の裏付けもない、やるかやらないか分からないような企画に割くリソースは無いんだよ」

「金の算段してから出直しなさいな」


 予算が先か、審査が先か。

色々あるよねぇ。

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