第二十話 おでかけ
というわけで久しぶりの外出ですね。
春の陽気がとてもだるいです。
花粉は植林とかしていないので、ぜんぜんとんでいないけど、冷えた室内から出るとつらいですね。
ファッションは灰色のパーカー。
最近はもはやここが異世界だということを考えずにに過ごしておりますので、キールの市街地は現代と近代と近世と中世がまじりあったみたいな感じで、市街地とかに行ってみると目が疲れます。
逆に私の家の近くのほうが、落ち着くまであります。
で、今日は適当に冒険者ギルドにでも行ってみますかね。
そろそろ小銭稼ぎをしないと孤児組とソプラノのはともかくカルラさんとシュネーとおじさんたちのお給金が払えなくなってしまうのでね。
自国で通貨を発行できないっていうのはつらいですね。
借金をつくれない。
でも、小遣い稼ぎといってもこの辺の強くてお金がいっぱいもらえる魔物とかは倒してしまったので依頼が無かったらどうしましょうかね~
連れてきているのもシュネーだけですし。
もちろんメイド服は着せてませんよ。
メイド服で外出させるのは私の心がつらくなるので。
ソプラノは孤児組の手伝い。
カルラさんは小学校の建設ですね。
知り合いには不当な賃金で働かせるっていうのも心苦しいんですが、建設費とか払ってる余裕なんてないですし。
さて、路面電車が見えました。
乗り物類として初めて作ったやつですね。
実際に乗るのは初めてですがやっぱかっこいいですね。
建設中(というか未完成のまま放置されてる)工場に挟まれた石畳の上を走る路面電車。いいですね。
いずれこの石畳もアスファルトとかに置き換わるんでしょうがこっちのほうが趣ありますね。
そう、この石畳なんですが、もちろんこれらは町を建設するときに作ってくれた人に立地のいい場所を提供するよって言って作らせたので負担額はゼロ貨(?)です。
電停に路面電車が着きました。
乗りましょう。
座席は横向きにたくさんの人が座れるように。
外見は広島のと言ったら出てくるような昭和レトロな感じにしてあります。
今風のすらっとした感じの路面電車はごつごつしてないからダメなんです。
複線化が必要なほど人が乗るわけではないのでまだ単線ですが、ちゃんと複線になっても自転車や人が往来できるような幅は残してあります。
電力はもちろん電線からとっています。
電柱とかないと、景観が寂しいので。
こんなことを考えたらもう市街地です。
隣にかわいいつれが座っているのに無言なのはコミュ障のつらいとこですね。
気さくに話しかけられないというか。
料金は銅貨一枚です。
シュネーの分も合わせて2枚。
「ありがとうございました」
ああいうのだったら簡単に声が出るんですけどねぇ。
さぁ冒険者ギルドにつきました。
人が多いです。
冒険者さんは朝からえらいですね。
シュネーには買い物をさせときます。
おっさんたちの集まってる部屋に入れたくないので。
さぁ何かめぼしい依頼はあるでしょうか。
うん、ない。
ないのかー。
どうしよー。
しょうがないので、すこしもらえる額は少なくなっちゃいますが、森に入ってから、有害な魔物を探すという方向に変えますか。
何日か潜んなきゃいけないですね。
まだぜんぜん朝なのでシュネーの買い物が終わったらかえって書置きのこして、魔の森に向かいましょう。
カルラさんはともかくソプラノはご飯作れるはずなので、いなくなってもいいでしょう。
到着しました。
これが魔の森の入り口ですね。
この魔の森は我が国から北の属国(いつも鉄鉱石をくれるとこ)まで広がっているんですが、交易路をふさぐような形で覆っているんですね。
だから、弱いやつしかいなくても損にならないということで来ました。
チャリで。
シュネーを後ろに乗せていたから緊張感があったのもあってすごい疲れました。
しかももう夕方です。
森に入って少ししたらテントを立てて、休ませます。
鉄道敷設しないとだめだこれは。




