第十七話 砲撃
あの日、世界は初めての視界外から攻撃を経験した。
私はライヒの皇帝に使える魔術師。
一応ちゃんと努力して、ライヒの魔術師順位は8です。
ヘンベルク王国、いや、ノイエ・ライヒだったか、を攻めに来ました。
すごく寒いしへき地だし、ほんとは来たくなかったんですが、やばい魔力量、といっても私ぐらいの量、の子が雇われている可能性があるらしいので、私が行かざるを得ない状況になったということですね。
本当は私より順位が低くて、魔力が件の子より多い人はいるんですけど、女の子なのでという理由で却下されました。
皇帝の命令なので仕方がないですね。
それにしても寒いです。
首都のヴィーナとは大違いです。
はぁ、何でエリートの私が、、、
しょうがないです。
前の王はいい王だったんですがね。
子孫がそうとは限らないということですね。
早く仕事しちゃいましょう。
「じゃあ隊長さん。いつになったらつくんですか?」
「あとそろそろになったら彼らの主張する領域に入りますよ。ここを過ぎた後にある村で食料を調達して、野営します。そのあとに、彼らの首都であるヘンベルクに向かいます。ヘンベルクに行く途中に彼らの軍に当たるでしょう。魔術師さんはゆっくりしててください。」
「ありがとうございます。」
夕方になりました。
ご飯は普通にもらえました。
あんまり支配が届いていないんですね。
といっても始まって数十日ですからね。
芽は早めに取り除かないとですね。
さぁテントに入って休みますか。
ん?
なんだあれ?
空に浮いている人?
すっごい遠くに浮いてます。
空に浮くという魔術はないですし、怖いですね。
とりあえず撃ち落としますか。
遠距離だと魔力がたくさん必要になりますが予防です。
「発火」
当たりましたね。
落ちていきました。
不気味です。
一応隊長さんに報告しておきます。
「なるほど、空に浮かぶ人影、そんな魔法はないはずだが? とりあえず注意しておこう。」
「お願いしま、、、」
意識はそこで消える。
火薬の爆発する音と飛翔音。
いいですね。
「ソプラノ、命中してますかー?」
「してるよー。でももうちょっと右に向けたほうがいいかも。」
「はーい。じゃあ皆さん0.1度ぐらいずらしてくださいね。」
「「はい‼」」
今回用意した砲の数は20問。
砲撃音がいいです。
ソプラノに空から観測してもらってきたんですが、いきなり火の玉が飛んできたのでビックリしましたね。
しかも殺意マシマシのサイズの。
最初鉄板一枚で対応しようとしてたらしいんですが、増やさないとだめだ、ということになったらしく、その制御と空中姿勢の制御がかぶって追いつかなくなったらしく、落ちちゃったそうです。
常時回復魔法を展開していたからだ以上だったらしいですが、間違いなく骨折れてましたね。
まぁ生きてるならそれでいいですか。
そんなことより、今砲の装填をしているのは兵士たちと孤児院からもらってきたあの子たちです。
意外と頑張っていてえらいですね。
ん、テノール経由でソプラノから殲滅完了の報告が届きました。
じゃあそこに向かって生きているやつを見つけに行きますかね。
8/1に総PVが1000を超えました。
ありがとうございます。




