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掌編小説集4 (151話~200話)

地図と発見

作者: 蹴沢缶九郎

休日、男は暇つぶしにスマホで地図アプリを眺めていた。画面に自宅のある場所を表示し、そこを中心に色々見ていると、それまで使った事のない裏道が、以外な所に繋がっているなど、自分でも知らなかった発見がある。


しばらくすると、画面を触っていた男の指が止まった。


「ひょっとすると…」


何かに気づいた様子の男は、真剣な表情で画面を見続け、


「やっぱりそうだ」


と、確信した。


次の日、いつもより三十分ほど早く出社していた男に、上司は意外そうに言った。


「お、今日はやけに早いな。一体どうしたんだい」


「ええ、実は地図を見ていて、会社までの最短ルートを発見しまして…」


と、男は上司に、自宅近所から会社付近まで流れる川の地図が表示されたスマホの画面と、小さく折り畳んだゴムボートを見せた。

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