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現代パロ①「“おおかみさん”は高校生!」

 ※この話は以前拍手に設置していた現代パロディです。“おおかみさん”のキャラクターが登場しますが、本編とは何の関係もありません。パロが苦手な方はご注意ください。


【設定とあらすじ】


《あらすじ》

 架空の町・摩野守(まのもり)町で繰り広げられる、男子高校生と幼い少女のハートフルストーリー。



《人物・舞台設定》


田中 クロード (17)

 大神山(おおかみやま)高校に通う高校二年生。不良に絡まれやすいが、本人は不良ではない。しかし、雰囲気が不良っぽいのか、一般生徒からは遠巻きにされている。唯一といえる友人は高校の先輩であり、バイト先の同僚でもある井上 マルセル。

 八年前に世間を騒がせた“一家惨殺事件”の被害者で、唯一の生き残り。身寄りがなく、事件後は事件を担当した検事・鈴木 セルジュに引き取られた。殺された家族のことを引きずっているため、戸籍上の姓である鈴木ではなく元の姓である田中を名乗っている。

 セルジュとの仲は悪くないが、クロードが高校に入ってから結婚したセルジュの新婚生活を邪魔しないために、自主的に一人暮らしを始めた。毎月、結構な額の生活費が振り込まれているが、できるだけ手を着けないようにしている。鉄腕アルバイター。



佐藤 ソニア (5)

 セルジュの兄の娘。両親が夜逃げし、育児放棄していたことがわかってから叔父であるセルジュに引き取られた。セルジュの家で暮らすはずだったが、クロードと顔合わせしたとき彼から離れなくなったため、クロードと一緒に暮らすことに。

 実の親から虐待を受けていたこともあり、極度の人見知り。しかし、なぜか初対面でもクロードには懐いた。

 セルジュが手配した幼稚園に通う予定だったが、早々に通園拒否。一度クロードの鞄に入り込んで高校に侵入してからは、先生たちの許可が出たためクロードと一緒に高校に通っている。クロードの授業中は保健室か職員室で過ごすことが多い。職員室のアイドルにして天使。

 絵本の狼に似ているからという謎の理由により、クロードのことを“おおかみさん”と呼んでいる。凡人にはどこが似ているのか分からないが、きっとどこか似ていたのだろう。……見た目が黒いところとか。











【“おおかみさん”は高校生! ~ソニアのドキドキ☆学校潜入 part1~】



 ――――……疲れてんのかな、俺。



   ☆★☆



 バイトに始まりバイトに終わったクロードの夏休みも終わり、始業式の翌日である今日から本格的に二学期の授業が始まる。


「ソニア、もう行くぞ!」


 クロードは玄関からリビングへと声を張り上げた。

 しかし、昨夜学校に行く行かないで揉めたせいか、ソニアは顔を出さず返事もしない。


 ……ったく、仕方ねえだろうが。


 これでも、クロードは勤勉な学生である。“一緒にいてほしい”という幼児(ソニア)の我儘を聞くわけにはいかない。

 まあ、理由が理由だ。一日二日なら休んでもいいのかもしれない。だが、クロードにも養い親からソニアを預かった責任がある。極度の人見知りで幼稚園にも行きたがらず、クロードにべったりのソニアをこれ以上甘やかすわけにはいかなかった。


「夕方には帰って来るから、大人しく留守番してろよ」


 そう言い残し、クロードは靴を履いて自分の横に置いていた鞄を担ぐ。

 連日のバイトで疲れているのか、学校用の大きな鞄はいつになく重く感じた。“やっぱ、辞書三冊はキツかったか”と古語辞典に和英辞典と英和辞典まで鞄に突っこんだ、電子辞書を持っていない苦学生クロードは、今更ながらに後悔しつつ玄関の扉を開ける。



 鞄の中がすり替わっていることには、最後まで気づかなかった。











【“おおかみさん”は高校生! ~ソニアのドキドキ☆学校潜入 part2~】



 ――――おおかみさんが、わるいんだもん。



   ☆★☆



 昨夜の言い争い以降、ソニアはクロードと一言も口を利いていない。怒られるから朝食のときだけは“いただきます”と手を合わせたが、それだけだ。


「…………」

「…………」


 クロードが朝食の皿を洗う間、いつもなら会話こそ多くないものの穏やかな雰囲気の漂うリビングは気まずい沈黙に包まれていた。

 自分の態度が慕っているクロードに対するものではないことは、ソニアにもわかっている。しかし、それがどんなに我儘なことでクロードを困らせるとしても、ソニアは一人置いていかれることにだけは耐えられそうになかった。

 そんなソニアがそれ(・・)を思い付いたのは、必然だったのかもしれない。




 食器を洗い終えたクロードは制服に着替えるために自室へと戻った。

 その合間に、ソニアはある作戦を決行する。


「…………」


 クロードの部屋のドアをチラチラと窺いつつ、そっと足を忍ばせて玄関に置かれた彼の鞄に近づいた。

 鞄から教科書や辞書を取り出し、リビングへ運ぶこと数回。念には念を入れ、運び出した物は棚の中に隠す。



 そして、空っぽになった鞄に難なく収まったソニアは、そうとは知らないクロードに運ばれて学校へと旅立った。





 続く!


 いえ、続く予定はありません。暇があったら書きたいなとは思っています。だって、パロが好きだから……っ!

 ちなみに、田中とか井上とか佐藤とか付けたのはネタです。乙女ゲーの学パロドラマCDネタというわかるひといないやつ。


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