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手に入らないものたちシリーズ

手に入らないモンスター

作者: リィズ・ブランディシュカ



 どうしても手に入れたいモンスターがいる。


 そのモンスターが手に入れば、どんなものだって手に入るというのに。


 手に入りさえすれば、いくつもの国を脅し、王たちを従えて、人々を震え上がらせることができる。


 そうなれば、この世界で手に入らないものなどないはずだ。


 だから、そのモンスターをどうしても手に入れたい。


 伝説のドラゴンを手に入れたい。


 しかし、どんなに努力してもそのモンスターを手に入れることはできなかった。


 たくさんの犠牲を出しても、どれだけ知恵を絞ってもだ。


 なぜ?


 俺は理由が分からなかった。


 すると、途方に暮れていたところに、モンスターの王が現れた。


 ドラゴンよりも強いモンスターがいるなど、知らなかった。


 ならば、手に入れるべきはモンスターの王だろう。


 だから、そのモンスターを手に入れるために、こう話しかけた。


「私に従え、そうすれば世界の全てを手に入れられるぞ」


 モンスターの王は、失望の感情を瞳にこめて喋る。


「だから、貴様の願いはいつまでたっても叶わないのだ。そんなもの、モンスターである我らに価値があるとでも思っているのか?」



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