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草食勇者と淫乱バーサーカー  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
最終章 幸せ勇者と淫乱バーサーカーハーレム
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第835話 たわわな悪女とさっさと回収

「このあたりから『泡の貝殻』が出やすくなりますよ」


 地下五十一階(空洞エリア)に到達した僕ら、

 ここで新たに出てきた敵は『ウロコダイルダンディー』

 色が焦げ茶色でどことなく形状がダンディーな気がしないでもない。


「はあっっ!!」


 タンクさんが集めてくれたワニを、

 ニィナさんがベルセルクソードで一閃する!

 うん、マントがなびいて中の、肉体の迫力が凄いねっ!!


(同伴パーティーの男性陣が見惚れてる)


 なんというかこう、

 ライト魔法の照らされ具合も抜群だ、

 更に脇から出て来るワニや巨大サワガニ系の魔物も……


「そこ、そこそこ、あと、そこもっ!!」


 ナーレさんのトランプが出た傍から切り裂く、

 ライトが届いていない場所にも……やはり陸上いや空洞ではトランプ攻撃だ、

 海中ではコイン攻撃と使い分けるそのお胸も揺れる揺れる、もう戦闘自体が男性へのサービスだ。


(でもこれだと前衛だけのサービス、と思うでしょう?)


 僕らの方、

 後衛もですねえ……


「後ろから来ました!」


 そのナスタシアさんの声に、

 最後列で僕らポーターを護ってくれているWアサシンが斬る斬る斬る、

 その時に揺れるモグナミさんの『たわわ』よ、しっかり僧侶さんポーターさんも楽しませてくれる。


「取り残しがありますね」


 ヘレンさんも鞭でまだ動いている敵を倒す、

 召喚しているシル姉ちゃん(通常体ただし胸超大き目)と一緒に……

 一応、出せるのはこの一体という事になっている、ええ、嘘ですとも!!


(このコンビもなかなか、揺れる揺れる)


 それにしてもここ天井高いな、

 と見上げると何かがカサカサと(うごめ)いている、

 そこへ向かって杖をかざすイライザさん、いや、かざしただけで主張されるお胸の大きさよ!


「スパークサンダー!!」


 天井に何匹も這っていた、

 フナムシ系のモンスターだこれ!

 真上から狙ってたんだろうな、電撃魔法を受けバラバラになって落ちてきた。


「ふう、油断できないわ」


 ほんっと、男にとっては目のやり場が困るというか、

 どこもかしくも、見たくて仕方がないとか……ちなみに、

 そういうのが趣味じゃない人のためのサービスも、って居るか知らないけど……


「じゃあトランプ回収するわね」


 ラギシーノさんに操られているミニマムサキュバスがそう言ってワニまで飛ぶ、

 衣装が何気にセクシーで『そうそう、こういうのが良いんだよ』という性癖の男性用、

 えっ僕?! うーーーん、なんていうかこう、いやご想像にお任せしますといった感じかな!!


(改めて今の、悪女メンバーのたわわ具合を比べると……)


 ニィナ……巨女なので巨

 ヘレン……巨女なので巨

 ナスタシア……ぎりぎりなんとか普ってことで!

 ナーレ……爆

 イライザ……巨女なので巨

 モグナミ……爆

 ラギシーノ……巨

 シル姉ちゃん……爆

 ミニマムサキュバス……そういう趣味の人が大喜び


(うん、囲まれて揉み殺されそう!)


 まあミニマムサキュバスに関しては、

 対面したイワモトさんが『オ●ホドールですな!』とか言って、

 MAINAっちにドン引きされニイヅマさんに無言で蹴られてたっけ、意味は知らない。


(一応、同伴パーティーの賢者さんも胸は大きく見せてはいるが……)


 まあアレだ、この美人さんの場合はおそらく、

 いや皆まで言うまい、それは相手が本性を現してからだ、

 もう一人の中性的なシーフは『無言のメスガキ』ってイメージかな、シーフ服なのでどうでもいい。


(ていうか戦っているの見た事ないな)


 もっぱら落ち着いてからの素材の回収役だ、

 現にウロコダイルダンディーから出た『泡の貝殻』を、

 急いでさささーっと回収しては戻ってきている、凄い素早さで。


(きっと僕らには渡したくないんだろうな)


 そうこうして進んだ地下五十五階、

 先がまた海中エリアとなる五十六階への階段前で、

 勇者さんが僕らに説明を始める、隣は美人賢者さん。


「六十階に準魔王部屋があります、ビッグウロコダインです、

 上半分が空洞、下半分が海の部屋なのですが、ありえないくらい強いです」

「攻略法は」「攻略しません、実は五十九階から六十一階へ抜け道を作りました」


 美賢者さんを見る勇者さん、

 っていいかげん名前を確認した方がいい?


「私の魔力でのみ通れる道があって、

 皆さんは私についてきていただくだけで結構です、

 くれぐれもはぐれないように、私達できちんと誘導しますから」


 これはいよいよ……閉じ込める気だな。


「では今回も『泡の貝殻』を配布します、おい!」


 ポーターさんが急いで配る、

 それにしてもこのポーターさんって、

 僕らをずっと監視してるんだよな、いや『たわわに注目』って意味じゃなく!


(ちなみに僕は監視しっ放しですよ、ええ、たわわなたわわを!)


 今日はポーターだからね、

 しかもアイテム回収はシーフ→あっちのポーター、

 今の所はただ美賢者さんと中性的シーフに挟まれてるだけの、簡単なお仕事です!!


「皆さん行き届きましたね、さあ、行きましょう」


 準魔王部屋のスルー、

 しかも通り抜けられるのは美賢者さんと一緒のみ、

 そして目的の八十~九十階エリアへ……何も起きない訳がなく。


(さあ、どんな豹変を見せてくれるのかな?)

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