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【ついに完結】草食勇者と淫乱バーサーカー  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第六章 歌う勇者と舞う踊り子たち
565/878

第552話 ダンジョン設定というのは、めんどくせえええええ!!!

 天大樹(あまたいじゅ)というものをおさらいすると、

 アイテム『謎の種』を埋めると運が良ければ成長するアジトで、

 育ててレベルを上げれば様々な施設を追加できるという。


(でも、失敗するとどうなるんだろう?)


「ねえねえアマタツさん」

「なにかにゃ? 抱きたいならもうひとつレベルを上げるのがオススメかにゃ」

「トラウマをえぐらないでー!」


 うん、今のアマタツさんの元となった女勇者、

 コロメ(享年三十八歳)に『あと一歩』という所まで襲われた過去がある。

 なので抱かれたくは無いのだが……だが……


(アサシンの、シューサーくんの例もあるからなぁ)


 襲われた相手にじわじわ浸食されて最期には……

 そういえばもうシューサーくんの所属先に謝罪しに行ったのだろうか、

 いやなんでウチが謝らないといけないのか、わからない部分も大きいけれども!


(話が逸れた、それで今から行うのは……)


 天大樹(あまたいじゅ)のレベル4から出来るという、

 専用ダンジョンのカスタマイズである。

 下準備はすでに出来ているとかなんとか……


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■

 ■ 名称:アマタツ

 ■ 筆頭オーナー:デレス

 ■

 ■ 育成レベル:4 (29%)

 ■ 媒体:人 1/2 

 ■   :魔物 8/16

 ■ アジト設定:SS級(現在住居百人分)

 ■ ダンジョン設定:未設定(クリックして下さい))

 ■ 天大樹の実:34681 (生成中69097)

 ■ 


「おお、育成レベルがちょっと進んだ!」

「従業員を入れたからね~ちゃんと教育しておくよ~にゃは」

「……それもコロメの知識で、ですよね」「そうなるね~~」


 ちょっと不安だけど、

 きちんと真面目に教えてくれるのならば……!!

 それはそうと未設定の部分を突っつくイメージをしてっと……。


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■

 ■ =アジト設定中=

 ■ ダンジョン設定:未設定

 ■

 ■ ※選択できる階層

 ■  地下10階まで

 ■ ※選択できるタイプ

 ■  洞窟

 ■  石の回廊

 ■  炭鉱

 ■ 


 うーん、地下だから洞窟と行きたいけれど、

 清潔感って大切だよね、なら石の回廊かなぁ?

 炭鉱はなんだか熱そう、溶岩地域とか設定できるのかな。


「アマタツさーん、これって難易度は」

「まだ初級しか選べないけど、深いとそれだけキツくなるよ~」

「えっと、もしもこっちがやられたら」「普通に死んじゃうね~」


 うん、ダンジョンだ。


「アマタツさんの方で助けたりとは」

「今はそこまでは手が回らないけど~、魔物従業員が増えれば案内人はできるね~」

「そうなんだ」「もちろん私も暇だったら、コロメの姿と能力でついていけるよ~特別にね~」


 今だと緑コロメでだろうな、

 そう考えるとこれまでひとり? で回していたアマタツさん、

 大変だったんだろうなあ、人の従業員も急いで探さなきゃ、罪人限定で。


(さすがに奴隷を買って放り込むのは、ねえ)


 餌にしちゃうんだし。


「えっと、どこを突っつけば、って行けた!」


 地下10階まで、を選んだら変わった!


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■

 ■ =アジト設定中=

 ■ ダンジョン設定カスタマイズ中

 ■

 ■ 地下 1階

 ■  マップ作成はこちらをクリック

 ■ 

 ■ ※おまかせはこちらをクリック

 ■  

 ■ ※取り消しますか?

 ■  はい/いいえ

 ■ 


  マップ作成かぁ、えいっ!


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■

 ■ ◇□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□ 

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ □□□□□□□□□□□□□□□

 ■ 


「ええっと、左上が」

「スタート地点だねえ、初心者用ダンジョンだからマップはこの広さだよ~」

「んーーー……お任せで!」「にゃはは、戻るのは左上の■ね~」


 おまかせをクリック、っと。


「……押したけど何も変わらない?」

「作成の方を押してみるといいよ~」

「うん……あっ、出来てる!」


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■

 ■ ◇□□□■□□□■□□□□■□

 ■ □■■□■□■□□□■■□□□

 ■ □■□□□□□□■□□■□■□

 ■ □□□■□■■□■□■□□■□

 ■ ■■■□□■□□□□□□■■□

 ■ □□□□■□□■□■□■□□□

 ■ □■□■■□■□□□□■□■■

 ■ □■□□□□□□■□□□□■□ 

 ■ □■■■■□■□□■■□■■□

 ■ □□■□□□□■□□□□□□□

 ■ ■□■□■■□□□■□■■■■

 ■ □□■□□■■■□■□□□□□

 ■ □■■□□□□□□■□■□□□

 ■ □□□□■■□■□□□■□□回

 ■ 


(めんどくせええええええええ!!!)


「右下が」

「下への階段だね~消すと地下一階で終わりのダンジョンになるよ~」

「敵は」「設定できるよ~適当な□を押してみて~」

 

 突っつくイメージをすると……!!


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■

 ■ =アジト設定中=

 ■ ダンジョン設定カスタマイズ中

 ■

 ■ 地下 1階 敵設定

 ■  現在可能設置モンスター

 ■ ・ダークワイバーン 卵30

 ■ ・ダークネスワイバーン 卵25

 ■ ・ジャイアントターマイト 卵80

 ■ ・ハニービー 卵120

 ■

 ■ ※取り消しますか?

 ■  はい/いいえ

 ■ 


 ええっと、これは確か……

 過去にアイテムとして入手た卵だ!

 そうか、こっちに持ってきていたのか。


「アマタツさん、これって設定すれば卵が孵るんですか」

「そだよ~、ちなににボス設定は回をクリックね~」

「えっボス?! ……なんだろ」


 押すと出てきたのは……!!


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■

 ■ =アジト設定中=

 ■ ダンジョン設定カスタマイズ中

 ■

 ■ 地下 1階 敵設定ボス

 ■  

 ■ ・カオスワイバーン 闇魔石100or濃縮闇魔石1必要

 ■ ・プリンセスターマイト 光魔石100or濃縮光魔石1必要

 ■ ・シューティングハニービー 風魔石100or濃縮風魔石1必要

 ■ ・ホーリーリッチ 光魔石10000orレア魔石1必要

 ■

 ■ ※取り消しますか?

 ■  はい/いいえ

 ■ 


 なんだか凄いな。


(濃縮魔石はボス魔石か、大きいやつ)


 通常魔石で代用できるのはありがたいな、

 上の三つはまあ元が何だかわかるんだけれど、

 ターマイトのボスはホーリージャイアントターマイトじゃないんだ、アンジュちゃんが単独で倒した。


(そして最後のは何なんだ、えげつなく強そうだけれども)


「えっとアマタツさん、最後のホーリーリッチって、元になる魔物は」

「コロメの骨だね~、コロメがアンデッドになって進化したらこんな魔物ってボスだよ~」

「そんな再利用が! ……うーん、光魔石って一万個もあったかなあ」


 魔石に関しては下部組織、

 でろでろエクスタシーにシュッコで毎日取らせているが、

 光魔石のレベルになると僕らの仕事だけど、在庫はどうなんだろう。


(一旦出てニィナさんと相談かなぁ)


「ボスってひとつのダンジョンに一体だけですか?」

「だけど~、ボスの所をクリックしてみて~」

「ええっと……あっ、ボスが『中ボス』に!」「この階のボスってことになるね~にゃはは」


 ボスで設定するとその階でダンジョンが終わるが、

 中ボス設定にすると倒せば下へ降りられるようだ。


「んー、僕のアイテムボックスの中身は……」

「いま天大樹(あまたいじゅ)に居るパーティーのアイテムなら、勝手に出せるよ~」

「えっほんとに?!」「アイテムボックスもね~」


 とりあえず中ボスにシューティングハニービーを……!!


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■

 ■ =アジト設定中=

 ■ ダンジョン設定カスタマイズ中

 ■

 ■ 地下 1階 敵設定(中ボス)

 ■  

 ■ ・シューティングハニービー 風魔石100or濃縮風魔石1必要

 ■  

 ■ 誰の魔石を使いますか?

 ■  デレス/ニィナ/ヘレン

 ■

 ■ ※取り消しますか?

 ■  はい/いいえ

 ■


 とりあえず風なら僕ので大丈夫だ、

 あと水魔石と闇魔石は先日の、ザザムや人魚島で大量入手した、

 これ改めて水系の魔物や闇系の魔物の卵を入手してきた方がいいんじゃ……?


「アマタツさん、卵でないとダンジョンに設置できないって事は無いですよね」

「ティムしてきても、生け捕りでも良いよ~こっちでやっとく~でも卵が楽で便利かな~」

「わかりました、一応、仮で5階までのダンジョンにしておく事は」「改造はいつでもできるね~」


 ということで、

 四階の中ボスをシューティングハニービーにし、

 五階のボスをカオスワイバーンにしてダンジョンを仮完成させたのだった。


(これ、作り込もうとしたら正直言って、めんどくせええええええぇぇぇぇぇ……)


「最後にダンジョン名だね~」

「そんなの『初級ダンジョン』で、良いです」

「ダンジョンの数も増やせるからね~にゃはははは」


 うん、頑張って天大樹(あたまいじゅ)のレベルを上げて、

 初級、中級、上級、最上級と増やして行こう。


(最終的には……『最終ダンジョン』で、いいかな) 

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