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悪役令嬢は氷結の戦乙女  作者: marumarumary
第一部 氷結の戦乙女
6/34

続く試練 ~悪役令嬢はKY気味~

本日は前話と2分割で掲載です。

~~クリスティン侯爵家~~


数日後


私は、またしても父に呼ばれ書斎に向かう。


「やあキャシー来たね。今日は良い知らせがあるよ!」


「まぁ、それは何でしょう。楽しみですわ。」


「王太子からお茶会のお誘いだよ。」


「げ。」と声に出てしまったが、慌てて手で口を抑える。

父は聞こえていない素振りで続ける。

「どうやら、最終の王太子妃候補に残った様だよ。」

お茶会とは 二次面接というところか。


「先日の舞踏会では良くやったそうだね。」


ニッコリと愛想笑いで

「何のことでしょうか?」

ととぼけて見せる。


「ん? マクラレン公爵令嬢をやりこめたそうじゃないか。」

全く身に覚えが無いが、父はご機嫌で続ける。

「覚えていないのかい。大物だね。

 なんでも、水をかけられそうになったが優雅に避けたとか。

 その上で名前も聞かずに許してあげたんだろう?

 後日マクラレン公爵から私に詫びと感謝の意があったよ。」


ああ~あれか!

「うふふっ、すっかり忘れてましたわ。」

結果的に彼女の名誉も守られたと言うことかな。

しかし、その様に伝わったのね。不思議。まぁ、”魔法”は無しで良かったけど。。

 

「それとだ、見事なダンスで会場を沸かしたそうだね。

 そして、王太子の方から話かけられたそうじゃないか。

 王太子を魅了したのかもしれないよ。」


「いや、無いでしょ。ケーキを食べさせただけですよ?」


父はちょっと唖然としながら

「そうか、そんな事があったのか。うむ。・・・いけるかもしれないね。

 一応言っておくが、そう言うことは恋仲になってからするものなんだよ。

 お茶会は心して挑むようにね。」


「ぐっ・・・。」

色々と合点がいった。

前世の感覚で失敗することなんてある? 

細かい風習や時代背景の設定は分からないな。

くそ、またこんなことに時間を取られるのか。

しかし、父のあの様子では断るのは無理だ。

このままシナリオ通りに”婚約”になることはないと思うが・・・。


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