表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/26

キチガイプレイヤーと眷属

「ねえねえ、そのマップ見せて」

「良いよ。私はご飯作ってくる」

「あ、ありがとー」


 マップを見て周囲を確認した所、墓地のような物は見つけられなかったが洞穴は見つけることが出来た。もしかして、俺もバットの派閥とか作れちゃうんじゃないだろう?

 …すげえ弱そう。

 吸血鬼の派閥とかはな…流石に作れるとは思わない。多分門番にすら勝てないだろうから。

 他の城なども見た所、周囲に廃村が有る廃城なども見つけた。で、何よりも問題なのが、一番大きな城がそこまで遠くない事だ。多分4番目ぐらいに近い。距離としては日本10個分ぐらい離れているが、あの吸血鬼さんの事を考えると、その距離ぐらいはすぐに移動できる人がいそうだ。


 他にも、様々な情報を収集して時間を潰していた。料理を手伝いたいとは思うが、壊滅的に向いてないらしいので手伝わせてはくれない。

 カップ麺ぐらいは作れるんだが…。


「出来たよ」

「ありがと」

「で、欲しい情報とか入手できた?」

「俺もバットの派閥を作れるかも」

「あ、グールの派閥さ、過半数がハイグールになったからか、ハイグールの派閥になったよ」

「…情報サンクス。もしかしたら俺でも吸血鬼の派閥作れるかもな…」

「頑張れー」


 その後も、軽く情報交換等をしながらご飯を食べ終え、食器洗いをやってから自分の部屋へと戻った。


『ログイン』


「戻ってきたか…」

「はい。質問なんですが、『始祖の心臓』みたいに、吸血鬼になれるアイテムってまだありますか?」

「いや、あれで最後だ」

「そうですか。ありがとうございます。あ、話は変わりますが洞穴ありますよね?あそこ行っても良いですか?」

「良いが…彼処は墓地しか無いぞ?」


 あ、あそこ地下墓地だったのか。それは考えてなかった。…地下墓地でもバットいるかな…?


「…眷属を作るのか…?せめてハイグールでないとお前の血は耐えられないぞ」

「眷属?」

「む?違うのか…なら何故彼処へ行こうとする」

「あ、いや、眷属も作れるのなら作りたいんですが、どうやるんですか?」

「…血肉を与えよ。腕を一つ与えるぐらいが丁度良いかもしれぬ。まあ、始祖の血を与えられて耐えうるかは分からないがな」


 眷属…。何か恰好良いな。作れるんだったら作りに行くか。だけど、俺はまだ下位吸血鬼だけど、そこらへんは大丈夫なのだろうか?

 ん?あれ、腕一本?切り飛ばされた時結構痛かったんだけど…。まあいっか。痛覚設定で1割まで下がってるし…。


「俺は下位だけど、上位になってからした方が良いとか有りますか?」

「いや、始祖ならば特に無い。それ以外だとそもそも中位へと至らぬと出来ないだけだ」


 今の感じだと、俺の考えていたことを汲み取ってくれてるだろうから問題無さそうだ。下位で眷属にしてしまうと眷属の限界が下位になるのではと考えたが、そういうわけではないんだな。


「じゃあ、行ってきます。ハイグールと他の区別方法って無いですか?」

「…特に無いな。強いて言うならば爛れている肉の量が少ないほうが良い」

「分かりました。行ってきます!」


 確か、方向としては俺がこの城に来た時の方向と真逆に向かえばちょっとした崖にぶち当たるはずだ。蝙蝠化を使用して飛んで移動すること10分程。ようやく洞穴の前についた。


「ここだよな?バットいないかな…」


 洞穴から中にはいると、一本道が続いていた。若干下り坂になっているが、これ、雨とかが降ったりしたら水没するんじゃないだろうか?

 それから1分程進むと、上り坂になった。


「あ、大丈夫か。でも、これだとガスが…」


 それから30秒程進むととても大きな空間に出た。至る所に墓標があるし、ゾンビのような存在もいた。うん。結構グロい。で、一番注目すべきは真ん中で殺し合ってる2人の個体だろうか?片方がゾンビ?ハイゾンビ?で、もう片方がゾンビ?いや、グール?…ハイグールかもしれない。止めよう。


「…言葉が分かるものは止まれ」


 まずは言葉を投げかける。因みにそれで、ハイゾンビ?の方は止まった。あれ多分プレイヤーだな。止まらなかったハイグール?の方は仕方がないので強制的に停止させる。まあ、腕を少し傷つけて血を出す必要は有るが…


「【血魔法】…【血鎖拘束】」


 因みに、明確な技名というものはこのゲームには存在しない。属性名と、イメージ、INT値とMP、スキルレベルがあれば発動する。もっと詳しく言うと、属性名とイメージは必須。INT値とMP、スキルレベルに関しては、足りないと発動しない又は劣化版になる。


「え゛、魔法…」

「グラァァァアアア!!」


 血魔法というのは、血液操作や、血液支配と相乗効果があるので、とても使い勝手が良い。…こいつハイグールだよな?違かったら腕の切り離し損になるんだけども…。まあ良い。


「喰え」


 …痛いな…まじで痛いな…。戦闘中みたいにアドレナリンが出まくってるわけじゃないからな…。


「え、腕…生えできでる…」


 うん。本当に気持ち悪いよなこの生えてくる瞬間は。腕一本ちぎると、HPは減るし、腕一本治るのに10分ぐらいかかるし、MPも喰うけど、最終的に30分あれば全回復するから良い。


「んー…これは成功なのか失敗なのか分からんな…」


 地面で、のたうち回りながら腕を喰い続けてるグールを見ると、何とも言えない気持ちになるのだが…。てか、男?女?どっちだ?

 まあ良いや。血の鎖で繋いだまま引っ張って帰ろう。滑りやすくしたいが…あれ?闇魔法で入れ物作れるんじゃね…?


「【闇魔法】【黒棺】」


 …。まあ一応入れ物は出来上がった。思ったより必要な魔力が多く、長時間の運用はキツそうだ。多分、これ劣化版だろう。


「帰るか…」

「え、ぢょ!?待っで下さい!」

「…なんだ?」

「プレイヤー…でずよね?」


 あ、これ気づかれてない感じ?


タイトル…詐欺ですね。近日中に変えようと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ