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キチガイプレイヤーとキチガイゲーム6

 練習にならないし、仕方がないので狼に変えた。あの、血を吸わせてもらって初めてレベルアップ体験を出来た有り難いやつなのだが…


2秒に一回は殺される。


 …鳥だ鳥。最初に戦ったというか酸を飛ばした相手。


5秒で殺された。


 だが、こいつなら何とかなるかもしれない。二回目に殺されたときは6秒だった。確実に伸びてはいる。これなら本当に時間をかければ何とかなるかもしれない。



 ……3時間程戦った結果。殺されることはなくなった。だが、殺せもしない。今の攻撃能力では、酸攻撃も毒攻撃も、傷は付けれるが殺すには至れなかった。麻痺攻撃によって、治りなどを遅くしても、倒しきれない。

 あれ?これ吸血鬼倒せないじゃん…。


 …よし。やめだやめ。【Street Fighter】やろう。


【Street Fighter】へログインすると、少しざわついていた。何かイベントが有るのかと偶々隣にいた人に聞いた所、ランカーさんが降りてきてるらしい。SS以上の人達には勝利数を賭けた戦いが出来るようで、それをSの奴らに持ちかけて勝利数を稼いでいるらしい。


「すげぇなおい」


 そんな事をしてくれてる人がいるとは。しかも、賭ける勝利数は此方が選べる、と。神かな?


「挑む方法はどうするんですか?」

「プレイヤー『シン』に対戦申請をすれば良いんだよ」

「ありがとうございます」


 親切な人に教えてもらった通りに申請を送った所、即承諾された。暇なのかな?


「はじめまして、承諾ありがとうございます。ソウと言います」

「おう。俺がシンだ。賭け数はどうする?因みに、この戦いはS層の全闘技場で見れるから無様な真似はすんなよ?」

「はい。賭け数は3217回でお願いします」

「…まじで言ってんのか?」

「はい」


 うん。俺の勝利数全部だ。6434あればSSには入れそうだから、勝てばもうやる必要は無くなる。と。完璧かな?


「…まあ良い。負けても恨むなよ?」

「そちらこそ」



『1on1』

『シン VS ソウ』

『3…2…1…FIGHT!!!』


 さて…因みに、俺のステ振りはAGI×3だ。やっぱりこれが一番やりやすいよな。


「おいどうした?来ねえのか?」


 で、短剣二本に、縮地、蜃気楼、空歩。色々と俺に適した特殊能力が沢山有って嬉しい。


「…?来ねえならこっちから行くからな」


 その声と共に、シンは縮地を使用して、右手の短剣で切りかかってきた。そう、相手のプレイスタイルは俺と被っちゃってたのだ。


「はいどーん」


 縮地の弱点は、スタート地点からゴール地点までの転移ではないこと、移動中の体勢の変化はPSが必要なこと、ゴール地点をずらすことが出来ないこと。まあ、あげればきりがないが、使いこなせてないなら使うなってことだ。


「なっ!?」

「どうしたの?急に転んじゃったりして」


 勿論、縮地終了地点で足をかけただけだ。途中でやっても良かったのだが、此方の足がもげる可能性も考慮して今の形となった。てか、今のを避けれないとか確実に凛の方が強いな。


「縮地ってさ、視界内の5m以内の地点への瞬間移動じゃん?あれって空中でも適応されるんだよね」


という事で、シンが起き上がったタイミングで背後の空中へと縮地を発動し、剣を投げた。


「はっ!そんなありふれた攻撃が通じるとでも!?」


 勿論、通じるとは思っていない。因みに、彼が話しかけている相手は蜃気楼だったりするのだが、どうせ知らずに死ぬことになる。


『WINNER ソウ』


 やっぱ、縮地と蜃気楼のコンボは最強だな。

一応、やったことを説明すると、縮地で空中に移動して蜃気楼を発動と同時に剣を投擲する。で、その姿勢のまま、足だけを後ろに曲げて空歩を発動する。勿論、シンが体の向きを変えて投擲を対応してるタイミングで上を飛ぶわけだから、上手くやれば気づかれない。で、シンに背中を向けたまま、まるで目の前に敵がいるかのように構えながら、後ろに飛んで首に剣を刺す。楽だね。


 多分、向こうとしては蜃気楼が本物だと思っているだろう。だって、蜃気楼がある位置から投擲された剣は実体有るし、構えてたからか近づいて攻撃してなかったし。


「ありがとうございました」

「……」


 唖然としているが知らない。此方はもうSS層へ転送されるのだ。取り敢えず、快斗に煽りの連絡でも入れとこう。


 …返信が来た。早いな…S層にいるとの事なので、俺もそこへ移動することにした。


「あれ?あっれれー?キッドちゃんはまだS層なのぉー?」

「うぜぇぇぇぇええええ!!!!」

「いや、うん。楽にSSまで上がれてよかったわ。今【Death World Online】でリスキル状態に入ってるからあのソフトで練習しなきゃいけないし」

「俺まだ1500いかないぐらいなんだが?」

「頑張れ〜」

「てか、やっぱお前頭おかしいよ」


 流石にキッドに言われるのは辛いものが有る。俺みたいな一般人をネカマさせるような奴に頭おかしいだなんて言われたくない。


「で、後ろの方々は?」

「お前との対戦希望者だよ」

「…よし、賭け数10以上の者のみ受け付けよう!」

「おい…」



 結論から言おう。すげえ儲かった。大体上位60番になるぐらい儲かった。


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