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キチガイプレイヤーとキチガイゲーム5

 ログアウトした今の時刻は10時前だ。竜を倒すのに4時間ぐらいかかっていたわけだが、バットの強さを考えると早いほうだろう。因みに、俺がチートじゃね?と思っていた強さはそこまで強くないことも判明した。

 元から龍を引いたやつがいたのだ。竜じゃなくて龍。なんか、初期SPが100で中々レベルが上がらないって嘆いてる。因みにレベルアップ時も100ポイント貰えたらしい。意味分からんな。


 取り敢えず、快斗に貰ったソフトを使って、強風時、突風が発生した時、変な飛行物体が有る時など、様々な状況での飛ぶ練習を開始した。



 最初は10秒に1回は確定で死んでいたが、今なら10分は持つようになった。因みに、20時間程やった結果がそれだ。本当に難しすぎる。少し気を緩めるだけで死ねる。

 現実の時間が日付を回ったこともあり、眠ることにした。




※※※※※※※※※※



「おはよぉー」

「寝不足?」

「いや、昨日頭使いすぎた。糖分欲しい」


 研究所にいた時よりはましだが、それでもだいぶやばい。研究所ではシュークリームを食べまくった記憶が有るな。


「朝ごはんあるから食べちゃって。終わったら冷蔵庫にシュークリームあるから」

「おぉー!」


 シュークリームは大好きだ。コンビニとかで売ってるプチシューが凄い好きだったりする。まあ、ケーキ屋さんのやつの方が好きだが。


「【Death World Online】はどんな感じ?」

「鬼畜ゲーにチートの気配を感じた」

「ごめん。伝わらない」

「なんか竜の因子ゲットした」

「使いみちは?」

「今の所分かってない」

「へぇ。あ、そういや私も【Death World Online】始めたけど、だいぶやばいねあれ」


 凛も始めたのか。確かにあれは鬼畜ゲーだからヤバイって言いたくなるのは分かる。


「グラフィックがヤバイよ。敵はそこまで強くないし、操作は簡単だけど」

「は?別ゲーかな?」

「いや、同じでしょ」

「え?だって【Death World Online】って咆哮で吹き飛ばされて死んだり、気づいたら潰れてて死んだりするゲームだろ?」

「…奏が別ゲーやってるのよ…。ネットだと、操作は難しいけど神ゲーって評価されてるのよ?」


 いや、操作難しいんじゃん。やっぱ凛が別ゲーやってるよ。


「種族は?」

「グール」

「クソ」

「は?酷くない?」

「何そんな当たりだしてんだよまじで!俺の知り合いもゾンビ引いてんだよ」

「あ、その人知ってるかも」

「なんて?」

「だから、知ってるかもって。一回プレイヤーを殺しちゃったんだよね。それから視線を偶に感じるようになった」


 あ、快斗だわ。うん。色々と完璧に快斗だわ。


「あー、うん。そいつ殺しまくっていいよ」

「なんで?」

「俺に四足獣のゲーム紹介した人。ネカマをすることになった原因」

「あー理解。リスキルしとく」

「ゲーム止めない程度にね…」

「うん」


 取り敢えず、冷蔵庫にあったプチシューを食べてから【Street Fighter】で勝ち続け、【Death World Online】にログイン可能となったら速攻でそちらに戻った。


 昨日練習して本当に思ったのが、盲目状態邪魔過ぎる。これを解除する方法を今回は全力で探すことにした。と言っても、目が見えないので取り敢えず飛び回るしか無いのだが。

 3時間程あても無く彷徨っていたら、音感知で得られる情報がだいぶ変わった。木が消えたのだ。代わりに壁?というか建物らしき物が発生し、


「問おう。汝意思有りし者か。何故に吸血鬼の古巣へと参った」


 突然人型の生命体が発生した。これ負けイベントじゃね?どうやっても唐突に発生するような吸血鬼に勝てる気がしない。


「ふむ。ここが何処か知らぬ者か。死ぬが良い」


====================

死亡しました。

使用可能となるのは12時間後です。

====================


 ・・・・・。


クソゲー。


「萎えた。何やろ…」


 【Street Fighter】でも良いのだが、あれはあれでヌルゲー過ぎるし、面白みがない。

取り敢えず、快斗に連絡を入れた所、暇では有るが、今【Street Fighter】中だから遊ぶのならそれで。だそうだ。因みに、ゲーム中でもメールは見ることは出来る。俺がいつも通知オフにしてるだけなのだが…仕方ない。俺も【Street Fighter】をやろう。



 昼になった。流石に3000辺りまでくれば、多少は初撃を対応してくれる人達がいるようで、それなりに楽しむことが出来た。


「凛ー。調子どう?」

「ハイグールに進化した。長かった…。レベル20も必要なんだよ?」

「たった20?俺合計で40は上がってるんだけど…」

「どんなレベリング法よ…」

「吸血」

「あー。私も喰肉っていうの有るけど、周りにゾンビしかいないから食べる気にはならないのよね」

「移動しろや」


 喰肉とか、俺の吸血よりもよっぽどグロそうなスキルだな…。


「いや、不死者が地下空間から出ても大丈夫なのかっていう疑問が」

「太陽ねぇから大丈夫だろ」

「あ、そう?じゃあ出るわ。因みに奏はどんな感じ?」

「今ほぼほぼ詰んでる」

「なんで?」

「リス地って死んだ場所じゃん?」

「ええ」

「リス地に守護者みたいのがいるから、多分リスキルされる」


 いや、まじであれはそんな気がする。割とガチで詰み状況なのだ。吸血鬼達がいるらしいので、俺の進化先としては十分有り得そうな種族なのだが、対話すら出来ない。


「えぇ…」

「取り敢えず、PSを上げてある程度は戦えるようにしないと」

「頑張って…」

「ああ…」


 取り敢えず、快斗に貰ったソフトを使って吸血鬼と戦う練習を開始した。

どうやら、一度会った敵とは戦えるみたいなので、吸血鬼と戦い続けることにしたが、1秒に一回は殺される。

 本当にまじで意味がわからない。


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