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試しに
そうだな。君は人を嫌いになったことはあるかい?大丈夫、誰にも言わないし、そもそも言えない。ここは小説の世界だ。誰にも気を使う必要は無いんだぜ?
「・・・・・・。」
そうかい、それは「普通」だな。ツマンナイなぁ。いや、興ざめだ。実に。君にはがっかりしたよ。
えっ?何も言ってないって?分かってるよ。そんな事は。言っただろ。ここは俺の小説なんだ。いわば俺の世界だ。読んでいる君がどう思い、このページを開いてるかなんてそもそも考えてないんだよ。分かる?
そもそも、書いてる側と読み手がリアルタイムで交流出来るわけないじゃん。
失礼。ちょっと言い過ぎた。僕の悪い癖だ。申し訳ない。
けど、こういうことなんだ。少し分かってきたかな。
話しを戻そう。何でそんな事聞いたかって言うと僕が、このセリフを言いたかっただけなんだ。言わば、フリだ。
僕はね。人を嫌いになった事がないんだ。残念な事に。
な?読んでてイライラしてくるだろ。だから言ったんだ。止めとけって。
はい、終わり。
次、会うことがない事を祈って、さようなら。
勉強しろよ。