表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/13

で、最初に戻るという訳。

〜十分後〜


少し歩くと、あの男が言っていた通り馬鹿でかい洞穴があった。

中で動く気配はないから、多分中に敵はいないだろう。見張りも残さないとか、馬鹿なの?あ、馬鹿なんだった。


洞穴の中に入って女性達を探していると、壁に不自然に取り付けられた扉を発見。


…タンスと扉は開けるべきよね‼︎


「うわぁお…」

「きゃあ〜!きあきあ‼︎」


なんと、中には床から天井まで埋め尽くす量の金銀財宝が‼︎

あまりの光景にフィオと二人呆気に取られたのも束の間、取り敢えず今は女性達を救出する事が最優先ということで、扉を閉めて更に奥に進む。


「あ、いた!大丈夫ですか?私達は悪いものではありません。あなたがたを助けに来ました。もう大丈夫ですよ」


これまたあの男が言っていた通り、女性達は縄で縛られ転がされていた。

急いで縄を解き、怪我の有無も確認したけれど、誰一人怪我も病気もしてないみたいで一安心。


「あ、あなたは?あの賊達はどうしたんですか?」

「大丈夫。全員倒して来ました。さぁ、逃げましょう」


今度は女性達を連れて元来た道を戻って行く。するとさ小さな檻が二つ壁際に置かれていることに気がついた。最初通った時は、女性達を見つける事に気を取られていたから分からなかった。


「ん?なにこれ子猫?可哀想に…。あなた達も連れ出してあげるからね」


鍵を水鉄砲のような魔法で壊すと、中からぐったりしている子猫っぽい何かを見つけた。置いていくのは後味が悪いから取り敢えず両腕に抱え、今度こそ洞穴から脱出する。

あ、勿論迷惑料として財宝は持てるだけ貰って来たわよ。女性達もホクホク顔でそれぞれ財宝を持ってるし、いや〜女性って本当に強いわね。


その後、女性達を連れ箱馬車と盗賊集団がいる場所に戻ると、気絶している御者も一緒に馬車に乗せ、ローザの街に向かう。盗賊集団を乗せる空きはないから、奴らは放置。

で、ローザの街の門で事情を話して盗賊集団を迎えに行って貰い、私達は街の宿で部屋を取り、一息ついく。


「あ〜やっと終わった…。つ、疲れた〜!」

「きゃあ〜♪にゃんにゃ!」

「あ痛たた!や、やめろ手を離せ‼︎」


で、最初に戻るという訳。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ