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プロローグ

いきなりエロスと血の展開ですが、この程度なら指定をかけることも無いと考えてます。(市販されているのでもろエロいのあるし)

抵抗あると思う方は、回れ右してお帰りになったほうがいいかも。


「……あ、ん。はっ、ふう、ふあ、ああ、ああああっ……」

 闇の中に、雪のような白い肢体が浮ぶ。金糸のような髪が、女の動きに合わせて揺れた。

「はぅ、あっ、ああっ、イイッ、ああっ、お、美味しいわっ、あなた」

 男の上に乗った女の腰が跳ねる。

「た、助け、て…くれ」

 男が途切れ途切れに言った。女が妖艶に目を細め、笑みを浮かべた。

「だ、駄目よ。あ、あう、私を、満足させるまで、許してあげない」

 女は男の手をとって、釣鐘型の豊満な胸に、あてがう。

「ほら、は、早く私を満足させないと、あっ、ふう、向こうで転がっている、お友達のようになるわよ」

 女が金色の瞳で、男の顔を覗き込む。

「もう…… 勘弁、して……」

 女の動きが止まった。

「そう、それじゃあ、他の事で満足させてもらおうかしら」

 女は口を開いて牙を剥き、男の喉に突き立て、かみ破った。男の身体がびくんと、痙攣して鮮血が噴き出す。女は白い肌をその美しい顔を鮮血で染め、恍惚の表情を浮かべた。




「田坂警部補。病院に搬送した被害者が死亡しました」

 殺人事件のあった現場に、若い刑事が飛び込んで込んできた。部屋の中には男の死体が転がっており、血臭が充満している。

「被害者は二人か。佐藤、死因は?」

「不明です。医者の話では衰弱の為ではないかと…… 詳しい事は、検死が済んでからでないとわかりません」

 田坂は、ため息をついた。

「佐藤。血の量が少ない気がしないか?傷口も牙で噛み破ったみたいだ」

「血を吸ったのですかね?もしそうなら、我々では……」

 佐藤は顔を青くした、普通の人間では、Dクラスのモンスターでもかなわない。田坂は、手袋を外しながら部屋の外に出た。

「もうすぐ、ハンターが来る。それまで聞き込みだ」

 田坂は、佐藤に一枚の写真を渡す。荒い画像の写真だ。おそらく防犯カメラの映像をコピーしたのだろう。

「金髪の女ですね。もしかしてこの人が」

「ああ、被害者と一緒に、部屋に入った女性だ」

「この写真から、捜すとなると骨ですね」

「それでも、捜すんだよ」

 田坂は、煙草に火をつけ、紫煙をくぐらせる。

「佐藤、行くぞ。さっさとしろ」

 田坂は、不機嫌そうな顔で歩き出した。


エロというほどでもありませんが、その手の描写がはいりました。ヴァンパイアモノはこの程度のエロスがないと(笑


後半に残酷な描写が出てくる予定ですが、ソフトな描写に落ち着くと思います。

そのときには前書きで警告出します。

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