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お花畑へ


 ステラは花畑に着きますと、咲き乱れる美しい花たちに少々見とれながらも、しかしお母さんの病気を治すために四葉のクローバーを探し始めました。そんなステラのために、ペガサスも一緒に探します。

 するとその時、ステラの目に何かが輝いているのが見えました。近づいてみると、それはステラの小さな手に収まりきらないほどの大きな四つ葉のクローバーでした。

 「やったわっ!みつけたわっ!」

 ステラがそう言って喜んでいると、そこにペガサスもやってきて一緒になって喜びます。 「願いことを言ってごらんよ」

 その時、ペガサスがステラにそう言いました。ステラはそれを聞くと、嬉しそうに頷きました。そして、気持ちを落ち着かせてから、祈りのポーズをとって口を開きます。

 「四つ葉のクローバーさん、お願いっ。私のお母さんの病気を治して」

 ステラがそう言うと、その時、四つ葉のクローバーがぽうっと強く光りました。

 すると、ステラの頭の中に声が響いてきました。

 「あなたの願い事、きっと叶えてみせましょう」

 その声が聞こえると、その時四つ葉のクローバーは突然消えてしまいました。


 ペガサスに連れて行って貰い、ステラは無事に家へと着きました。ペガサスにお礼を言うと、ステラは家へと入っていきました。

 「ただいまっ、お母さん!」

 ステラがそう言って入っていきますと、お母さんが目の前に立っていました。顔を見ると、どうやら怒っているようです。

 「ステラっ!一人でどこいっていたのっ!?全く、危ないでしょっ!」

 「ご、ごめんなさい。お母さん」

 ステラはお母さんに怒られてしょんぼりとしました。しかし、そんなステラを見て、お母さんはステラを抱きしめます。

 「でも、ステラのおかげで病気が治ったわ。ありがとう、ステラ」

 お母さんはそう言って涙を流しました。そんなお母さんを見て、ステラも涙を流します。 「病気治ったのねっ!よかった、よかった・・・・・・」

 お母さんの病気はすっかり治っていました。

 それからというもの、ステラとお母さんは仲良く元気に森の中で暮らしていきました。

 

 おしまい。 

 


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