彼女と病気〜最終話〜
彼女の病気は
日に日に悪化していった。
彼女が毎日言っていた事それは
「来年まで生きれたら貴方と綺麗な桜が見たい」と毎日のように言っていた
毎日言われる度に
俺はこう言った
「大丈夫。来年桜見ような」と・・・。
見れるはずが無いのに
言ってしまった。
そして中学2の冬彼女が死ぬ一週間前の事
彼女の病院へいつも通り言ったら、彼女がこんな事を泣きながら言っていた
「なんで病気にかかるのが私なの?幸せ過ぎたから罰を下したのかな?」
俺は、何も言い返せなかった俺も同じ気持ちだから
「しょうがないだろ」なんて言えない
その日から
俺達は喋る回数が減ってきてしまった・・。
そして一週間後
いつも通りに彼女の所へ行こうと思った時
携帯に一本の電話が来た。
彼女の母
「佐々木さんですよね?」
俺
「はい。佐々木ですが」
母
「理恵の母ですが、
理恵が・・・・。」
それからの言葉は
覚えたくない言葉ばかりだったから覚えていない。
その電話を切った後
走って病院へ行った
そこには、ベットの上で苦しんでいる彼女の姿だった・・・。
そして2時間後
彼女の部屋から医者が出てきた
「20時30分・・・。」
最後まで聞かず
急いで彼女の病室へ行った
俺は病室へ
入るなり彼女を揺すった
「なー。理恵起きろよ
俺と来年桜見るんだろ
早く起きろよ。
お願いだから起きてくれよ」
なんども言ったが
起きてくれない
「ったく理恵は寝起きが悪いなー」
俺は泣きながら強く揺さぶった
その後春になり
彼女の骨を桜の前に
かけた。
こう言いながら
「なー。理恵
この桜見えるか?
すごい綺麗だろ?」
俺は、後ろに彼女が居る感じがして涙が出てきてしまった
俺は今白血病の治療方法を探している
この世には、俺みたいに白血病で恋人を無くす人が多いから
一組でも多く俺みたいな思いをさせたくないから・・・。
同じ思いの人の担当になると毎回この言葉を
病人に言う
「なんで神様は
君を選んだのだろうか」と
短い小説ですが、読んでくださって有難う御座いました。次も必ず書きますので良ければ読んでください