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2話:天使勇者、召喚される。

「わあああああああ!!」


 俺は今落下しています。なぜなら神様に落とされたから。


「わああああああ・・・って翼で飛べばいいじゃん。ええっとこうか?・・・おっ」

 

 神様にもらった翼を頑張って開き飛ぶ。(何故すぐに飛べるかと言うと、翼をもらった時点で身体が動かし方を理解したので)そのまま空中で一時停止して下を見ると、人がたくさんいて、魔法陣があった。

ちなみに地面まで一キロぐらいあったが、さすが世界と契約した身体。はっきりと見えるぐらい視力が上がっていた。


「きっとあれが勇者召喚の魔法陣だよな・・・降りるか。」


 翼で速度を殺しながらゆっくり魔法陣の上に降り立つと近くにいた、王冠?のようなものをかぶったおっさんが話しかけてきた。


「▲♯;vqwhy□Ωα!!」


 ・・・何を言っているのかわからない。言葉が通じないのだ。俺はおっさんに待ったを掛け、物を創造する能力を使って青い狸が持っている四次元ポケットを造る。・・・そして・・・


「翻訳こんにゃくーーー!!!!もぐもぐ・・・もう一回よろ。」


これで言葉がわかるはず。完全記憶能力も発動させておこう。


「さすが勇者様!!こちらの言葉がすぐにわかるとは!!私はこのダルメシア王国の国王です。私があなたを呼んだのです。

「で?俺は何をすれば?」

「おお、そのような可憐な御姿で男言葉とは「うっさいダマレ」・・・すみません。してほしいこととは

魔王にさらわれた娘を助けてほしいのです。」

「わかった。報酬は?」

「何を御望みで?」

「そうだな・・・。服を何着かと十分な金、それから身分を証明できるもの、これでいい。」

「そ、それだけでいいのですか?」

「ああ。足らんと思うなら金を増やせ。あ、あと準備とかするから宿もよろしく。」

「わかりました。それで宿のほうですが王宮にいらっしゃってください。」

「いいのか?」

「そもそもここは王宮です。」


 王宮で召喚なんかやっちゃダメだろ!!







 翌日。俺は王様にもらったものを、アカシックレコードで知った空間魔法を使って造った亜空間にいれて王宮を出た。

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