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目標1「状況の確認」

「…にし…いな、……は!」

「あなた、……出したら……ちゃうわよ?」

「おう、すまんすまん」

「もう、親バカなんだから…可愛いのは私も同意だけどね」


…ここは…転生先か?なんか声も聞こえるな…親か?…ううん、なんか眠いな…いや、とりあえず状況の確認をしたい。目を開けよう。


そう思い目を開けて見ると、目の前にはすごいイケメンなおそらく20代後半ほどの年齢であろう金髪の男がいた。状況的にこいつは父親、もしくは親と親密な関係にある誰かか?さっきの声の一つはこいつだな。もう一つは…俺を抱き抱えてるやつか?


「ほら、起きちゃったじゃないの」

「す、すまん…今度からはあまり大声出さないようにするよ」

「もう、仕方がない人なんだから…。ほらアーティちゃん、お母さんですよ~」


そう言って俺を覗き込んできたのは俺を抱き抱えてる推定母親…いや、お母さんっつってたし流石に母親か。というかこの人もだいぶ美人だな…。年は…20代前半ってとこか。こっちは銀髪だな…、流石異世界と言うべきか、色んな髪色がありそうだな。んで、俺の名前はアーティか。すごい女の子っぽい名前だが、まさか女に転生したのか…?


「にしても本当にうちの娘は可愛いな。お前に似て美人になりそうだなぁ」

「あなた、それ何回言うのよ…。しつこいとアーティに嫌われちゃうわよ?」

「うおお!やめてくれ、娘に嫌われたらと考えるだけで恐怖で死にそうになる!」

「全く、伝説の大魔導士もこれじゃ形無しね…」


速報、俺氏、女確定。

…マジかー。TSしたんか…これ恋愛相手とか誰になるんだ?流石に男は嫌だが…って、今はそんなこと考えても仕方ないか。それよりも母親の伝説の大魔導士発言が気になるな。俺の父親、そんなすごいやつなの?聞いてる感じただの親バカっぽいけど…。まあでも本当に伝説の大魔導士なら利用できるな。魔法を教えてもらえれば生きれる確率が高まる。親ガチャは成功っぽいな。


「だってうちの娘たちは世界一可愛いのだからしょうがないじゃないか」

「…あなたさっきから同じことしか言ってないわよ」

「なあ、最近お前私に辛辣じゃないか?」

「アリアスとアーティの教育に悪いもの。近づけさせないわよ?」

「おいおいやめてくれよ!娘二人に近づけないなんて絶対に嫌だ!」

「…冗談だけど、その調子だとほんとにそうなるわよ?」

「…自重します」


お、俺にはアリアスっていう姉か弟か兄か知らないが兄弟姉妹がいるのか。名前的には姉か妹っぽいな。よし、ここら辺で情報を整理するか。


・俺の名前はアーティで女

・俺にはアリアスという姉か妹っぽいやつがいる

・俺の父親は伝説の大魔導士で親バカ

・両親の仲は良さそう…良さそう?


ってとこか。さて、次はステータスのチェックだな。3,4つ目のユニークスキルがどんなのか気になるし。よし…それじゃ


ぶべいばびゅ(ステータス)


【名前】アーティ・エリアス

【種族】人間

【職業】未定

【レベル】1

【HP】100/100

【MP】100/100

【STR】0

【VIT】0

【INT】0

【MND】0

【DEX】0

【CHR】0


固有能力

【不老】【ステータス振り】【無口】【無表情】


能力

【病気無効】【ポーカーフェイスLv,1】


称号

【不老の支配者】【ステータスの支配者】【静寂の支配者】


【BP】150

【SP】0


【無口】→無口であればあるほど一番高いステータスが上がる。上がり幅は一番高いステータスの値に依存する。ユニークスキル【無表情】を持っていると称号【静寂の支配者】を獲得する

【無表情】→無表情であればあるほど一番高いステータスが上がる。上がり幅は一番高いステータスに依存する。ユニークスキル【無口】を持っていると称号【静寂の支配者】を獲得する


【静寂の支配者】→静寂を理解した者に与えられる称号。スキル【ポーカーフェイスLv,1】を獲得する


【ポーカーフェイス】→動揺が小さくなる。また、無口無表情になりやすくなる


…俺、静寂を理解とかしてないんだが。確かに生前から無口無表情と言われてはいたが、性分のようなものだぞ。これを誰が与えているか知らんが、たぶん与えている奴は相当適当だな。まあ、スキルをもらえる分にはうれしいからいいが。


さてさて、今までのことをまとめる限り多分俺は魔法使いになるのがいいな。ステータスはINT多めでAGIにもちょっと振る感じでいいだろう。親が伝説の大魔導士だし、無口無表情も魔法とは相性が良い…いや、どうせ戦士になるにしろ暗殺者になるにしろ一点突破型にするつもりだったしそこまで関係ないか。まあとにかく俺は魔法使いになって強くなることにしよう。ステータスは…INTに120、AGIに30振るか。よし、これでいいな。さて、じゃあ寝るか…。普通に眠いし。赤ちゃんってこんな気持ちなんだな…。


《初期ステータス値の分配完了を確認。才能値の振り分けを開始…完了しました。続いて■■■■■の計測を開始…計測完了。計測結果…不明。再度計測を開始…計測完了。計測結果…不明。対象がイレギュラーであることを確認。対象を特別監察対象に制定。これにて初期計測を終了します。》


目標1「状況の確認」 達成

幼少期を長くするとグダグダになる上につまらなくなるのでここからは重要なことがあるまでは日記形式で行きます。

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