四話
そうしてクソみたいな日々が続いていくと思っていたが、ある日突然一人のクラスメイトの女の子によって一変した。
そのクラスメイトは黒髪を腰ぐらいまで伸ばし、しっかりケアいているのが一目見れば分かるほど綺麗で容姿は学年で一番ではないかと思うほど整っていた。
今まで腫物を扱うように避けて来られたがそのクラスメイト大崎 美紅大崎 美紅は昼休み普通に話しかけてきたのだ。
この高校に入ってこんなことはなっかたので少し動揺してしまったが美紅は俺が動揺してるのを気にせずグイグイ俺に詰め寄っていろんな質問をしてきた。
最初はまた如月達が何か仕掛けてきたのかと思ったが、俺たちの様子を見て異様に睨めつけてきていたのですぐに関係ないことが分かった。
そんなことがあっても放課後はいつも道りなんだろうなりと思っていたがいつもの時間になっても如月達は現れずそのまま帰ることができた。
だが、帰ろうと学校の校門に行くと
「来るの遅いよ秀くん一緒に帰ろ?」
そこには今日初めて話した大崎 美紅がいた。
「なんで大崎さんがいるの?」
「なんでってさっき言ったように秀くんと一緒に帰るためだけど」と言うと小首を傾げた。
その姿に少しドキッとしてしまうが今はドキッとしてる場合ではない。
「なんで大崎さんは俺のことなんて気にかけてくれるの?俺と関わってもいいことないのに。」
今日ずっと疑問に思っていたことを聞く
「私ね、虐めがこの世で一番嫌いなのそれなのに今まで無視しててごめんね?私が弱いばっかりに、でも私決心ついたから」
真剣な顔で伝えてくる彼女は少し悲しげだった。
その後は何気もない話で盛り上がり途中で彼女の家があったのでそこで別れ家に帰った。
これからあんな事が起きるとも知らず、今日は高校入学してから一番幸せな日だったと考えながら眠りについた。
ご拝読ありがとうございます!!