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二話

次の日、朝の目覚めは最悪だった。




だが、渋々所々痛む体に鞭を打ちながらが起き上がって、そのまま準備をして学校に向かった。






 そして、いつも通り学校に着き普通に授業を受け放課後になる。



今日は約束の金を持っていく日だったので金を持っていくと


「おぉ、ホントに持ってきた。やるね〜明日からもよろしくね」





 そしてこの日から、1回吸った甘い蜜を逃すはずもなく日に日に請求額は増えていき、金を持っていった日でもボコボコに殴られるようになっていった。



 ボコボコに殴られ汚れた服のまま家に帰りインスタント食品を準備して一人で食べる。




そんな日々が続いていき1カ月がたった頃ぐらいに突然SNSのフォローがクラスメイトから来て、こんな事はこの高校に入学して以来初めてだったので少し気分が上がり開いてみるとそこには、先日ボコボコにされパンイチにされた時の俺の写真が投稿されていた。







もはや笑うことしか出来ない





悔しがることも、


怒りも、


羞恥心も通り越してただただ大粒の涙を零しながら笑う。




しかし、俺がどんなに絶望しようが世界は通常に回っていき次の日を迎える。



学校を休むことも出来たが将来のことや、学校に行かなくなるということはあいつらに負けたことになる気がするのでそれだけは、そのことだけは許せなかった。




そう心に誓って学校に行くが放課後になるおイジメてるやつらは「お前死ねよ、もう生きてる価値ないだろゴミが。」と吐き捨てるように言った。




それを聞いて俺は黙ることしか出来ない。




それにまたムカついたのか溝落ちを殴られる。




そこで俺は、回答のない問題を心の中で問う




 こんな幼稚でしょうもないことしてるお前らになんの価値があるんだ?




 

 

 人を殴り痛めつけ笑いものにしているお前らになんの価値があるんだ?



こんなことして悦に浸っているお前らに生きてる価値はあるのか?

と心の中だけでずっと

何度も

何度も

何度も

何度も

何度も

何度も

何度も問い続ける。



しかし、当然答えてくれるものはいない。




 そして、そんなことを考えていると如月たちは飽きたのか歩いて去って行く。


 ようやく去って行った如月達を見ながら泣くな泣くな泣くなと心で唱えながら俺もゆっくりと家に帰っていく。

 


ご拝読ありがとうございました。

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