一話
未熟なのでやさしい目で読んでください!
この世は不条理であり残酷であり醜い。
この思考になってしまったのは、幼いころからの積み重ねと高校に通い始めて2カ月がたった頃ぐらいに起き始めた事でそういう考えに至った。
こんな考えに至るにはそれなりの理由があると思う。
もちろん俺にも理由があった、いろいろ理由があるがその中でも一番苦しく一番分かりやすい理由は学生の頃では誰しも耳にしたり目撃したりする‘虐め’だ。
高校に上がりたての頃
「おまえさぁ、さっきからチラチラこっち睨んできてんじゃねーぞ!!」
凄みながら目をぎらつかせアホみたいに怒鳴ってくる。
虐めの標的とは、何か出来事があったり何かしたりしてされるケースがあるが大体は気まぐれで決まったり容姿によって決まったりすることが多かったりする中、俺の場合は前者だった。
クラスの中心人物である如月 深の気まぐれにより入学して間もなくある日突然俺、日暮 秀は虐めの標的になってしまったのだ。
最初はありがちなクラス全体による無視が始まる。
俺は高校を、通っていた中学の近くではなく少し離れたところに決めたので当然バカみたいな話で盛り上がる友人もいなければ、普通に話せる人までまだできていなかった。
無視ぐらいであればほとぼりが冷めればだんだんと緩和していき、やがて普通に話せるようになっていくと思っていたのだが、そう簡単にはいかなっかった。
如月はクラス全体で無視するという幼稚なことに飽き、数日たってからお金を要求するようになったのだ。
「おい、お前金持ってる?俺たちさぁすこーし金使い過ぎて金ないんだわ。だからさぁ、明日までに5万もってこれるよね?」と下卑た笑いをする。
俺の親は大企業の社長だったので金には問題はなかったが、こういう連中は一度言うことを聞いてしまうと歯止めが利かなくなるので少し睨むと余計に悪化した。
「なんだその目」
集団で顔以外を狙い教師や周りにバレないようにしながら袋叩きにされる。
まさか本当に殴られると思ってなかったのでガードもできずに後ろに飛ばされ殴られた腹をおさえながら丸まったところをまた蹴られる。
「明日必ず持って来いよ~持ってこないともっとひどい目に合うかもよ」
如月は飽きたのかそう言いながら仲間たちと笑いながら去って行った。
何もやり返すことができなかった悔しさと、なんで俺が?という怒りの感情が渦巻く
だが俺にあんな大人数に仕返しすることも歯向かう力もないのでゆっくりと立ち上がり服に付いた砂埃を払って帰宅することにした。
心身共に疲れ果て、近所ではひときわ際立つ高層マンションの最上階近い階層にある家に帰ると自分で鍵を開けるといつものように部屋はと暗いままでどこも灯りはついていなかった。
暗いままの部屋を見渡し少し溜息を吐く、溜息を吐いたところでどうしようもないのだがどうしてもも吐いてしまうほどにはもう、心は一杯一杯だった。
まぁ嘆いても仕方ないので、いつもどうりのこと夜ご飯など用意されているわけもなく自分でお湯を入れ3分たてば作れる最高の商品を分厚いガラスで作られた、いくらするか分からないような大きなリビングテーブルに置き3分待って一人で食事を済ます。
そして今日は、相当疲れていたのでサッと風呂に入りあがるとそのままベッドに行くとすぐ寝てしまった。
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