3話 パーティーの誘いと3層目
地震が起きて翌日の朝
朝ごはんを食べていると
幼馴染の陽奈が家に上がってきた
「きゃあー、あなた誰?」
「おいおい、幼馴染の顔も忘れてしまったのか?」
「もしかして翔?なんで髪が白くなって
目が赤くなってるのよ」
「ストレスで変化しただけだ」
「それで昨日、どこいってたの?」
「ダンジョンだけど」
「そう、なら私もいく。
昨日見ちゃったんだよねー。
翔がダンジョンに入っていくところ」
「うっ、そうか。それで陽奈は
戦闘スキルもらったのか?」
「なんだと思う?」
「陽奈は、剣道やってるし、剣士なんじゃない?」
「惜しいですがハズレでーす。
答えは、剣聖でしたー」
「すごいじゃん、じゃあ1人でも大丈夫だな
竹刀とリュックを持っていけば
なんとかなるよ。頑張れ」
「一緒に行かないの?」
「俺は先に進みたいし、一層目の入り口付近なら
小学生でも大丈夫だろ」
「わかりました、1人でいきます」
そう言って陽奈は家を出て行った
俺のスキルを聞く事なくな
1人の方が戦いやすいし、やりやすい
朝ごはんも食べ終わったのでリュックを背負い
ダンジョンの3層目に行った
この階層も草原だった
森とか洞窟とかあってもええと思うんだけどなー
ここも恒例の地震で1発
レベルアップが上がりすぎたのかレベルアップに
伴う痛みが少なかった
そしてだるさも少ない
MPみたいなものが上がってるのだと思う
移動はベク変なので足は疲れない
この階層も空を飛んでいるモンスターはいなかった
ドロップアイテムは魚の切り身とキノコと
水色のポーションだった
魚は鮭としめじを拾って密封できる袋に入れた
水色のポーションを飲んでみると、
体が軽くなったような感じだ
移動してみるとスピードが上がる
ポーションだとわかった
リュックに入れるスペースはないので
なぜなら家に回復ポーションを持って帰って
冷蔵庫で冷やしたものを保冷袋に
入れて持ってきたからである
奥に進むと階段とその手前に
ドロップアイテムが落ちていた
黒いローブが落ちていた
着る物なので俺はローブを拾い着て脱いだ
呪いのある物でなくてよかった
まだダンジョンが出来て1日半なので
なんの整備もされてない
色も黒なので着やすいし、
フードがあるので使いやすい
何の効果が付いているかはわからなかったので
4層目にいく階段をおりていき、突入していく