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シーク・セルフ・オンライン  作者: 士月十旭
14/18

パーティー戦?

昨日に引き続き今朝の朝食も一人分多くつくらされていた。


パンを取り出すと、昨日のパサつきを思い出したのかユヅが顔をしかめた。

このまま出せば理不尽な文句をつけられかねない様子に仕方なく手を加えることにする。

少し厚めに切ったパンを牛乳と卵を混ぜて溶いた液にたっぷりと浸す。色がつくほど染み込ませたらフライパンにバターをひいて丁寧に焼く。

表面が焼け、ほんのり甘い匂いが漂うころには、ユヅの()は輝きこちらを窺いながらソワソワしだした。


焼き上がったパンを食べやすいサイズにカットして砂糖をまぶす。

昨日もらったオランジェとレモネを絞りミックスジュースをつくる。

あと、サラダやヨーグルトがあれば立派な朝食だが今日はフレンチトーストだけで我慢してもらおう。


静かに待つユヅの分と自分のとまとめて運ぶ先のテーブルに、見知った顔とはじめましてとで合わせて3人待ち人が増えていた。

いつ来た。

何か作業をしているときはソレしか見えなくなってしまう俺だけど、侵入者に気づかないとは。

今後の防犯対策について一度じっくり練ろう。

しかしこの部屋のテーブルが6人用でよかった。じゃなかったら俺だけ立食になる。


「おっ、タタ久しぶり」

「よっ、タタ昨日ぶり」


佇む俺に気づいた幼なじみと弟が寄越した軽いあいさつを含めて存在を除外し、ユヅの隣で居心地悪そうに座らされてる少女を見る。

ユヅとある意味対照的な出で立ち。

金の瞳に、淡く柔らかい緑色の髪は短く整えられていた。


「あの、すみません勝手に。わたし一人ではこの人たち相手に抵抗仕切れなくて。わたし、ユヅの友人やってますリョーカといいます。よろしくお願いします」


いい子だ。

最低限の礼儀を忘れない。この中で一番大人かもしれない。

あいさつを返そうと俺が口を開く前に空気を読まないユヅが声を上げる。


「あいさつは後でいいよ。そんなことより早く食べたい。さっきからおいしそうな匂いがしてて我慢も限界だよぅ」

「何言ってんの!あんたが勝手にお兄さんの断りもなくわたしたちを部屋へ招くからでしょうが。身内を理由にわたしが許すと思ったら大間違いよ。朝食を強請る前にやることがあるわよね。わかった?わかったら返事!」

「ッ!?ふぁい!」

「ユヅ?」


あいさつを諦めて先にユヅをエサで黙らせよう。

そう思い一歩踏み出す俺はまた出鼻をくじかれる。常識人のリョーカによって。

慣れた様子でユヅに説教をするリョーカは、恐怖からかうまく返事を返せなかったユヅを一瞥する。

向けられる笑顔の()だけが笑ってない。


「はい!タタ兄に黙ってリョーカとツキ兄たちを部屋に入れてゴメンナサイ。許してくれるなら朝食が食べたいです!」


片手を挙げ元気よく返事をし直すユヅ。

アカツキたちの侵入には手引きがあったことを内通者であるユヅ本人の口から自供された。

リョーカの剣幕の凄さに共犯だろうアカツキとキョウ、それに被害者側である俺まで動きを止めピンと背筋を伸ばしてしまう。


「二度目がないようにわたしも見張ってますので」


許してやって下さい。というリョーカの声からは厳しさが消え柔和なものになっていた。

完全にユヅの保護者だ。

本来なら俺たちがすべきことを代わりにしてくれている。

ユヅの我がままに対し俺は諦め、アカツキは諌めるどころか便乗しまう。今回のように。


レンジと同様にリョーカも日々苦労させてるのだろう。

身体の緊張がほぐれてきた俺はリョーカとユヅの前へ持っていた朝食を置き、ユヅの方の皿から一切れもらう。


「ユヅをよろしく」

「え?」

「よかったねリョーちゃん。タタ兄の料理は絶品だよ」


リョーカに怒られて反省してるのか量を減らされたことに不平不満を口にしないユヅが珍しかった。

「いただきます」と手を合わせ食べ出す俺とユヅに置いてかれ、いまだ手をつけていいのか困惑しているリョーカ。

現状口が塞がり喋れない俺は皿を押しやるかたちで促す。


「いただきます。……おいしい!」


一度口にしてからは早かった。

さっきまで遠慮してたのが嘘のように夢中で食べ進める。

ユヅとリョーカが絶賛し、徐々に皿の上から消えていくフレンチトーストに耐えかねたアカツキとキョウがガバッと頭を下げる。


「ゴメンナサイお兄ちゃん。もう勝手に侵入しないから俺にも作ってください」

「タタくん、二人を止めなかった俺も悪かったです。反省してます。俺も食べたさせて欲しいです」


きもちわるい。

普段しない呼び方も。聞き慣れない言葉づかいも。

アカツキは拝むように、キョウは祈るように手を合わせ上目づかいで訴えてくるその顔はとてもかわいいとは思えない。

これ以上目に入れたくなくて、行儀が悪いが残りを口に押し込み席を立つ。


残りの材料では一枚しか焼けないがいいだろう。

文句を言える立場にない二人だ。


焼いたフレンチトーストを半分にずつにカットし、一枚の皿に盛る。

仕方なく新たに絞ったミックスジュースも一緒に用意してテーブルへ戻る。



トントン、トンッ。


まずジュースをそれぞれに配る。そして二人が座る席の中間らへんへ皿を置いた。

瞬間。テーブルの上には皿だけが鎮座していた。


「うまっ!もとがいつものパサつくパンなのに」

「これはまずいな。他のじゃ物足りなくなる」

「アンリかレンジに頼むか」

「そうだな。ということで後でレシピを頼む」


レシピを渡すくらい構わないがどこまでも他力本願な二人に呆れる。しかし、今後もたかられては迷惑なのでアンリとレンジには犠牲になって頑張ってもらいたい。



騒がしい朝食を終え、今回のレシピをキョウとリョーカに渡しながら訪問の理由を訊ねる。


「リョーちゃんも同じことで悩んでたから今日誘ったんだ」

「わたし、白鷺の獣人なんです。だからユヅのついでにお願いしたくて」


妹組は問題ない。当初の目的の延長だ。

しかし、鳥系の獣人は腕が翼にはならず、背に生えるのか。

翼を出したときに武器を扱えなくて不遇種族になることを防ぐためかな。

自己完結させて、今日会う予定のなかった弟組の訪問への理由を訊ねた。


「タタのことだから早速今日、森の奥に行くんだろう?」

「面白そうだから同行しようってなってな」


冷やかしか暇つぶしか。悪びれた様子のない二人に呆れる。

アカツキの言う通り森には行くつもりではあった。この際いい労働力になってもらおう。


それぞれの目的がわかったところでリメイクしたい服の希望をユヅとリョーカに確認していく。

基本シンプルに後ろを肩甲骨付近まで広く切り取る感じで切り口はU型、V型、変わったので凹型。もしくは大きく切って肩出しタイプに変えることに。

ついでに装飾をつけたい場合は材料を各自で用意するのを条件に許可した。

直したい服を希望するタイプに仕分けして次に報酬の話になる。

正直お金を取る気はないし「裁縫」の経験値だけでよかった。しかし首を振る二人を、俺が欲しい素材を集める手伝いを代償にして納得させる。


話がまとまったところで一度解散。森に行く準備を済ませて広場を集合場所にすることになった。

昨日の二の舞にならないか危惧したが、今日はリョーカがいるから大丈夫らしい。

自信満々なユヅによくわからないまま、出て行く4人を見送る。

とりあえずみんなを待たせないように俺も準備を進めた。




昨日同様にコートのフードまでしっかり着込んで広場に入った俺は拍子抜けしていた。

広場にいる冒険者たちの人数は昨日と今日で大きな差はない。なのに、あっさりアカツキたちと合流できたのだ。


「なんで?」

「リョーちゃんがいるとみんな遠慮してあまり近づいてこないんだよ」

「なんで?」

「ん~…なんか神聖な感じがするって前に誰かが言ってたかな」

「神聖?」

「ほら、リョーちゃん白鷺でしょ。翼を背負ったときの姿が天使みたいだって。武器が弓だからよけいにね」


なるほど。

気持ちはわからないが理解はできる。感じ方は人それぞれだ。

ユヅが説明してくれている間、当のリョーカは天使扱いに困り顔で笑っていた。

遠巻きに見られるのは気分がいいものじゃないけど実害はないから放置って感じかな。


「それじゃあタタ、パーティー申請送ってくれ」


話の区切りがついたところでアカツキから声がかかる。

パーティー申請?

必要だろうか?だとしてもどうして俺が?

頭を捻るばかりで行動に移さない俺へ、今までソロで活動していたことを理由に嫌な顔もせずアカツキがパーティーに対する利点とそれに伴う必要性についてを簡単に説明する。


「戦闘で助け合えるのはもちろん。PK対策にもなるが、パーティー内で戦闘経験値の共有分配があるからタタの成長促進のが目的だな。それに今回はタタの素材集めに俺たちが乗るかたちだから当然リーダーはタタだろ」

「ソロ相手に獲物やドロップアイテムの横取り。逆に言いがかりつけてくる(やから)もいるからな。ムシ除けみたいなものだ」


アカツキが話した内容だけでは首を縦に振りづらいものがあった。あまり魅力を感じない。

ひとりのが楽だし強さは求めていない。

ただ、キョウの補足により4人へパーティー申請を送ることにした。

面倒くさいのは避けるに限る。


無事パーティーが組まれると、視界の右上にアカツキたち4人の名前。それぞれの名前の下にHPとMPを表すバーが表示された。

邪魔にはならないけど違和感。


「じゃ、タタ兄のためにちゃっちゃとテッソの毛皮をゲットしに行こう!」


拳を掲げ声を上げるユヅに引っ張られるかたちで俺たちは森へと向かった。




森の奥へ進む道のりは決してスムーズとは言えなかった。

他の冒険者に絡まれたり厄介なモンスターに襲われたり、わかりやすい妨害があったわけではない。

むしろ力の差を感じてかこちらを回避する動きが見られたぐらいだ。

その代わりにとはいわないが邪魔がない分森に広がる素材の誘惑に抗えなかった。

素材が目に入れば素通りすることはできず足が止まる。アカツキたちは「素材集めを手伝う」という名目で同行しているため、強く言えないでいる。

ユヅにいたっては逆に食材になりそうなモノを見つけては率先して俺を呼び止めた。

その度に向けられる瞳の輝き具合いから、新たな料理への期待がひしひしと伝わってくる。

ユヅに似た想いは他の3人にも少なからずあるようで、それが余計に俺を制止できなくさせていた。

結果、待つしかない。

それを頻繁にくり返していたため進行速度が上がるはずもなかった。


「そろそろ目的地だ」


先頭を歩くアカツキから声がかけられた。

軽い緊張がはしる。

パーティー全体の歩調を緩め、水辺近くの茂みへ静かに身を隠す。

隙間から覗いた先には小さな滸とその周りで群れるテッソ。

ネズミタイプのモンスターと聞いていたが、ネズミはネズミでもウォンバット。いい意味で予想が外れた。

体が大きい分倒す数が少なくて済むかも。


テッソの防御力を超える攻撃の手段がない場合は油断しているところを一撃で仕留める。

でなければ持久戦に持ち込まれ、勝利しても消費アイテムに対し戦闘で得るモノが割に合わなくなる。と、道中レクチャーを受けた。

狙うはテッソたちがこちらに背を向け水を飲むその時。


キョウとリョーカには後方支援を頼み、俺は今にも飛び出そうとする好戦的な弟妹たちから少しさがった位置でナイフを構える。

茂みの向こうには3匹のテッソ。

息をひそめ、気配を殺し、テッソの口が水面に触れた瞬間。俺たちは飛び出した。


打ち合わせもないままうまく三方に散る。


タッチの差で、一番速くテッソの元に着いたのはアカツキ。

右側のテッソの背後に着くと同時に一閃。


「キュゥウゥ゛ゥ゛ッ……!?」


真横に振られた剣が容赦なくテッソの首を飛ばす。

視界の端で鮮やかな紅をとらえたときには終わっていた。

アカツキが“閃紅”と呼ばれる由縁を垣間見る。


「どっせいっ!」

「!キュ…、ゥ……」


俺のやや左後方ではユヅがかけ声とともに、上半身を覆えるくらい大きな鉄扇を広げ、走り込む勢いも上乗せさせて全身でテッソへ飛ばした。

鉄扇はキレイな弧を描き、テッソの首を深く傷つけてユヅの手に還る。

耐えることなく力尽きたテッソは与えられた衝撃まま前方へ倒れ、水柱を派手に立てた。

扱い慣れた様子の鉄扇は攻守共にいつもユヅの傍らにあり、戦う姿が舞いのようなのかもしれない。だから“扇闘姫”。


二人からわずかに遅れテッソの元にたどり着き、テッソの上をとる。

突然の加わる重さと衝撃による混乱がとけ、警戒される前に少し上体が浮いてできた隙間を狙い横からナイフを突き立てた。

テッソの首回りは太く、前へ回すには腕の長さが足りない。

それをふまえて刃を上向きにして刺していたナイフを両手で自分の方へ引き寄せるように切り上げる。


「ギュギュ…ゥ……」


今回も三毛猫の強運に助けられ、うまくテッソに大ダメージを与えることはできたが倒すまでにはいかない。

わずかに残されたHPのゲージが赤く点滅している。

これはある意味ラッキーかもしれない。

俺はテッソから一度離れ、周りに「トドメはささないように、ただ警戒はしたままで」と指示を出してアカツキ側のテッソへ駆け寄る。

テッソが粒子となって消える前に解体に取りかかった。


「解体」によって手に入るアイテムは数も量も違えば質も違う。

通常のドロップアイテムではモンスター1体につき1つ2つが平均で、毛皮も一部を切り取った感じのモノになる。

対して、倒したモンスターが粒子になる前に自らの手で解体できれば無駄なく、丁寧な仕事をした分質のいいアイテムとして入手することが可能だ。

以前、モンスターを倒してから粒子になるまでのタイムラグと釣り合わないドロップアイテムの存在が気になって試した結果、このルールを見つけてスキルに「解体」が追加されていた。

例えばオシドリだと、1体に対して羽1枚とか、肉でも色んな部位からとれるのにブロック状の塊1つだけではそれこそ割に合わない。

ただ、経験値は稼げるとは思う。


言い訳じみた説明をしながら、いつの間にか合流したキョウとリョーカを含めた4人のギャラリーを背に解体作業の手は休めない。

時間との勝負。


今回の目的はテッソの毛皮。と自分に言い聞かせ毛皮を剥いだら勿体ないけど肉の方は捨て置く。

急いで次の、ユヅが水底に沈めかけたテッソの元へ行きギリギリのタイミングで剥ぎにかかる。

水に浸かったわりには不思議とテッソ毛は濡れていない。

疑問を抱えたまま着実に作業を進め、最後に自分が対峙したテッソの元へ戻れば、回復することなく逆に少しずつダメージを受けていたらしいテッソのゲージが消えるところだった。

リポップまでの時間を気にしながら丁寧に最後の1体は肉もキレイに解体していった。


すべての解体が終わりアイテム欄を確認する。


『テッソの毛皮(上):丁寧に剥ぎ取られたテッソの毛皮。傷みが少なく上質。柔らかく丈夫な毛は薄い膜による撥水と、魔力を通すことで強固になる2つの性質を持つ』


『テッソの肉:淡白で筋肉質な肉』


毛皮に対して肉の説明が素っ気ない。

素材としてはやはり毛皮がメインのようだ。

アカツキたちに渡ったテッソの肉も説明内容が同じことから重視されてないことがよくわかる。



テッソの毛皮に防具にする以外の利点を見つた俺は予定よりも多く毛皮を欲し、それをみんなが容認してくれた。


リポップしてからの2巡目以降は体制を少し変更。

アカツキとユヅ、リョーカのポジションはそのままに、俺に代わりキョウが攻撃へ。


「スラッシュ!」

「アイススピア」

(れっ)(ぷう)(じん)


順に時間をずらして技が展開される。


アカツキの剣が斜めの軌道を描き斬りつける。

ザシュッ、ドサッ!

キョウが創り出した氷の槍が脇を貫く。

トスッ、ドサッ!

ユヅに操られた鉄扇が生んだ風が刃となり襲う。

スパパッ、ドサッ!


正面から相対し警戒心むき出しのテッソがそれぞれの技によって一撃で沈められていった。

アカツキたちの戦闘を見ていると、テッソが本来高い防御力を有する倒しづらい相手であることを忘れそうになる。

くり返される戦闘の中でひとり、解体に専念する俺は誰よりも体を動かしていた。事故をもらわないよう常に射線から外れた位置へ足を動かし、動かないテッソと見えない時間を相手に手が動く限りの速さで戦っていた。


あとから聞いた話では倒した数よりも、なるべく傷つけないように手加減する方に神経をすり減らして疲れたと言っていた。

その時は俺も声を大に頷いた。



待っていれば素材が手元にくる。

周りを警戒せずに解体ができる。

パーティー戦もワルくないかも。


「お兄さんダメですよ。こんなのは極めて稀なケースで、一般的なパーティー戦とは違いますから……って、聞いてないですね」


知らず口から漏れた言葉を聞き、今回一番参戦しなくて済んだはずが誰よりも疲れた調子で苦言を呈するリョーカ。

次いで、声が届いてないことへの諦めにも似た嘆きからのため息。

どちらも、素材を手に浮かぶアイデアたちをかたちにするにはと、思案を巡らすことに夢中な俺の耳が拾うことはなかった。



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