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レガシー・リベレーターズ  作者: 山椒魚
第一章 〜 邂逅、そして 〜
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第0話 プロローグ

 はじめまして、山椒魚です。よろしくお願い致します!

――平穏な日常というものは、脆く壊れやすいものだ。――


************************


 俺「叶崎(かなさき) 洸斗(ひろと)」は 平和な日々が続くことを望んでいた。これは事実だ。


 それと同時に、代わり映えのない毎日に心のどこかで退屈さを感じ、ほんの少し刺激を求めていた。

 これも事実だ。しかし、大した度胸もない上に、平和主義者な俺が非行に走れるはずもなかった...。


 いや、いくらカッコつけたとしても、俺にできる最大限の非行などポイ捨てレベルが関の山だろう。正にヘタレの体現者と言うに相応しい。


 まぁ、そんな俺だからこそ平和な日常を脅かさない程度の、ほんの些細な変化を望んでいた。ただそれだけだった。元より、大きな変化を望んだことなど無かった。


 ましてや『あんな事』など……



************************



 悲しい哉、人の命というものは案外簡単に奪われてしまう。偶然の事故に巻き込まれる事もあるだろう。また、身近な者が殺される、もちろんその逆の可能性だって否定はできない。


  紛争やテロが絶えない地域、貧困に喘ぐ地域もある。そこでは異常な速さで命が失われていく。

 これを異常と捉えれるのは、今の自分が理不尽に命を奪われない環境にいるから、というだけのことである。日常など人それぞれ違うものだ。

 明日も今日と同じ環境で生きていける保証はない。


「人はいつ死ぬかわからない」とよく聞くが、だからと言って、いつでもその心構えができているか、と言われて頷ける奴もそれほど多くはないと思う。

 俺だって無理だ。だが、いざ生命の危機に瀕したならば、その現実を受け止めることはできるだろう。


 生あるものはいずれ死を迎える。その時が早いか遅いか、違うのはそこだけだ。


 俺は今までそう思ってきたが、あまりにも急にその瞬間は訪れた。

 音もなく忍び寄ってきた『ソレ』は、目の前で起きた現実を受け止める時間さえ与えてはくれなかった。


 俺の日常は『ソレ』との邂逅により、一枚の紙切れの如く、いとも容易く引き裂かれた。


 そして、運命の歯車は軋みをあげながらゆっくりと回って行く。


『ソレ』との戦いの日常へ向かって――

 今作が初投稿になります!

 資格の勉強もあり不定期更新になります。投稿はかなりスローペースだと思いますが、長期連載できるよう努力する次第です。

 拙い文章や気に掛かる表現も多々あると思いますが、応援していただけると幸いです。よろしくお願い致します!

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