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第三話 小さな声の先
そこで少女は、この国の偉い人の元を訪れました。
「語り手の物語が好きだったわ。とても素敵で輝いていた。だからまた“昔々あるところに”“めでたし、めでたし”って話を聴きたいの」
でも少女の言葉は届きませんでした。
少女はこの国の法律では未成年でしたし、そんな小さな言葉に耳を傾ける暇が偉い人にはなかったからです。
「大人の都合って面倒くさいのね」
少女は言いました。
「でも知ったこっちゃないわ」
そこで少女は、
【選択肢】
1、語り手の元を訪れました。→『第二話 胸の中にあるもの』へ
2、爆弾魔の元を訪れました。→『第四話 二人の算段』へ
3、たくさん人を呼び集めてから再び偉い人の元を訪れました。→『第八話 民衆の声とは』へ
4、近くにあったベンチに座りました。→『第九話 エンドローリング』へ
※4は二周目以降の選択推奨です。
※
小さなものほど気付かれない。
第八話、第九話は12/16夜UP予定です。