始まりの風
こんにちは渋谷です。
We share、実はリメイクしてました。
前があまりに酷かったので(笑)
リメイク前を知らなくても楽しめると思います!
どうか最後まで、慧斗達のお話をみていってください。
作者TwitterID→Shibuya_hinosuk (渋谷彪之助)
We shareと検索しても出てくると思います。
※旧We shareに記載されてるTwitterアカウントは理由があり削除致しました。
プロローグ、いわゆる普通の高校生
僕は普通の高校生 日暮慧斗。
千葉県A市に住んでる本当にただの高校生である。
友達はそこそこ居るし楽しい学生生活を送っている。
ちなみに彼女はいない。
…とかいうことを頭の中で考えておけば少しは物語の中に入れるだろうか?
そんなことを考えながら学校に向かっている。
このままだと平凡で退屈な生活を送っていくのだろう。
頭では分かっているのだ。
頭では分かっているのだがあんなことやこんなことが起きて欲しいという気持ちは変えられない。
人ってそんなもんだろ?
そんなことを考えていると学校に着く。
いつもの下駄箱に靴を入れいつもの階段を上りいつもの廊下を歩きいつもの教室に入る。
そしていつもの席に着いた。
さて、もうめんどくさい。おうちに帰りたい。
机に突っ伏してると、ふと前の席の女子が振り向いた。
「おはよ~慧ちゃん。」
彼女は皆川こたな。小柄な体格に腰まで伸びた髪、運動能力抜群だか勉強はできない。
趣味は漫画、アニメ、ラノベ、ゲームなどのオールラウンド型のオタ。
「なんか用?」
「いや、朝の挨拶ぐらいするでしょ。」
「そうだぞ慧斗。」
今度は斜め前から声が掛かる。
彼は暁 海人。まあ、友達だ。大して言うことも無い。言うなればお節介ってとこか。
「せっかく挨拶をしてくれているのに…全く。」
「はいはい。おはよおはよ。」
「それでよし。」
うん。挨拶は気持ちがいいね。
「けーちゃんおはよぉー」
声の主は谷野千紘、僕の幼馴染だ。
とてものんびり屋でとてもマイペース。意味同じか。
「うん。おはよ。」
「朝はなんとなくだるいよね〜。…そういえばけいちゃん、うちのシェアハウスに来るんでしょ?」
そう、僕は明日から千紘が住んでるシェアハウスに住むことになっている。
「うん、お世話になる予定。」
「楽しみだねぇ〜。」
キーンコーンカーンコーン
「お前ら〜席につけ〜。」
担任の田中が、チャイムと同時に入ってきた。
「ああ、チャイムなっちやった。またね!」
「おう。」
千紘はそそくさと自分の席に戻った。
アップテンポの人物紹介続きで分からなくなってるかもしれないけど、そのうち分かるようになると思う。
まあ、これからシェアハウス住むし、まだ紹介はあると思うけどね…。
授業を聞き流し、テキトーに過ごしていると、下校時刻になった。
一旦家に帰ってから荷物を持ってシェアハウスに行くことになっている。
今は1度家に帰り、シェアハウスに行く途中だ。
そんなこんなで一人寂しくシェアハウスに向かっている。
8人用のシェアハウスに4人住んでいるという。
女子3人に男子2人。僕が入ってちょうど3対3。
ぼーっと歩いているとこれから住む家、すなわちシェアハウスのドアの前に着いていた。
チャイムを押す。ドッキドッキ。
「空いてるよー。」
と聞こえたのでドアを開ける。
「お邪魔します。」
「いらっしゃいけーちゃん」
「ようこそすめらぎ荘へ!」
「え?」
そこには2人の女子がいた。
1人は千紘なのだが、もう1人は腰まで伸びた髪、小柄な体格の子。
「どうしたの慧ちゃん」
「どうしたのってお前…」
そこに居たのは皆川こたなだった。
「お前もここに住んでたのかよ…」
「ダメ?」
「いや、別に。」
とは言ったものの内心かなり焦っている。
だって千紘はともかく、クラスメイトの女子と同じ屋根の下で暮らすんだぜ?ウッキウキよ。
「さあさあ入って入って。」
手を引っ張られ部屋の前まで案内される。
「30分したら夕飯だから降りてきてね。」
「はいよ。」
さて、やっと一息つける。シェアハウス…すめらぎ荘に引っ越してから学校生活が変わらないことを祈ろう。色々起きる気もするがね、、、。
ちなみに夕飯は千紘が作ったオムライスでこれがまた美味かった。そのあとは風呂に入り部屋の整備をしてそのままベットに潜った。
特にこれといって出来事はなかったが初日だし、なんならこのまま平穏を過ごしたいね。
1、親睦会的な何か。
「起… て」
「起きて」
「起きてよけーちゃん」
起こされた気がしたので思いっきり上半身を上げる。
ごちん
そんな音がした。
その後に額に猛烈な痛みが襲ってくる。
「痛ってぇ!」
「いたい!」
その痛みからか意識が覚醒する。
目を開けて周りを見てみるとそこには千紘がいた。
「ちょっとけーちゃん?ちゃんと周りを見てから起きようね?」
「はい…でもこんなシーン、ポ〇ョであったよね。」
ふと時計を見るとまだ7時だった。
今日は土曜日だったはず。
「起きるにしては早すぎねぇか?まだ7時だぞ?」
「何言ってんのけーちゃん。 休日だからこそ早起きするんだよ」
と言って二度寝しようとしていた僕から布団を剥ぎ取る。
「やめろやめろ。分かったから。起きるから。」
「ホントにぃ?」
こちらをジト目で見てくる。
「ほんとほんと。着替えるから少し部屋か、出てて。」
「分かった。えへへー一緒に着替えるー?」
「きがえられるもんならきがえてみろや。」
「いいの〜?」
おもむろに上着を脱ぎ出した。
「バッ…お前ほんとに脱ぐなって…」
「なーんてね!実はインナーもあるのさ!期待した?」
「…いいから早く出なさい。」
「そんなガッカリしないの。全くもう。」
そんなことを言いながら千紘は部屋でた。
用意していた服に着替えてリビングに出る。そこには千紘とこたな と見知らぬ男子がいた。
僕よりも先にここに来ていた人だろう。
「おはよう慧ちゃん。」
「ああ、」
軽くこたなと挨拶してからそいつに目を落とす。
「えっと、僕は日暮慧斗です。これからよろしくです。」
「うん、俺は仲崎天馬。あと俺らタメだから敬語じゃなくてもいいよ。」
「了解。これからよろしく。天馬。」
「よし 挨拶も済んだし朝ごはんにしよっか。」
中肉中背で丸メガネ。笑顔が爽やかなイケメンである。
他愛もない会話をして僕の指定席に座り朝食を待つ。
今机を囲んでいるのは天馬と僕だけである。
「ねぇ慧斗、お前、好きな人いるん?」
「いきなりどうした。いねぇけど。」
「そうか。じゃあつくろうぜ!」
「なんでそうなる。」
面白いやつだなこいつ。
「おはよござます」
お、また1人出てきた。
「あ、初めまして。よろしくお願いします。」
「えーと、谷川彪介です。よろしく。」
「日暮慧斗です。よろしくです。」
まあ、その他色々他愛もない会話をしていると朝飯が出てきた。
「お ま た せ 。」
そんなことを掛け声と共に出てきたのは鮭、ご飯、味噌汁、お新香。
すごく日本の朝食だった。
「いただきます。」
うん、おいしい。
「今日は学校お休みだし、けいちゃんも来たし、親睦会をしたいと思います」
「親睦会?」
「何すんの?」
「これです。」
千紘が持ってきたのはツイスターゲームだった。
「却下。」
彪介、即却下である。
「なんで〜!!!」
「あ、じゃあみんなでショッピングモール行こうよ。」
「ツイスターゲーム。」
「近くにショッピングモール無くね?」
うちの町はへんぴなところだもんなぁ。
「バスで20分のとこがあった気がする。」
ああ、たしか娯楽施設もついてるやつ。スポッツァだったっけ?
「ツイスターゲーム。」
「いいね。じゃあ飯食ったら行こうか。」
「ツイスターゲーム!」
少々時間がたち、駅前から出てる専用シャトルバス乗り場にいる。
家を出る時、千紘がツイスターゲームを持っていこうとしてた。多分馬鹿なのだろう。
「どうする?スポッツァ行くか?」
「私はいいけどみんなお金あるの?」
大丈夫。貯金箱から万券抜いてきた。今日日万券って言わねぇけどな。
「よし、じゃあ行こう。」
「ツイスターゲームやりたかった。」
「千紘。うるさい。家帰ったらやってあげるから。」
彪介がなだめてくれる。
「全く。しょうがないな。」
なんでお前がそんな態度なんだよ。
「みんな、バスきたよ。」
さすが休日のバスというか、中はさながら満員電車のようで、すし詰め状態といったところだ。
あ、やべ。携帯忘れた。ま、いいか。
当然、僕達の後ろにも人がいるのでさらに押し込まれる。やばいな、休日のショッピングモール行きのバス。
満員ということは他人と体をくっつけて目的地まで向かうということである。
男ならまだいい。だが女子となるとどうだ。匂いや、髪のサラサラ感、その他もろもろがダイレクトに伝わってくる。ドキドキするね。
そのままドキドキしながらも何事もなくゆーらゆーらとバスに揺られてショッピングモールに行く。満員のせいか、20分がすごく長く感じた。てか空気が悪い。換気してくれ。
「着いたー!」
バスの中の空気が悪かったせいか元気があるのは千紘だけである。
彪介が1番酷いようだ。
「ちょっと休んでから行く?」
「いや、大丈夫。行こう。」
最初はスポッツァから行くことになった。
僕は行ったことは無いが千紘と天馬が行ったことあるらしいから、諸々任せてしまうことになる。
「はい、けーちゃん。これ腕にはめといて。」
渡されたのはリストバンドだった。
「お金は1人2000円ね〜。」
「はーい。」
うっし。遊ぶぞー!
たくさんのゲームや、様々なスポーツが無料でできるみたいだ。
「どこに何があるか教えてあげる〜。」
と言い、パタパタと千紘が走っていく。
最初は卓球をやることになった。
「俺審判やるよ。」
彪介さん優しい。
「ありがと〜。どうする?ダブルスやる〜?こたなちゃん一緒にやろ〜。」
「じゃあ天馬、やるか。」
「おう。」
詳細は割愛するが、千紘と僕が1人ずつ足を引っ張る感じで、結果こたなチームが勝った。
すると、ピピピピピとアラームが鳴る。
「ん、もう終わりか。」
回転を良くするために各場所アラームが置いてある。
こんな感じに色んなところをぐるぐる回った。
それから飯を食い、5時間ぐらいはスポッツァに居ただろうか。
それだけ居ればさすがに飽きてきたので外に出てショッピングを楽しむことにした。
これだけ色い回っていたのでだんだんトイレに行きたくなってきた。
こういう時は潔くいってきたほうがいい。
「ちとトイレ行ってくるわ。」
「あ、私も行ってくる。」
「はいよ。先言ってるから終わったら連絡してくれ。」
と言って天馬たちと別れた。
催していたものもスッキリしこたなと移動している中、僕達はとんでもないことに気づいた。
「あ、私携帯の電池ない。」
「えっ。俺携帯忘れてるんだけど。」
「えっ。連絡どうする?」
さて、どうしたものか。
「まあ、ここにいてもしょうがないし、歩きながらさがす?」
「そうしようか。」
移動中、こたなとの会話はあまり弾まなかった。
まず、僕が女子と2人で歩くなんてことがなかったから、どんなことを話せばいいか、よく分からない。
すると突然、こたなが口を開いた。
「ねぇ、慧ちゃんは好きな人とかいるの?」
えっ。…えっ?
「な、なんでいきなり?」
「別に〜。高校生なんだし恋バナぐらいはするでしょ。」
「えっ…まあ確かに…。お、お前はどうなんだよ…。」
いきなりの質問に少し動揺してしまう。
「質問に質問で返すとテストじゃバツ貰うよ。ちゃんと質問に対する答えを書かなきゃ。お願いおしえて!」
「あのなぁ。わーったよ。はなすよ。」
我ながら押しに弱いのはわかっているんだが、ここまでとは…。でも誰だって女の子に上目遣いされたら言っちゃうでしょこんなの。
「今はいないけど昔はいた。」
「ふーん。どんな人?」
「言わなきゃダメ?」
「教えてくれたら私のも教えてあげる。」
えー。めっちゃ気になる。
「うー背に腹はかえられぬか…
今ではもうむかしのことだけど、小学生の時、いつもどうり鳥小屋の掃除をしていたんだ。
いつも1人だったけどたまに上級生の女の人が来てくれた。
もう名前は覚えてないけどね。
その後も週に一回ぐらいのペースで来てくれていた。
他の人にも優しくしていたが、僕には一段と優しくしてくれていた。
いつの間にか僕の初恋はその人になっていた。
…って感じでいい?」
「ふーん。あ、ちーちゃんいた!」
「あ、ほんとだ。って待てよ。約束が違うじゃないか!こたなの恋バナ聞かせろって。」
「今もまだその人のこと好きなの?」
「いや、うーん。わかんないな。あれから恋なんてしてないし。」
「ふーん。おーい!ちーちゃーん!」
「あ、おめぇ言わずに逃げる気だな!」
「へっへーん。騙される方が悪いんだよーん。」
そう言ってこたなは千紘達の方へいってしまった。
完全に言損である。
でも少し、こたなは嬉しそうな顔をしていた。
そりゃーな!自分だけ言わずに逃げたもんな!
僕は結構根に持つタイプだからな!
…ったく。これは心の中に閉まっておくが俺は覚えてるからな。
あの人は今どこにいるのだろうか…。
3・ショタコン疑惑
あれから3日たち、僕らは男3人で学校から帰っていた。
くだらないことをしゃべりながら歩いているとすめらぎ荘の前に1人の少年がいることにきずいた。。
「おーい少年どうしたんだい。」
彪介さんや今日日少年は言わなくないか?いや言うか。
「なっ、なんでもない。
なんだあの子。
後ろ姿を見ていると、家からこたなさんが出てきた。
「おまたせ…ってあれ?そこにいた坊やは?」
坊やは今日日言わねぇなぁ。
「走って逃げた」
「なんか言ったんでしょ谷ちゃん。」
「言ってねーし。」
そんなこんなで僕の部屋で会議が始まった。
なんの会議だよ…嘘です僕も気になっています。
「慧斗はどう思ってんの?」
天馬が口を開いた。
「いや普通に優しさで相手してるだけだと思うんですけど。」
「いやこたなさんがそういう趣味っていう…」
「直接聞いてみたら? 」
それで全部解決じゃないか。
「慧斗行ける?」
「えーじゃんけんで負けたやつにしろよ。」
「「「ジャーンケーンぽん!!!」」」
僕、1人だけ負ける…しょうがない。行くか。
「どんな結果でもありのままを伝える。覚悟はいいか?」
「俺たちはできてる。」
「わかった。では日暮慧斗、もといコードネーム ヤモリ。極秘ミッションボーイイーター作戦を開始する。」
こんなテンションで大丈夫か?
そんなこんなで出かける準備をして外に出ると
遠くにこたなを見つけた。
意外とすぐに見つかるもんだな。
そして隣には例の少年。
とりあえず指令室(天馬・彪介)に支持を仰ごう。
プルルルル プルルルル
「もしもし。見つけたけどどうすりゃいい?」
「こちら彪介。尾行しろ。」
それが妥当か?
「こちら天馬。少年にカンチョーしてこいカンチョー。」
「あの?天馬さん?」
キャラが壊れてる…
プッ…ツーツーツー
切れてしまった。だいじょぶかあの人。そのうちらりるれろとかいいだしそうだな。
指示通り尾行することにした。
あれ?路地裏に入っていったぞ…。
そっと中を覗いて見たが行き止まりである。
なにするんだ?
僕も路地裏に入り周りを見渡す。すると注意しないと見つけられないような細い道を見つけた。
辺りにこたなが見当たらないので身体を細め道を進む。
見つけた!…………………?
小多奈の後ろからなので良くは見えないが、少年の腕が小多奈の胸元に伸びている。
これはどうすりゃいいんだ?
「何やってんの?」
ビクゥと少年は肩を震わす
とりあえず声をかけてみる。動かさそうだしこれ以上尾行しても意味ないしな。
「慧ちゃんどったのこんな所で。」
「こっちのセリフよこたなさん。」
「え?ほらこの子。」
小多奈の胸元には茶色の兎が抱かれていた。
あっかわい。
「こた姉ちゃん、僕そろそろ帰る。」
「あらそう?んじゃね。気をつけて帰るんだよ。」
「うん!またね!」
あの子もええ子やん…。
「で?慧斗さんはなんでこんな所にいるの?」
「え?いやあの…」
「んー?あ」
ふと思いついたように手を叩いてこう言った。
「私があの子にちょっかいかけたりしてないか心配だったの?」
「そ、そんなんじゃないよ。」
「ふーん。私のことそんな風に見てたんだ…。」
「だから違うって。」
「冗談冗談。」
そんな会話をしながら僕らは家に戻る。
大通りに出たところで小多奈の姿がすっと見えなくなり、ドサッと音が聞こえる 。
「痛い。」
「だいじょぶか?」
小さい段差に躓いて転んでいた。
「立てない。」
「どれ見せてみ?」
捻っただけみたいだな。
「おぶって」
「なんで?」
「歩けない」
「そっか。…よしほら。」
こたなに背を向ける。するとこたなが寄りかかってくる
女子をおぶるということは背中に柔らかい感触が…感触が…、ない。
しょうがないよな。うん。みんな違ってみんないいよ、。
「お願いしまーす」
「はいよっと。」
軽っ。こいついつも何食ってんだろ…。
「ねぇ慧ちゃん。」
「何?」
「耳すっごい赤いよ。」
ドキリ…ま、マジで?
「嘘。」
「そ、そうだ。あの少年とはどんな感じに知り合ったの?」
「家の前で暇そうにしてたから一緒に遊んでただけよ」
「そうなのか。」
これなら天馬も納得するかなぁ?あいつさっきやばかったもんなぁ。
そんなこんなで家に着き医療キットを持ってこたなの部屋にいる所である。
「よいしょっと……よしおっけい」
こたなの応急処置が終わったので部屋に帰るとするか。捻っただけで大袈裟すぎる気もするが。
「ちょっと待って。」
「どうした。」
「この間のアレ、教えてあげる。」
うおっ、まじか。
「私ねー。今好きな人いるよ〜。」
「だ、誰?」
「言わない。」
「お願い。ちょっとだけ、先っぽだけでいいから…!」
「えー。じゃあ慧ちゃんの知ってる人。」
僕の知ってる人…?誰だろ?
「ヤモリー!戻ってこーい。」
天馬が叫んでる。
「じゃ、俺そろそろ戻るから。」
「うん。じゃ」
扉を開け外に出て部屋に戻る。
「ヤモリ!どうだった!?」
「別に普通に知り合った少年だとよ。別に趣味とかじゃないし、暇そうだったから遊びに誘ったんだと。てか普通に考えてそうだよな。俺らの心が汚れてたんだな。」
「なんだ…よかったぁ。」
「……さっ僕の部屋にいても邪魔だし解散!」
天馬と彪介を外に追い出す。
「彪介5分後前の空き部屋きて。」
できるだけ小さく彪介ニキの超えるようにつぶやく
彪介はbと返し廊下を曲がっていった。
5分たち前の空き部屋に入るともう彪介はいた。
「何?どったの。」
「いやなんか天馬が調子おかしかったなって。」
「うーん。そうだなぁ…。」
すると突然彪介が
「天馬ぁぁぁぁ!」
と叫んだ。
「何?どったの?」
するとすぐに来た。
「恋バナしようぜ恋バナ。」
「なんでそんなことで呼ぶんだよ…。帰る。」
「まあ、そんなこと言わずに…ね?」
よし、とりあえず、
「僕お茶とってくる。」
そんなこんなで男だらけの恋バナ大会が始まった。
「まず慧斗から。」
「なんで俺からなんだよ。」
そんなこと聞いてないぞ。
「まあまあ、いいからいいから」
しょうがない情報を手に入れるためだ…致し方ない
「分かったよ…えーとそーだな」
とりあえずこたなに話したことをそのまま語った。
「で?その人とは再会したの?」
「いやーなんか私立に入ったらしくてさ…結局会えずじまいさ。」
「ほーんじゃあ次天馬。」
「…わーったよ。」
物分りいいなこいつ。
「単刀直入に言う…おれはこたなが好きだ。」
「お、おう。」
まあ、何となくそんな気はしてた。
「どの辺が」
「そこまではいいだろって」
すると。。
「ご飯だよー」
下の階から千紘の声が聞こえる
ったくまだ彪介の恋バナ聞いてねぇじゃねぇかよ。
その後彪介に聞いてみたがのらりくらりと話題を変え真相には至らなかった。
人に喋らせといて自分は言わないなんて悪いヤツめ…。
3.5、日暮慧斗は逃げられない。
朝。
何故か目覚ましよりも10分早く起きてしまう。
でも頭がスッキリするまで10分かかるので損は無い。
顔を洗い朝飯を食べて洗顔、歯磨きをしたところで一日が始まる。
通学路は前は1人だったが、今は天馬や、彪介と一緒に登校している。
人がいるだけで登校も楽しくなる。
そんなこんなで教室に入る。
「お、慧斗。いいところに来た。今度一緒にプール行かね?」
「お、いいね。他に行く人いんの?」
プールか…近くにあったっけかな?
「んーとね、俺とお前とリオと、あと皆川とか誘うか?」
「いいんじゃね?中野さん女子1人じゃあれだし。」
えーっと今話に出てきたのは中野莉央さんって言って5月頃転校してきた美少女で、なんでか知らないけど海人と仲がいい人。長髪のポニーテールである。
そんな人とプールに行けるのはかなりラッキーである。
「お、ちょうどいいところに来た。皆川、プール行かない?俺とこいつと、リオとで行くんだけど。」
「えーと、いつ行くの?」
「まだわかんねーけど夏休み入ったらかな?」
「んじゃ大丈夫。リオちゃんと水着買いに行こーかな。」
「うし!これで男だらけのむさ苦しい夏休みは回避出来たぜ!な、慧斗。」
「いや僕は家に2名ほど女子いるけどね。」
「そうだったこいつ!家にいるだけでリア充気分を味わえるんだ!ほんとうらやましいわ。お前の部屋に蚊二三匹放つぞお前。」
「微妙な嫌がらせやめろ。」
にしてもプールか…結構楽しみだな。
キーンコーンカーンコーンとチャイムがなると同時に担任の田中も教室に入ってくる。
「えーと、今日は決めることがある。二学期にある文化祭と体育祭と、合唱コンクールの実行委員だ。各委員男女1名ずつ。だれか、やってくれる奴いるか〜。」
「はいっ!文化祭実行委員やりたいです!」
1人だけ、元気よく手を挙げた奴がいた。
もちろん僕じゃあないし海人どころかあんま知らないやつだ。。
「他にいるか〜。出てこないとくじ引きになるぞ〜。」
それはまずい。男女1名ずつってことは、男子15名で3人、つまり5人に一人なるってことだ。
「それはまずい。」
誰かでてくんねーかな。
「こーゆー時はな、めんどくせーからやりたくなくても自分から手を上げるもんさ。」
わざわざ後ろを向いてまで海人が言ってきた。
「なぁ慧斗。一緒に手を上げようぜ。」
「お前、そう言ってあげないつもりだろ。」
「んな事ァねェよ。ささ、一緒に、せーのっ!」
…
………
「おっ日暮。やってくれるか?」
やっぱりな。
手を上げたのは僕だけだった。
あーー!あのクソッタレ、今に見てろ。ちくしょう。
「日暮、何がいい?文化祭か体育祭か、合唱コンか。」
「あ、僕、とりあえずみんなの役に立ちたいだけなんであまったのでいいです。」
「お、そうか。他に居ないか〜。ってもう時間終わるな。しょうがねえ、クジにすっか。」
あーあ。結局こうなるのかよ。
結局海人はクジにあたり、体育祭実行委員になっていた。後こたなも当たっていた。こたなも体育祭実行委員になっていた。ちなみに僕は文化祭実行委員である。合唱コンクールはしらん。
放課後、帰路につこうとしてると後ろからパタパタと走る音が聞こえた。
振り返ってみると、朝最初に手を挙げていた人がいた。
「こんにちは!日暮くんですよね?」
「んまあ、そうだが。」
「私、文化祭実行委員で一緒の小倉詩乃です。よろしくです。」
「あ、うん。よろしく。」
「せっかくだから門まで一緒に行っていいですか?」
「ああ、かまわないけど。」
さっきっから僕「あ」が多いな。
いつも一緒に帰ってる奴らは気を利かせてか校門の前で待っているのが遠目でわかる。
「日暮くんはなんで実行委員に立候補したんですか?」
「えーっとな…。」
さて、ここで本当のことを言ってしまっては小倉さんを悲しませてしまうかもしれない。
時には優しい嘘も必要だろう。
「んと、そうだな、何となく、人の役に立ちたかったって感じかな。」
「はえー。日暮くんは立派な人なんですね〜」
「いや、それほどでもないよ。そういう小倉さんはなんで立候補したの?」
「えーとですね…私、あまり得意なことがなくて、時々自分って何も出来ないんだなって落ち込むんです。なので、私でもできることはあるぞ!!って気持ちでいつもこういう行事には参加しています。ですが、いっつもドジしちゃってて…。」
「いや、すげぇと思うよ。行事の運営だってあんまり人がやりたがらない仕事だろ?それを自ら率先してやるのはすごいことなんじゃないかな。」
「ふふ、ありがとうございます。文化祭はまだまだ先ですけど、これから頑張っていきましょうね!」
「ああ、改めてよろしくな。」
「ええ、こちらこそ。じゃ、また明日。」
「うん。じゃあな。」
気がついたらいつの間にか校門まで来てしまっていたようだ。
「おまたせ。」
「おうおうなんだ?お前ついにこれができたのか?」
と天馬が小指を出してくる。
「ちげーよ。文化祭実行委員で一緒になった人だよ。」
「あ、慧斗実行委員なんだ。以外。」
「まあ、色々あってな。」
さて、ここまででひととうりの人物紹介はできたかな?
まだまだ人は増えるかもしれないけど、今のところは多分これくらいだと思う。
これから先も僕、日暮慧斗の生活を覗いて見てください。よろしくお願いします。
って心の中でこんなこと言うって少し頭が可哀想な人みたいだな。
楽しいから続けるけど。
それでもやっぱり物語の中には入れない。
ここまでで約1万文字、読んでくださりありがとうございました。
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ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。また読んでください。




