2 お父さん、仕事はなしョ!
月曜日に本屋に行き
色々な価値観に触れた後には
さすがに足が疲れてしまう
買わないけれど、どんなものかと1冊15分くらい読んでしまうこともある
同じ姿勢は疲れるんものだ
そこの本屋さんの1階の出入り口付近にはアイスクリームが美味しい店がある
本を見た後には、たいていこの店に寄る
立って頂くけれど、甘さが疲れをとってくれて
「あの新刊も面白そうだった」
「買ったものは、どれから読もうかしら?」
なんて考えながらほおばる
荷物を置いたり手をついて食べることが出来る棚がある
空いてるところに寄り掛かろうとしたら幼い女の子が
「パパの場所」
と言う
そういえば、彼女はアイスクリームを食べていて棚にはお父さんのアイスティーが
「ああ、ごめんね。パパがくるのね」
少し離れたところでアイスクリームを食べてると
大きな声でパパさんは仕事と思われる話
「パパ、早くして!」
娘さんが言うがパパは電話で気がつかない
一度お茶を飲んで、
「もう少しだから」
と、別の仕事の電話をかける
彼女は怒って、
「パパ、今日は仕事はなし!」
「仕事、やめて」
ふむふむ、そうだね
せっかく二人で買い物に来てるから仕事は、なしがいいね
一緒にいなかったから彼女のアイスクリームはなくなってしまう
待っていたようだけど、とけてしまうから彼女は一人で食べていた
今度は隣りにいて一緒に食べるとニコニコ顔かな