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13 某国のお姫様

元プリンセス、です。

高校生の時に、ある場所に宿泊した


大学で上京した時になんとなくそこを訪れてみた

外国からの旅行者も多くいる


受けつけの人に挨拶して、前に利用したことがあるから来たと伝えると

話が弾んでしまった


4人か6人部屋だから宿泊料も安い

懐かしくて1度泊まってみようと予約をしてみた

その時、男性の仕事の合間に時間を過ごした


受けつけの男性は色々な話をしてくれたが、今、どこにいるのかわからない

日本にいるのか外国にいるのか、何をしているのか



その方は学生時代にある国に留学をしたらしい

好きになった女性は日本人ではない方

結婚し子供も出来るが離婚して外国に行かれたとのこと


女性も男性と同じ大学に留学をしていたらしい


結婚する前にも母国のどこに住んでいたかと聞くと

「宮殿」と答える


冗談だと思っていたらしい


結婚するために女性の国に行き、家族に挨拶をしたいと言うと

「家はないし、家族もいない」


どうやら、当時の王の親類にあたる女性だった

王族は皆、集団になって住んでいたがクーデターで殆どの王族が、この世を去ったのだと


彼女は留学していたから助かった


彼女の作り話でもなさそう

男性の私への作り話でもなさそう



二人は離婚して奥様と娘さんはアメリカに渡り住んでいた


男性は留学先での言葉も堪能、英語も日常会話は話せる

だけど、職が続かないと言っていた


娘さんの方が私より年下だったが「娘みたい」だし話が合うからと

食事をしたり、私が職場に顔を出したこともある


ある日、彼はいなくなった

”今度こそ、ちゃんと仕事が続くようなところを探したい

落ち着いたら連絡するから”


携帯電話がない時代

その電話が最後で、何ヶ月かの”親子”だった



私はカトリック信者だが、ある冊子にその女性と思われる方ーー昔、王族の一人だったーーのことが書かれてあった


その方は、あの男性の奥様なのだろうか



世の中の、何かパズルのようなピースが抜けると人生が変わることがある


それは自分の今までのことからも、そう感じている

第三者からみると、どこかでピースが繋がることもある


女性や娘さんとはアメリカに行った後もコンタクトをとっていたらしい

今はどうだか、わからないけれど


理由を話して冊子を出した教会に聞くと女性のことも男性のこともわかるかもしれない



だけど、教えてくれたとしても、私はそれをするつもりはない


というよりも・・・してはいけないことって、きっとあるものだと思うから


理由は上手く言えないけれど


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