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そして赤く染まり行く  作者: 藍染三月
第二章 ファラキルス編
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第六話 小さなその手

 エトワールのための時間稼ぎに、ファラキルスは銀狼についての話し合いをしていた。


 ファラキルスが懐から取り出したのは、一枚の紙だ。


「先ほど宿屋の前を通りかかった時、そこの主人に渡されたものだ」


「手紙か……?」


「ああ。屠殺部隊宛てとしか書いてないため読ませてもらったが、隣町の住民からだった。近頃、森に入った子供が帰ってこないことが多いらしい。それを住民は銀狼の仕業と判断し、我々屠殺部隊に狩りに来いと言っている」


 誰かを送る。ジハードがすぐにそう言うものだと思っていたファラキルスだが、困ったように視線を彷徨わせている彼へ少ししてから言葉を投げかけた。


「手の空いている者がいないのか?」


「……ああ」


「なら俺が行く」


 屠殺部隊の人間は、一人または二人組で持ち場を持っている。ファラキルスの持ち場は頻繁に銀狼が出没する地域ではないため、そこから外れても大した問題はない。


 そう考えてのことだったが、突如部屋に響いた声は全く的外れのことを言った。


「報酬稼ぎのために必死だねぇファラキルス」


 開かれた扉に立っていたのは、『白』だ。


 白い髪に白い服、それらと同じくらい肌も白い。そんな青年の黒い瞳が、ファラキルスを見下ろす。


 ファラキルスはそれを氷のような視線で見返した。


「フェルド……貴様、持ち場はどうした? まさかレド一人に押し付けてきたのか?」


「そんなわけないだろう? レドが銀狼に食われたから報告に来たのさ。それと、報酬をもらいにね」


 ファラキルスから視線を外すと、フェルドは縄と鎖で縛って引きずってきた二匹の銀狼の死骸をジハードの前へ出す。


 ジハードの表情は浮かない。それもそうだろう。今仲間の死をあっさりと告げられたのだから。


「レドが、か……」


「ジハード、報酬を」


「ああ。お前、持ち場一人になって平気か?」


「仲間がいる方が足手まといさ」


 悲しさの欠片も感じさせない、むしろ嬉しそうな言い方に、ファラキルスは何か文句を言ってやりたかった。しかし、フェルドも仲間だ。仲間同士での争いなど無駄なことでしかない。


 ここにいる意味のないファラキルスは、手紙をたたんでポケットに仕舞うと、彼らに背を向けた。


 屠殺部隊本部を後にすると、隣町へと向かい始める。既に外は暗く、森の中に入るのは一般人だと危険だ。だが武器を持っているファラキルスにとって、時間などどうでもよかった。


 街を出て、森の中の隣町への道を進んでいく。到着するのに、数時間がかかりそうだった。



          ◆



 辿り着いたのは、ちょうど日が昇った頃だ。


 歩くのは慣れており、疲れなど感じてはいないが、当然眠気は襲ってくる。とりあえず、宿屋で休むことにした。


「いらっしゃいませ」


「……屠殺部隊の者だ」


 ファラキルスは胸ポケットから屠殺部隊の証であるバッジを取り出し、店主に見せる。すると店主は、金を要求することなく空いている部屋を告げる。


 屠殺部隊は様々な場所へ遠征するため、無賃で宿や馬車を利用できるのだ。しかし念のため、金もちゃんと持ち歩いている。


「朝食を召し上がりますか?」


「いや、いい」


「かしこまりました」


「聞きたいことがある」


 部屋へ行く前に、ファラキルスは手紙を取り出し開く。


 文末に書かれている名を確認した。


「ルミナ・ハルスティ。貴方はこの人物を知っているか?」


「ええ。ここから五軒ほど先の家におります」


「そうか。感謝する」


 礼儀正しく一礼をしたファラキルスを、店主は驚いたように見ていたが、それを気にすることなくファラキルスは言われた部屋へ向かっていく。


 二○三と扉に彫られている部屋を見つけると、中に入り、すぐにベッドへ横たわった。


「……」


 手袋を外すこともブーツを脱ぐこともなく、そのまま眠りへと落ちていった。



          ◇



 目の前の光景を見て、すぐに夢だと分かる。


 これは幾度となく見ている、同じ夢だ。


 それは必死で生きていた少年と少女の、悲しい物語だ。


「ファラお兄ちゃん! こっち、こっちにね、たくさん木の実があったの!」


 少女に手を引かれながら、森の中を走っていく。そこはとてもとても暗く、立ち入っては行けない雰囲気の場所だった。


 それでも、少年も少女も足を止めることはなかった。


 彼らが恐れたのは、飢えだけだ。


「ここだよ! ほらみて……たくさん!」


「ほんとうだ……ありがとうフラム。これなら……」


 まだ、生きていられる。


 すぐに、木に沢山生っている赤い木の実に手を伸ばし、かぶりついた。その美味しさに、少女は涙を流した。そんな少女を見て、少年は微笑んだ。


 そんな時だった。呻り声が聞こえた。


「? ファラお兄ちゃん、白い犬がいるよ?」


「犬……?」


「おなかすいてるのかな? 犬さーんっ、木の実食べますかー?」


 草の陰に隠れている白い犬に、少女が木の実を持って近付いていく。


「! ……ちがう。フラム!」


 犬ではないことに、少年が気付いた。それは狼だ。


 狼が求めているえさが、果物でないことにも気がついた。だから、少年は慌てて少女の手を――掴めなかった。


「……え?」


 何が起こったのか、少女は理解できていないように自分の木の実を持っていた腕をぼうっと見ていた。血の噴き出す、腕を。


「――いやあああああああああっ!」


「フラム!! っこの……!」


 少女に飛びかかろうとした狼に、地面に落ちていた小石を投げつけた。それは狼を負傷させることなく、ただ怒りを買っただけだった。


 狼が、獲物に狙いを定めて地を蹴った。ああ、食われるんだな。そんな考えが頭を過ぎった。


 ――食いちぎられたのは、庇うように飛び出した少女の首だった。


「フ、ラム……? うそだ……こんな、こんなのは、うそだ……うああああああああああっ!」


 直後、少女を食らっていた狼が撃ち抜かれる。


 それは、偶然そこを通りかかった狩人の銃によるものだった。


 少年は、少女のために、妹のために、何もすることが出来なかった。ただ少女の血に濡れたその手を、見つめていただけだった。



          ◇



「――きろ、おい、起きろよ!」


 聞き覚えのない少年の声だった。彼の踏む地団駄がうるさい。


 長い白金の睫に縁取られたまぶたをゆっくりと開いて、明らかに不機嫌な瞳を見知らぬ少年に向けた。


「……あと五分待て」


 言い放つと、ファラキルスは再びまぶたを閉じる。が、眠ることをその少年は許してくれなかった。彼はファラキルスの肩を遠慮なく大きく揺さぶる。


「おーきーろーよ! お前さっきもそう言って寝に入ったじゃんか!」


「……俺は貴方のことも先ほど目を覚ましたことも知らん」


 少年に思い切り背を向けた。しかしロングコートを引っ張られ、流石に苛立ったように上半身を起こして――コートの内側から引き抜いた拳銃を彼へ突きつけた。


「え……」


 明らかに、まだ幼い彼の顔が引きつる。泣く五秒前のような表情をしている。


「――もう一度言う。あと五分待て」


「……はい」


 溜息を落として再び眠ろうとしたファラキルスだが、その体を横にすることなく、赤い瞳を僅かに大きくして少年を映した。


「貴方は……何者だ?」


「……俺、レビン。レビン・ハルスティ。お前、屠殺部隊のやつなんだろ? 宿屋のおっさんが言ってた」


「初対面だというのに生意気な口ぶりだな」


「うるせ。銃向けるお前の方がおかしい」


「まずその『お前』というのを止めた方がいい。初対面ならば『貴方』と言うべきだ。……いや、『貴殿』の方が正しいか。貴方からすれば俺の方が目上だ」


「うるせえっての!! 俺の話聞けよ!」


 あまりの怒鳴り声の大きさに、ファラキルスは顔をしかめる。


「うるさいのは貴方の方だろう」


「お前、俺の手紙受け取ったんだろ!?」


「いや。俺が受け取ったのはルミナ・ハルスティの手紙だ。貴方のものではない」


 頭をかきむしり始めたレビンに、ファラキルスは呆れたような視線を送る。何を苛立っているのだと言ってやりたい気分だ。


「俺の母さんがルミナなんだよ!」


「ならばこれは貴方の母親からの手紙ということか。それとも、貴方が母親の名を利用して送ってきた手紙か?」


「俺が、母さんに出してもらったんだ。俺は、字、書けないから」


 語尾につれて声が弱くなっていく。字が書けないということを情けなく思っているのだろう。


「……それで、今の所何名が行方不明になっている?」


「う、それは……」


 言いにくそうに、レビンの顔が床に向いていく。その反応で、大体の予想はついてしまった。


「なるほど、貴方は嘘を書いたのか」


「嘘じゃない! 行方不明になってるやつがいるのは確かなんだ!」


「……つまり、貴方が俺に頼みたいのは銀狼の駆除ではないということだな」


 小さく、とても小さく、レビンが頷いた。


 ファラキルスの表情を伺うことを恐れているように、彼の顔は床と平行のままだ。


 屠殺部隊は、国民の為にどのようなことでもしてくれるわけではない。国民を守るために銀狼を狩るだけだ。


 その屠殺部隊が、こんな子供の頼みを聞いてくれるなど、思っていなかった。


「名と特徴、その人物が森に入った理由を教えてもらいたい」


 だから、そんな彼の声が返ってきて、レビンの勢い良く上げられた顔には驚きの表情が浮かべられていた。


「お前……捜して、くれんの?」


「早く質問に答えろ。捜しに行けないだろう」


「あ、ああ!」


 レビンの、金色の瞳が爛々と輝き始める。嬉しそうな彼につられるように、ファラキルスが微笑を浮かべた。


「名前は、シュニー。俺の家の隣に住んでる、俺の友達。性別は女。えっと……あと、なんだっけ」


「特徴だ。性別だけでは分かりかねる」


「特徴……えーと、髪は茶色、あといつも白い帽子被ってる。あとー……」


「……分かった。特徴はもういい。そのシュニーという少女が森に入った理由はなんだ?」


 ファラキルスに問われ、レビンは腕を組む。唸るような声を出して、思い出すように考える。


「……なんで、だったかな。なんかあいつ、すっごく慌てて森ん中入ってって……夜だから危ないって言ったのに」


「……」


 突然、ファラキルスがベッドから降り、歩き出した。レビンは引き止める如く彼の前に立ち塞がった。


「どこ行くんだよ!?」


「貴方に聞くよりもシュニーという少女の家族に聞いた方が早いかと思ったのだが」


「シュニーんとこのおばさんとおじさんじゃ多分分かんねえよ! もう少し待ってくれ、もう少しで思い出せそうなんだ!」


「……何か、その家に行って欲しくない理由でもあるのか?」


 仕方なく再びベッドに腰を下ろしたファラキルスが、訝しげに目を細めてレビンを見つめた。シュニーの家に行くと言った途端の彼は、明らかに動揺を見せた。何かを、隠すように。


「……」


「まあいい。それで、思い出せたか?」


「……ペンダント」


 とても小さなレビンの呟き。それをファラキルスが聞き逃すことはなかった。


「あいつ、ペンダントがないとか言ってた」


「……貴方はその少女と森で遊んでいたのだな?」


「え、ああ。いつものことなんだ。あいつを連れて森で遊ぶの。で、あいつ……多分そのペンダントを森で無くしたと思ったんだ」


 ファラキルスの視線が、窓の方へ向く。


 まだ昼ごろだろう。しっかりと太陽が出ていて、町を歩く人も多い。


「……レビン。貴方は街で待っているといい。俺は森へ入る」


「なんでだよ? 俺も行――」


 額に、確かに触れた。ファラキルスが素早く抜いた黒い銃の銃口が。


 二度目だというのに、それでも慣れるはずもなく。レビンの瞳は僅かな恐怖の色を見せる。


「足手まといだ。邪魔だ。来なくていい」


「で、でもよ……俺あいつと遊んだのがどの辺りか、覚えてるし!」


 声も体も震えているというのに、それでも、レビンの着いていきたいという気持ちは揺らがないようだった。


 だが、ファラキルスの彼を連れて行きたくないという気持ちも、変わらない。


「済まないが、いくら屠殺部隊といえど俺も人間だ。貴方を確実に守れる保証はない。貴方の命よりも自分の命を守ることを優先するかもしれない」


「別に俺……守ってくれなんて言ってねえ! 自分の身くらい自分で守れ――」


 ぐるん。と、レビンの視界が回った。


 ふと気付くと、背中に激痛が走り、自分が床に横たわっている。


「……貴方のその手は、何かを守るには小さすぎる」


「っそれでも……」


 震えながら、レビンは、ゆっくりと上半身を起こした。ファラキルスの赤い瞳が、驚いたように大きく開かれた。


「俺が……俺がシュニーを助けないと、シュニーのおじさんとおばさんに……会わせる顔がないんだよ……っ!」


 レビンの勝ち気そうな顔立ちが、歪む。瞳に涙をいっぱい溜めて、拳を強く握り締めていた。


「……相当馬鹿なようだな」


「なっ、んだと……!?」


「死んでしまえば、それこそ誰にも顔を合わせることが出来なくなる」


 口を結んで黙り込み、俯いたレビンの顔は伺えない。


 そんな彼を見るファラキルスの目は、優しかった。


「貴方はもう、『助けを呼ぶ』という仕事を果たした。後は待っていれば良い」


 座り込んだままのレビンの横を、ファラキルスが通り過ぎていく。


「ここからは、俺に任せておけ」


 バタン、と、レビンを置き去りにしたままその扉は閉められた。


 階段を降りて行くと、ファラキルスは店主に声をかける。


「パンをいただけないだろうか。一つでいい」


「は、はい。昼食は……パンだけでよろしいのですか?」


「ああ」


 店主に渡されたパンを口にしながら、黒いロングコートを翻して宿屋を後にした。



          ◆



「……」


 シュニーという少女を探し始めてもう数時間は経っているだろう。森は広く、少女を見つけるのはもう少し時間がかかると思われる。


 日が沈み始めていた。ファラキルスの手が、コートの内側に突っ込まれる。


 ゆっくりと抜いた拳銃を手にぶら下げたまま、捜索を続ける。夜になると、銀狼の活動が活発になるのだ。


「……」


 歩いても歩いても、景色はずっと草木ばかり。彷徨ってしまいそうなほど、同じような道が続く。


 ふと、自分のものでない足音が耳に届いた。瞬間、ファラキルスの銃口が素早く音の方へ向けられた。


「おっと……。問答無用で銃口を向けるのはどうかと思うよ?」


「…………」


 困ったような笑みを浮かべて両手を挙げているフェルドに、ファラキルスは冷め切った視線を送った。


 夜でも目立つ白い彼のことは、正直苦手だった。


「フェルド、何故ここにいる?」


「ジハードに頼まれたのさ。君と組め、ってね」


「……余計な事を」


 頭に浮かぶジハードの顔に、ファラキルスは苛立ったように低い声を落とす。その声はフェルドには届かず、彼は小さく首を傾げていた。


「それで、君は何をしているんだいファラキルス」


「……見て分からないか」


「私が聞きたいのはそういうことじゃあないよ。せっかく捕らえたナイシア族を逃がしたそうじゃないか」


 答える気はないというように、ファラキルスは彼に背を向けた。そうしてまだ捜していない方向へ歩いていく。


 すると、フェルドが後を追ってくる。


「まあ、別に言いたくないっていうなら聞かないさ。そうしてくれた方が嬉しいだろう?」


「……ああ」


「君だって人間だしね。情があるよね」


「ああ」


「可哀想に思ったり助けてあげたくなったりするお年頃だよねー」


「ああ」


「――君、私の話を聞いているかい!?」


 ゆっくりと後を着いてきていたフェルドが、突然ファラキルスの前へ出て行く。が、ファラキルスはそれを邪魔そうに一瞥しただけで通り過ぎていく。


「私は君に何かしたかな……相当嫌われているね……悲しいよ」


「もう少し口数を減らせ。そうやって常に喋っている人間は鬱陶しい」


「……難しい事を言うね。私には無理かな」


「それと、常に笑みを浮かべているのも不愉快だ」


 自分の傷付き度合いを表現するように、胸元をおさえて「ぐはっ」と声を上げるフェルド。そんな彼に見向きもせず、ファラキルスはただ少女を捜す。


「ひとつ言わせてもらおう! 君のように口数が少ないのもどうかと思うよ!」


「……こちらではなかったか……?」


 完全にフェルドとの会話を遮断しているかのように、反応を示すことすらなく歩いていく方向を変えるファラキルス。


 それでも、フェルドの口は閉ざされない。


「それとだ。君のように冷たい表情ばかりしているのもよくないと思う!」


「一つと言っていなかったか? 俺は今二つ文句を言われたのだが」


「お! なんだいファラキルス、ようやく私と会話をする気になってくれたかな?」


「……」


 赤い瞳がしかと捉えた銀色の毛並み。素早く銃口をそちらに向け、引き金を引く。


 放たれた銃弾は、百メートルは離れているだろう銀狼の額を、容赦なく貫いた。


「……銀狼が出ないわけではないようだな」


「? 何を言っているんだい? 銀狼を駆除しろって言われたんだから、そりゃあ出るだろう」


「……早くしなければ餓死するかもしれないと思ったが、それよりも銀狼に食われる危険性もある、ということか」


「ファラキルス? 何をぼそぼそと……」


 木と木の間を掻き分けるように進んでいき、人が倒れていそうな場所を覗き込む。小さな木の陰も、大きな木の窪みも。


 ようやく、フェルドが気付く。


「もしかして、何かを探しているのかい?」


「……」


「手伝おうか?」


 森を包み込んでいる暗闇。この中では、誰かを見つけることなど難しい。


 暫し立ち止まり、ファラキルスは思案する。早めに少女を見つけなければならないが、今こうしていても恐らく見つかる確率は低い。明日、明るいうちに出直すべきだろう。


 結論を出すと、きびすを返す。


「フェルド、俺は宿に戻るがお前は……野宿か?」


「そんなわけないじゃないか。私も君と同じ宿を取らせてもらうよ」


 森の中、来た道をしっかりと記憶していたファラキルスは、迷うことなく街へと戻っていった。当然、フェルドを引き連れて。


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