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剣と魔の誓い  作者: Peta
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第十話 二人の約束

「くそっ!デカ過ぎだろ!」


アレンは目の前に現れた巨体に愚痴をこぼしながら距離をとった。


「はぁっ!」


ルナは逆に近付いて炎の刃を巨大なオーガの足めがけて振り下ろした。爆発的に燃える炎。しかし、


「なっ!?」


オーガの足は少しコゲめが付いただけで、ほとんどダメージがない。


「どんな皮膚してんのよ!」


オーガは足下のルナに向かって腕を振り下ろした。


「きゃっ!」


間一髪かわしたルナは急いで距離をとった。


「ルナ!大丈夫か!」


アレンが駆け寄って来た。


「平気。かすっただけ。」


ルナの肩から血が滲んでいる。


「今度は俺がやるからルナは魔法で援護してくれ!」

「アレと一人で戦う気!?」

「違うよ、ちゃんと援護を頼んだだろ!」

「!もしかして怪我したから!?私の怪我なんて気にしなくていいから!」

「気にするよ!」

「!?」

「ルナが怪我したら困るんだよ!」

「アレン・・・?」

「じゃあ、そういう事だから援護よろしく」


そういうとアレンは走り出した。


「はっ!」


銀色の刃を巨大な足に突きたてる。


「なっ、うそっ!?」


しかし巨大な足にはかすり傷ひとつ付いていない。


「-フレア-!」


遠くからルナの声が響く。巨大な火柱がオーガの左腕を呑み込む。しかし、ダメージは無い。


「なんて皮膚だよ!」


オーガは無傷の左腕を振り下ろした。その威力で地面が陥没した。


「冗談じゃねー!あんなの食らったら一発で死ぬって!」


そう呟きながら、動きが止まった左腕を金色の刃で斬りつけた。斬りつけられた部分に切傷が付いていた。


(!こっちの剣は刃がたつか・・・さすがは剣聖の剣だな・・・)


オーガは切傷を付けられた事に怒ったのか、今度は右腕を物凄い勢いで振り下ろした。その一撃で地面はまるで隕石が墜ちたようになっている。


「はぁっ!」


アレンは冷静にかわし、かわしざまに金色の剣で右腕を斬りつけた。


「こっちの剣じゃ、切傷ひとつ付けれないけど、これならどうだっ!」


アレンは金色の剣で付けた切傷に銀色の剣を深く突き刺した。


「どうだ!・・・ってうわぁ!」


オーガは剣を突き刺された痛みで右腕を振り回した。


「いって〜!・・・あっ!」


オーガの右腕にはまだ銀色の剣が突き刺さったままである。


「父さんの剣持ってかれた!」


オーガはまだ右腕を振り回している。


「-ライトニング-!」


雷の魔法が振り回している右腕に、右腕に突き刺さった剣に墜ちた。


「グオオォォォォ!」


オーガは悲鳴をあげた。


「効いた!?・・・そうか!」


アレンが閃いたその一瞬のスキにオーガは左腕を横に振った。


「!やばっ・・・」


アレンはとっさに剣で受けたが受けきれるはずもなく吹き飛ばされた。


「がはっ!」


アレンの体は地面を転がる。


「大丈夫!?」


ルナが駆け寄る。


「なんとか・・・」


アレンはフラフラと立ち上がった。


「それよりさ、思い付いた事があるんだけど・・・」


そういうとアレンは作戦を説明した。


「どうだ?いけそうだろ?」

「そうだけど!あなたが危ないじゃない!」

「大丈夫だって!」

「だってフラフラじゃない!どうしてそんな無茶するの!?私が怪我したら困るってなに!?」

「・・・約束しただろ、ルナを王様にするって。王様は皆の前に出なくちゃならない、怪我してたらみっともないだろ?それに・・・俺が荷物盗られなきゃこんなことしてないわけだし・・・」

「・・・ふふっ、あはははっ!あー呆れた!あんたまだ荷物盗られた事気にしてたの?」


ルナは笑った。


「わ、笑うなよ!」


アレンが言った。


「・・・わかったわよ。そこまで言うならこれから私の事、無傷で守りなさいよ。王様が怪我してちゃ、みっともないでしょ?」

「・・・嘘つきは嫌いさ。」

「そのかわり約束して!・・・私を王にするまで、死んじゃダメよ。」

「!・・・当たり前だ!俺だってまだまだ死ぬ気は無いね!」

「約束よ。」

「あぁ!それじゃ、作戦通り頼むぜ!」


アレンは駆け出した。

どうもぺたです。今回は短かったですね。なんかネタが思い付かなくて(汗)今回アレンが言ってた「作戦」ですが・・・まだ考えてません!これから考えます!というわけで、次回はネタが思い付けばすぐ、思い付かなければ少々時間がかかるかも知れません。読んで下さってるかたには申し訳ない!出来るだけ早く考えます。次回も付き合っていただければ幸いです!

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