帝国革命戦記
交通事故に遭った28歳会社員・玉岸怜美は、異世界・ラミレス帝国の神官によって召換され、皇帝の妻となるように言われる。彼女は日本にはもう戻れないということを知り、それを承諾した。皇帝は温和で物腰柔らかく、気の良い使用人にも恵まれるが、やはり故郷を懐かしむ心は消えなかった。そんな中、皇帝に対しても容赦なく毒を吐くことで有名な宰相・アーロンがナイフを持った男に襲われたーーーーーーその現場を目撃した怜美は、宰相の持つ秘密を知ってしまう。その秘密のために彼は城を追われ、帝政は弱体化し、軍隊を中心にしたクーデターがおこった。命の危険にさらされた怜美は、とある行動に出るーーーーーー。
プロローグ
変わらない朝
2011/10/21 18:29