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理想の嫁を作るため、奴隷を買って育てたら全員旅立った

作者: 緑ノ妖精Ⅲ
掲載日:2026/05/31

一気読み推奨


「おやっさん」


「おう、こっちだ」


 ありったけの金をかき集め~奴隷を買いにきたんだ~♪︎


 ってことで、奴隷を買いに来ました。


 さて、未来の嫁たちはどこかな?




 二十年前、俺はこのエロゲ人妻NTRハーレムの世界に転生した。これはトラックに激突される直前、友人に無理やりさせられたゲームだ。


 最期にやったゲームの世界に転生というクソ神の意向でこのクソ世界に来てしまった。


 登場キャラは全員人妻、モブまで人妻。それを一人ずつ寝とってハーレムを作るというゲームだ。


 友人の性癖だ。うん、きもいの一言に尽きる。


 だが俺はこの世界に転生してしまった。だから生きるしかない。


 右を見ても人妻、左を見ても人妻。


 人妻になんか興味ない。興味があるのは処女だ!


 しかしそんな存在はこの世界にいない。


 ならば作ってしまおうか、ということで子供の奴隷を買って育てて嫁にする計画を立てた。


 一応ゲームなので、世界の滅亡とかが近づいてきていたが、隠しアイテムを使って世界の破滅をこっそり救ってやった。救わないと世界が滅ぶしね。


 大々的にやらなかったのは人妻がもらえるからだよ。


 いらねえよ!


 俺は子供の奴隷を育てて嫁にするんだ!!


 で、用意ができたので奴隷商の元へ全財産を持ってやってきたのだ。




「こいつらだ」


 そこには鎖に繋がれた五人の少女がいた。


 俺は一番大事なことを奴隷商に聞く。


「全員処女ですか?」


「ああ、そうとも。証明書もある」


「全員買った!!」


「ぐぎゃーーー!!」


 全財産を奴隷商の股間に叩きつけた。




 それが波乱の幕開けだった。


「ガリガリ」


「おいギザ、机かじるな!」


「ヒャッハー!」


「おいおい、ツン……トイレで泳ぐなよ……」


「ホッ、ハイッ、ヒャッフー!」


「クマ、三段跳びすんな!」


 こんな子たちを理想の嫁になってもらうために必死に教育してやった。義務教育レベルの学習、それぞれの個室、美味しい食事などなど欲しいものは全て用意してやった。


 俺の嫁になること間違いなし!



──10年後──



 そして俺は一人になった。


 ってなんでやーーー!! うぎゃーーー!!



 思えば、あのとき世界を救ったときの話をしたのが間違いだった。


「冒険者になる!」


「私も!」「あたいも!」


 みたいな流れになった。やりたいことはなんでもさせていたので鍛えてやった。


 そしたら……


「「「お師匠様、行ってきます」」」


「行ってくるがいい」


 俺の五人の嫁候補たちは全員旅立ったのだった。


 ってなんでやーーー!! うぎゃーーー!!


 旅立っちゃったよ! 旅立ってしまったよ! あとお師匠様って、もう嫁フラグねーじゃねえかーーー!!


 いやまだだ山田、他の男に惚れさえしなければ、惚れさえしなければ……チャンスはゼロではないはずだ……。



──その3年後──



 なんでやーーー!!


 誰一人帰ってこん。五人ともまだ冒険者をやってるようだが、そろそろ帰ってきてもいい頃じゃないか? 俺の結婚適齢期すぎちゃうよ? もう三十三だよ?


 やべえよ?


 もしも誰も帰ってこなかったときのために近所の学校や孤児院とかでも嫁活やってたよ?


 みんな旅立ったよ?


 なんでやーーー!! うぎゃーーー!!


 俺が教育したらなぜかみんな旅立っちゃうんだよ! そういうジンクスらしいよ! それからしばらく経って親たちから苦情きて教育禁止令出されたよ! 嫁活できなくなったよ!


 はやく嫁候補一人でいいから帰ってこい! 嫁ハーレムがよかったけどもう一人でいいよ! それで俺の嫁になるんだよ!!


 はやく帰ってくるんだよーーー!!



──さらに3年後──



 とうとう抱くことができた。



 子供を!! 元嫁候補たち五人全員の子供を!!


 もちろん俺との子じゃないよ。


 ってなんでやーーー!! うぎゃーーー!!


 せっかく天塩にかけて育てたのに!!


 子供抱いて帰省してきた……。


「お師匠様、可愛いですか?」


「お、おう……そうだな……」


 もう……ダメだ……。涙が溢れそうになるが我慢する。


 数年前にどこぞの誰かが奴隷解放運動を始めて、奴隷制度がなくなっちゃったし、もう子供を育ててという方法が使えなくなっちまった。


 もちろん予備で教育してた子たちもみんな人妻になっちまったんだわ。


 詰んだ……。もう無理だわ……。


 そのとき、男が一人入ってきた。


「あなたが彼女らを……お前!!」


「山田!?」


 その男には見覚えがあった。


 彼は前世の俺の唯一の友達、山田。


 そう、彼こそが俺をこのゲーム世界に転生させた原因、いいや、変な性癖を布教しようとしてきた変態だ。


「師匠ってお前なのか?」


「そうだよ、旦那様」


「は?」


「ありがとな。俺の嫁たちを育ててくれて」


 俺は脳を破壊され死んだ。






 BAD END〈パターンシークレット〉






「なんじゃこのクソゲーはーーー!?」


 俺は友人の山田に無理やり変なゲームをさせられたのだ。


「それで感想は?」


「なんやねん脳破壊エンドって!」


「まあまあ、そういうときもあるやろ」


「ないわ! なんなんこのクソゲー、おもろいけど」


「おもろいんやったらええやんけ」


「そもそも処女厨がするゲームじゃねえわ!! なにさせとんねん!!」


「うぎゃーーー!!」






 山田をフルボッコしてやった。


 さてと、家に帰ってイチャイチャハーレムゲーのまおささをやろう。脳破壊されたときの回復に最適なんよなあのゲーム。


 青信号なので交差点を渡っていくぅーー。


 そういえばあのクソゲー青信号渡ってるときにトラックに轢かれて死んでたよな。


 あれ? 今死んだらあのクソゲーの世界に転生すんのか、それは絶対に嫌やな。


 なんてフラグを立ててると爆走トラックが目に入ってきた。うん、俺はフラグ建築士かもしれない。せめて最後にやった神ゲー縛りで頼む、頼むぞ女神! 俺はまおささ世界に転生したいんだ!



──ドンッ!!




 無駄に白い空間、あれだな、死んだな。


『その通りじゃ。おぬしは死んだ』


 ですよね~さっきのゲームと全く同じ展開だ。さてさて、問題はここからだ。


『では最後にやったクソゲーの世界に転生させてやるのじゃ』


 まさかのクソゲー縛りーーー!? 終わったーーー!!


 さらばまおささ世界、さらば俺の嫁たち……。


『もちろんおぬしのプレイ通りの結果になるぞ。おぬしの場合BAD END〈パターンシークレット〉じゃな』


 うぎゃーーー!! 終わったーーー!!


 いやまだだ山田、さっきのルートでいくつか分岐を間違えただけだ。先に手を出しておけばもう俺のもんだ。やり方も全部わかってる。間違えた選択肢もわかってる。


 これは、勝ったな。


『もちろん、途中でルート変更してもヒロインは必ず山田に寝取られるぞ』


 うぎゃーーーーーー!! そんなバカなーーー!!


 俺は脳破壊されるも転生した。絶望の始まりだっ!


 理不尽な!と思った方は良ければ、


 いやまだだ山田、をお使いください。


山田「ポイントをねだれよ!」


 山田、てめぇ!! ぽこぽこぽこぽこ──


 山田をフルボッコにした。これでよしっ!


 山田の脳を破壊するためのポイントや山田をフルボッコにする感想をどしどしお待ちしてます。


 ってか、なんて作品書いてんだ俺ぇーーー!?

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