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秘密の通路

あとは自分で適当にやるからもう休みなさいと言われて、ルルは自分の従者部屋へと下がった。

簡単に湯を使ってベッドに潜り込むが、朝から続く興奮が冷めずなかなか寝付けない。

そろりとベッドから出て、家から持ってきて壁の真ん中に飾った英雄様の姿絵の前に立つ。

本物の領主様は、ムッキムキの姿絵の英雄様と全然違ってカモシカのようにスラリとしていた。姿絵では頭から炎のように上に向かって広がっている真っ赤な髪は、実際は襟足の長さでゆるくウェーブした艶やかな緋色だった。姿絵では男臭く苦味走った表情でポーズを決める英雄様だが、本物はまるで

「王子様みたいだった」

城門から馬に乗って颯爽と現れた領主様の姿が目に焼き付いている。切れ長で涼しげな琥珀色の瞳。スッと通った高い鼻梁、薄くて輪郭のはっきりとした唇。低くて甘く柔らかい声。

ヨハネス兄さんよりカッコいい男の人に会ったのは初めてだ。

金髪に青い瞳の二番目の兄ヨハネスは両親のいいとこ取りをしたなかなかの美男子なのだが、ロランドの前では残念ながら霞んでしまう。

「見惚れてないで護衛としてしっかり務めなくちゃ! そうだ、鍛錬!鍛錬!」

ルルは自分で考案した騎士の鍛錬の日課である、腕立て10回、腹筋10回、スクワット10回をして、再びベッドへ戻ると明日の朝食の献立を考えているうちにいつの間にか眠りに落ちた。


ロランドはいつもの習慣で日の出とともに目覚めた。窓を開け爽やかな風を呼び込むと、どこからか甘いクチナシの香りが漂ってくる。

着替えをしてしばらくルルを待ったが姿を見せる気配がない。コーヒーが飲みたくなったので、調理場を探して城の造りを推察しながら歩くと程なくして辿り着いた。王宮のように広くはないが清潔で使い勝手の良さそうな調理場は、裏庭に面していてすぐに菜園に出られるようになっている。今は何も植えられていないが、そのうちルルと野菜を育ててみるのも楽しそうだ。

一人でコーヒーを淹れ、調理場でそのまま立って飲んでいると、裏庭に小さな女の子が二人、手を繋いでやって来るのが見えた。

二人はガラス窓の向こうからロランドを見つけるとパッと笑顔になった。

「りょーしゅさま! おはよーございます!」

「ござましゅ!」

ロランドは調理場のドアを開け二人を迎え入れた。

「サラ、ニコラ、おはよう。昨日、二人がくれた山桃を食べたよ。とても美味しかった。ありがとう」

ロランドが礼を言うと二人は手を叩いて喜んだ。

「よかった! 山桃のジャムもおいしいの!」

「ジャム! こんどあげるー!」

「楽しみにしているよ。ところで二人だけで堀の橋を渡って来たのかい?」

「ううん。ヒミツのツーロから来たのよ」

「秘密の通路?」

「うん! 村のみんな知ってるヒミツのツーロ」

「そうか。今度私にも教えてくれるかい?」

「いーよー!」

「ありがとう。二人はお散歩に来たのかな?」

「ううん。ルルにね、朝お城の台所にルルがいなかったら、お部屋に起こしに来てってお願いされたの。それでルルがいるか見に来たら、りょーしゅさまがいたの」

「そうか。それなら私がルルを起こしてくるよ」

「ルルはりょーしゅさまを起こすために起きなきゃって言ってたの。りょーしゅさまを起こすためにルルを起こすのがりょーしゅさま?」

「へんなのー!」

二人はクスクスと笑い合った。

「ルルを起こして4人で一緒に朝ごはんを食べないか?」

「あのね、お母さんが朝ごはんまでに帰ってきなさいって。だから帰らなくちゃ」

「そうか。二人とも母上の言い付けを守っていい子だ」

「うん!」

サラとニコラは手を繋いで生垣の向こうへ消えていった。

「妖精は神出鬼没だな」

ロランドは小さな背中を見送って、朝食の準備に取り掛かる。

調理台には誰かが今朝届けてくれたらしい、まだ温かいパンにベーコンや卵、パリッとした野菜などの入った籠が置かれていたので、フライパンを火にかけ、手早くベーコンエッグを作る。パンとサラダを添えて果物をカットすれば、我ながら理想的な朝食が出来上がった。

「さて。護衛の者を起こすとするか」

従者部屋をノックしてしばらく待ったが返事がない。ドアを開けて入ると、ルルはまだ金色の長い睫毛を伏せてスヤスヤと気持ち良さそうに眠っている。

準備するまもなくここに移ってきたのだろう、部屋には物が殆どなく殺風景な中、壁に一枚だけ絵が掛けられていた。近づいて観ると、頭に火がついているゴリラのような男がライオンを踏んづけている理解不能な絵だった。

これも何かダルメディアの昔噺の一場面かも知れない。あとでルルに訊いてみよう。

「領主様……?」

振り返るとルルが寝惚けまなこでベッドから身を起こしていた。

「おはようルル。朝食が出来たから起こしにきたぞ」

ルルは目を丸くし、ガバッと布団を剥いで飛び起きた。

「申し訳ありません!! あぁ〜もうっ! すぐ支度します!!」

「食堂まで運ぶのも面倒だから、着替えたら調理場においで。温かいうちに食べよう」

ロランドは笑いながらそう言って出て行った。

ルルはこれ以上ない勢いで着替え、雑に顔を洗って手櫛で髪を整えると全速力で調理場へ向かった。

「領主様っ!」

調理場の簡素なテーブルに、まだ湯気の立つ二人分の朝食が並べられ、焼いたベーコンとコーヒーのいい香りがルルの胃袋を刺激した。

「お、早かったな。ルルもコーヒーでよかったか?」

「はい! あぁ〜どうしよう、領主様に朝ごはんを作らせるなんて、父さんに殺される!」

「あはは、大袈裟だなぁ。母と二人暮らしだった頃はよくこうして私が朝食を作っていた。料理は久しぶりだが上手く出来ただろう?」

「すっごく美味しそうです! あの、サラとニコラが来ませんでしたか?」

「ああ、朝早くにちゃんと来てくれたよ。それで私が代わりにルルを起こしておくと言ったんだ。秘密の通路から来たと言っていたが、その通路は子ども通っても危なくないのかい?」

「はい。子ども達が堀に近づくと危険なので、お城に来るときはみんな秘密の通路を通るように言われてるんです。村の者はみんな秘密の通路を使うので、跳ね橋から来るのはお客さんだけです」

「そうか。ならば私もこれからは秘密の通路を使わねばな」

ロランドの言葉にルルは目を輝かせた。

「今日はまず秘密の通路からご案内しますね!」


秘密の通路は、城の地下の物置部屋、城門近くの兵の待機場、庭のガーデンシェッドなどいくつか出入り口があり、村の共同設備である粉引き用の水車小屋に繋がっている。

地下通路であるのに広々として風通しも良く、石畳みが敷かれ歩きやすくて、どういう仕組みか昼間なら外光を取り込んで地上のように明るい。

賢者の称号とともにダルメディアを拝領した数代前の領主が設計して造られたもので、クリューズ村の人間と領主となった者しか知り得ない隠し通路である。

「普通は隠し通路って緊急のときにお城から脱出するためのものだと思うんですけど、賢者様は災害があったときに村の人がお城に避難できるようにとか、子ども達がいつでもお城の庭で遊べるようにってお考えになったそうですよ。だからこんなに広くて明るいんですって」

「そうか。素晴らしい領主だったんだな」

説明をしながら通路を歩くうちに、村の水車小屋へと辿り着いたらしく、頭上からゴットンゴットンと水車で粉を引く音が忙しなく聞こえてきた。

石段を上がり木の扉を開けると、中では数人の女たちが作業をしていた。

「あらルルじゃないの! ちょっと! もしかしてそちらにいらっしゃるのは領主様!?」

「ロランド・ベルナールだ。皆にはなにかと世話をかけるがよろしく頼む」

ロランドが爽やかに挨拶すると、女たちはいっせいにキャーッと黄色い声を上げた。

「こんな素敵な方が領主様だなんて、生活に張りが出るってものですわ」

「ルル、お城のお務めが大変だったら手伝いに行くから遠慮しないで言うんだよ」

「今朝はさっそく寝坊したそうじゃないの」

「領主様、ルルは慌てん坊のおっちょこちょいですけど素直ないい子なんですよ。どうか大目に見てやってくださいませ」

賑やかな女たちにルルとロランドはたじたじになりながら水車小屋をあとにした。


水車小屋は共同市場の大きな建物に直結していて、市場の中を通って村の中央広場に出られるようになっている。

その中央広場の周りをぐるりと囲むようにして共同市場の他に、村役場、集会所、郵便局と銀行、診療所、下級学校、乗合馬車の発着所など公共の施設が集まっていた。

共同市場は場所代を払えば誰でも店を開いて品物を売れるし、市場の受付で買い取ってもらうか物々交換することもできる。

集会所の中は大きなホールと喫茶室になっている。喫茶室では軽食も食べられるし、夜には酒も提供していて村の大人たちの社交場だ。

「領主様、ちょっと待ってて!」

ルルはそう言って喫茶室のカウンターへ何やら注文しに行き、戻ってきたときには空色のソーダ水の上に桃色のアイスクリームが浮かんだクリームソーダのグラスを両手に持っていた。

「ありがとう。随分と可愛らしい飲み物だな」

ロランドは笑いながら一つを受け取った。

「小さい頃、特別な日にだけこれを買ってもらえたんです」

「そうか。今日も何か特別な日なのか?」

「領主様が初めて秘密の通路を通った日!」

「ああ、確かに。特別な日だな。ルル、支払いはどうしたんだ」

「大丈夫です。僕のお小遣いで」

「それはいけない」

「領主様、特別な日なんだから買ってもらわないとダメなんですよ」

微笑んでそう言ったルルに、ロランドは言葉を詰まらせた。昨日から戴冠式に始まって、騎士の誓い、そして昨夜の涙。すでにいくつもの尊いものをルルから贈られた。

「……まいったな」

「あの、ご迷惑でしたか?」

「違う! そうではない。つまり、ルルの気持ちが嬉しいということだ」

「よかった!」

ルルとロランドは広場のベンチに並んで座ってクリームソーダを突きながら、道行く村人たちと気軽に挨拶を交わした。

そこへ村役場へ出勤するマリウスが通りかかった。

「こらルル。領主様にクリームソーダをねだったのか」

「あ、マリウス兄さん。おはよー」

「違うぞマリウス。私がルルに買ってもらったんだ」

「へ、領主様が? なんでまた。なんだか知りませんが二人仲良くやってそうで何よりです」

「そうだ。クリューズ卿に話がある。あとで役場に行くと伝えてくれるか」

「承知しました。ではのちほど」


ルルとロランドがクリームソーダのグラスを返却して役場へ向うと受付でトビアスが出迎えた。

「お待ちしておりました。お話があるとか。私の執務室で伺いましょう」

一緒に着いて来ようとしたルルにロランドが

「あぁ、その、悪いがルルは……」

何やら言い淀んでいる様子を見てマリウスがすかさず

「領主様と父さんがお話しているあいだ、ルルは私の部屋で手伝いをしておくれ」

と言って連れて行った。


「ルルが今朝は早速寝坊をしたとか。誠に申し訳ないことでございます」

「この村は皆、早耳だな」

ここまで来るあいだにもルルが寝坊したことを何度も村人から言われていたので、ロランドは苦笑した。

「それで、ルルに席を外させたのは、ルルを別の者に代えたいとか?」

「そうではない! ルルのことは気に入っている」

「お気に召していただいたなら何よりです。あ、もしや今朝ルルが寝坊をしたのは」

「違う! 違うぞ、変な誤解をするな! 話というのはそのことなんだ。いや、違う、そのことではなくて」

「領主様落ち着いてください」

「ルルがな、私から閨に誘われたらどうしようかと迷ってたなどと言うから、未成年に手を出すつもりはないと言ったんだ。そうしたらマリウスを呼ぼうとしたり女性がいいなら難しいとか言い出して」

「なるほど」

「なるほど? 息子の身が心配ではないのか。クリューズ卿がルルにどういう説明をされたか知らないが、そのような気遣いは無用だと伝えに来たのだ」

「そうですか。それは大変失礼をいたしました。実はですね、これまでダルメディアの領主様になられる方はたいていお年を召した方ばかりでしたので、英雄様はまだ30手前でしかもお独りとお聞きして、娼館もないこの田舎でどうするのかと村長会議で問題になりまして」

「村長会議で……」

「まさか英雄様にご自身でお慰めいただくのは忍びないと。しかも英雄様は利き腕を傷めていらっしゃる。どうしたものか、どうにかせねばと」

自分の下半身問題を村長会議で議論されたと思うといたたまれない気持ちでロランドは聞いていた。

「そこで過去に若くしてダルメディアの領主になられたお方はいなかったかと、皆で記録を読み漁りまして、お一人だけ見つかったのです。25歳という若さでダルメディアを拝領した領主様を」

「ほう、そんな人物が」

「それが驚いたことに、あの秘密の通路をお造りになった賢者様だったんですよ」

「賢者の称号をそのような若者が得たとは意外だな」

「はい。私も今の今まで賢者様はお年の方と思い込んでおりましたので驚きました。で、ですね、賢者様の側仕えをしていた当時のクリューズ村の村長の三男をその後伴侶になさったと記録にあったのです」

「なんと。それはまた」

「そうなんです! 奇しくもちょうどトビアスの所にも可愛らしい三男坊がいるではないかと、そりゃもう村長たちでめちゃくちゃ盛り上がりましたよ」

なぜそこでお前も一緒に盛り上がれるのだ、と思うロランドであった。

「とはいえ、こういったことは当人同士の気持ちが大切ですから、ルルにはそういうこともあるかもしれないと、心構えだけはしておくように言い聞かせておりました。あの子は素直過ぎる所がありますので少々先走ってしまったのかと。どうかご容赦ください」

「とにかく事情は判った。気を遣わせたな」

「いえ、こちらこそ気を回し過ぎたようで。至らない息子ですがルルをなにとぞお願いします」

話が済んだロランドはマリウスの手伝いをしていたルルを迎えに行って役場をあとにした。


帰り道は共同市場をゆっくり見て歩く。クリューズ村だけでなくダルメディア領の他の村の農産物や畜産物、加工品、手工芸品が並んでいて、ルルがどこどこの村は何が特産だとかいった説明をしながらロランドを案内して回った。

「この魚は何だろうか。鮭の燻製に似ているがダルメディアに海は無いだろう?」

「これは隣村の湖で獲れるニジマスの燻製です。お酒にも合うしサンドイッチにしても美味しいんですよ。お昼ごはんはこのニジマスとクリームチーズのサンドイッチにしましょうか。それとキノコのマリネにマッシュポテトでどうでしょう?」

「美味そうだ。聞いてるだけで腹が減ってくるな」

ルルは昼食の材料を次々と買い、最後に焼き菓子を売る女性の店に立ち寄った。

「こんにちは、エレナさん! 動物クッキーをくださいな!」

「おやルル、いらっしゃい。お城でお務めを頑張ってるって聞いたよ。まぁ、領主様も! いらっしゃいませ」

恰幅のいい女店主は、色とりどりにアイシングされた様々な動物の形のクッキーの入った籠を持って来て紙袋に詰めると

「これは領主様に」

そう言って、ラム酒に漬け込んだ干し葡萄のたっぷり入ったパウンドケーキを切り分けパラフィン紙に包んでくれた。


秘密の通路を通って城に戻り、ルルは昼食の準備に取り掛かった。領主様も手伝うと言って調理場から動かないので、腕に負担の少なそうなキノコを手で千切る作業をお願いした。

ロランドは椅子に座ってキノコを千切りながら、料理をするルルを眺める。

「なかなか手際がいいな」

「家では母さんの手伝いをしていましたから。でもまだ簡単なものしか作れません」

ルルは照れながら謙遜したが、家事の中では料理が一番得意なのだ。

ロランドがキノコを千切り終え、次に付け合わせのレタスを千切っているあいだに、ルルはマリネとポテトを仕上げ、ニジマスとクリームチーズのサンドイッチを作って盛り付けた。


昼食を食べ終えてコーヒーを飲んでいると、庭からキャッキャと可愛い笑い声が聞こえてきた。

「あ、来た来た」

「村の子たちか」

ルルは食器棚から大きな皿を出してきて市場で買ったカラフルな動物クッキーを並べ、沸かしてあった湯でハッカのお茶をぬるめに淹れて、それをピッチャーに移した。

「昨日おっしゃっていたでしょう? 子どもたちに感謝を伝えたいって」

ロランドは笑顔で頷いた。

クッキーの大皿と12個のマグカップを載せたトレイを両手で持ったルルが

「すみません、領主様はピッチャーを持っていただけますか」

と言うのでロランドがピッチャーを持って調理場から裏庭へ出るドアを開けてやる。

「こちらです」

ルルが先導しロランドはピッチャーを持って着いて行った。

裏庭を抜けて庭園の遊歩道に沿って行くと、大きな丸いテーブルとそれを取り囲むベンチが設置されている広々とした円形の四阿に到着した。

「おーい! おやつだよー!」

トレイを置いてルルが叫ぶと、ほどなくして庭のあちこちから可愛い顔がピョコピョコと現れた。

「ルルー! おやつがあるの?」

「あ、りょーしゅさまだ。りょーしゅさま、こんにちはー!」

子どもたちが次々と駆けてきて、ルルがマグカップを置いた席にちょこんと座る。

10人の子ども全員が揃ったところで

「みんな、昨日は素晴らしい花冠をくれてありがとう。とても嬉しかったよ」

ロランドが子どもたちに礼を述べ

「領主様からのお礼のクッキーです。みんなで食べよう!」

ルルが言うと子どもたちがワッと笑顔になった。

クッキーを齧りながらサラが

「明日の朝もルルが台所にいるか見にくる?」

とルルに聞いてきたので、横からロランドが

「明日も私がルルを起こしてあげるから大丈夫だよ」

とにっこり笑って答えた。

「りょーしゅさま、ありがとう! よかったね、ルル!」

「ルルー、よかったねー」

サラとニコラに言われたルルは

「よくはないんだけど……ね」

このことも今日中に村全体に知れ渡るんだろうなと思い、ハァとため息をついた。

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