「沼蛇の魔女と石の巨人」登場人物
・オーリィ:大蛇の悪魔と契約、人間からラミアになった魔女。
「沼蛇の魔女」と称されている。
おだやかで静かな生活を好む一方、自由奔放な性格で束縛を何よりも嫌う。
威力絶大の火炎魔法、石化の魔力を持った蛇眼など、様々な力を持っている。
・テツジ:人間に滅ぼされた石巨人族。オーリィに呪いを解かれ復活。
忠義に厚く、オーリィに絶対の忠誠を誓っている。
人間の2倍に迫る身の丈と、岩石のような皮膚、そして強力無双。
・コナマ:ノーム族、年齢は数百歳。ノームの世界の最高位聖職者「神裁大師」。
不死怪物に対する強力な破邪の術を心得ている。
・ケイミー:人間の里で暮らすはぐれハルピュイア。仕事は伝書屋。
陽気で好奇心が強く友人思い。コナマの友人で共に行動することも多い。
・メネフ:侯爵家の道楽次男坊、実は剣の達人。
侠気に篤くスリルを好む。戦で失った左の二の腕は義手で、盾を兼ねる。
・モレノ・ノーデル三世:侯爵、北方辺境の国ノーデル侯国の領主。
異種族に寛容で理知的な名君。
老齢のため国事のほとんどを嫡子バルクスに任せている。博覧強記。
・バルクス:侯爵の嫡子でメネフの兄。ノーデル侯国筆頭将軍。
謹厳実直。無茶をしがちなメネフに常に気をかけている。
・ゾルグ:バルクス配下の直属兵。
柄は悪いがバルクスへの忠誠は篤く、メネフとも気が合う。
何事も抜け目がなく、修羅場での実力は本物の戦士。
・ベン:ゾルグとコンビを組む弟分。コボルド。
拙いながら人語を話すことが出来る。
弓術や投擲に秀で、獣の本能で周囲の危険や罠を察知する。
・アグネス:教皇庁第一聖騎士団長。教会の頂点に立つ教皇の娘。
槍術に長け、女性ながらその勇猛さから「雌獅子」の異名を持つ。
魔城でシモーヌに敗れ捕らわれの身になっている。
・シモーヌ:魔城に潜む高位吸血鬼。侯爵領に災いをもたらした。
強力な魅了の魔力で人間を虜にし、獣の死体と融合させて不死怪物を生み出す。
・よだか(大樹霊ゲゲリ):シモーヌに語りかける謎の声の主。
コナマとも深い因縁を持つ。