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幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う【完結済】  作者: みどりの
第一部 六章 デートでドキドキ? 誤解でハラハラ?
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第94話 痴女除けには役に立つらしい

 光画部の活動を終えて家路につく。今日は午前中のみのテスト週間だったのでみっちり部活をしても比較的まだ早い時間に家に帰ることが出来る。


 今日は明るいうちにランニングに行こうかな。

 そんな風に考えながら家までの道を歩く。元の世界でもそうだったが学校が徒歩通学圏内というのはありがたい。

 もっともこっちは遅い時間になると痴女が出たりするそうなのでちょっと注意が必要だ。

 そう考えると元の世界の女の子は痴漢が怖かっただろうなと本気で思う。


 こっちの世界では力が強い男を襲うために痴女はスタンガンなどで武装しているそうだ。

 しかも強制的に勃起させねばならないために即効性のかなり強い勃起薬を無理矢理飲まされたり、気を失っているところをハイエースされて気付いたらベッドに四肢拘束されて逆レイプされていたなんて目も当てらない状況になっていることがあるらしい。


 生半可な格闘技などでは対応が難しいので、男子高生はみんな防犯ブザーを持ち歩いて携帯のGPSを家族が追跡できるようにしているそうだ。

 こっちの世界に来た当初は痴女が相手でも女性とエッチできるなんて羨ましいと思っていたがトラウマで一生普通に勃起できなくなる性被害者がいると知ると貞操逆転世界も楽しいばかりではないなと思ってしまう。過ちが起きても妊娠しないだけマシとか言ってはいられないらしい。


 俺も性欲はあるが、正直言って好きでもない人とエッチしたいとは思わない。

 職業適性だけで言うと男娼とかめちゃくちゃ向いてるんだろうけどな。

 女の人の裸見たらすぐに勃起しちゃうし、こっちの世界の男性に比べたら精力絶倫としか言いようがないし。


 閑話休題


 とにかく好きな人がいるんだからその人に対して一途でいたいよなと思いながら家のドアを開く。

 うちの家から陽菜の家も見える。陽菜は今何をしているのかな? 真面目だからテストの見直しと自己採点とかしていたりして。


 あ、そうだ。思いついて陽菜にメッセージを送る。

「明日から土日の朝のランニングに付き合って貰えないかな?」

 女性と一緒に行動するのも痴女除けには役に立つらしい。そもそも朝ランニングするの自体が痴女対策だけど。

 今のところ土日は部活の予定もないし、学校が休みだから時間的な余裕もある。陽菜さえよければ春休みのトレーニングの一環としてランニングを朝の習慣にしたい。


「電話で話せる?」

 陽菜からのメッセージが帰ってくる。俺はそのまま通話ボタンを押して電話に切り替えた。

お待たせしました。陽菜のターン、メインヒロイン無双の開始です。


一日三話公開していますが先が長い……続きをすぐに読みたい方はカクヨムでは完結済みなのでそちらもお読みください。

↓続きの95話はこちら

https://kakuyomu.jp/works/16817330657862919436/episodes/16817330658906873907

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