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幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う【完結済】  作者: みどりの
第一部 六章 デートでドキドキ? 誤解でハラハラ?
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第82話 恥ずかしいけど私も頑張るから

 桜島先輩との買い物を終えてお店を出ると近くのハンバーガーショップに二人で入る。

「ありがとうございます。桜島先輩のおかげでいい買い物が出来ました。これからいろいろと勉強していくので部の先輩として教えていただけると嬉しいです」


 お礼としてハンバーガーセットをおごるというと、桜島先輩は幸せ(ハッピー)セットを嬉々として注文していた。

 今回のおまけが先輩が小さい頃よく読んでいた大好きな絵本のキャラクターのアオムシのおもちゃがついているそうだ。

 俺も幸せ(ハッピー)セットを頼んで、おもちゃは先輩へのお礼として手渡した。


「俺のも受け取ってください。今日は本当にありがとうございました」

「わっ、嬉しいな。ありがとう多々良くん。部屋に飾らせて貰うね」

 ニコニコしている先輩、笑顔が本当に似合う人だなぁ。

 この人がいれば光画部は明るい雰囲気でいつでも楽しくやっていけるだろう。


「でも、多々良くんが部活に出てきてくれるようになって良かったよ。去年は多々良くんがせっかく部活に入ってくれたのに途中から来なくなっちゃって……

 一生懸命写真を撮ってるのは知ってたけどやっぱり一人だと辛すぎるから」

 桜島先輩の話だと去年の部活で何かあったようだ。今の俺には写真はこれから始めるものだから悩みなんてないがあんまり心配はかけたくない。


「彼女もたまに部室に出てくるけどそんなに気にしないで一緒に部活に取り組んでくれると私は嬉しいな」

 誰か部員の女の子とトラブったみたいだけど、深刻じゃなければいいなぁ。

 詳しいことはおいおい聞こう。何も覚えてないってこれ以上心配されるのはよくないし。


「そういえば光画部って撮影合宿とかってあるんですか?」

「うん、去年までいた先輩たちと伊豆に撮影旅行に行くのに踊り子号を使ったんだけど電車と競争したり、無茶苦茶なことをしていたなぁ~」

 なんだその話は? まあいいけどとにかく()()()との水着撮影旅行についての相談だ。部で行けるなら技術的な問題も解消するし。


「えっと、桜島先輩……今年の撮影旅行は南の島で水着撮影会とかダメですか? 俺被写体として水着の写真が撮りたいんです」

 ふざけてると思われたらいけないので真剣な顔をして真正面から桜島先輩を見つめる。

「えっ? え~!? み、水着撮影!? いきなりそんなことを言われても……それにおっぱいがそんなに大きくないから水着になってもそんなにいいことなんてないし」

 桜島先輩が真っ赤になっているが、確かにゆうきのおっぱいは全然ない。男だから当たり前だ。


「大丈夫です。俺が撮りたいから企画するんですから。いい写真が撮りたいと思っているんで協力して貰えたら嬉しいです」

 さらに身を乗り出すようにして力説する。ここでブレたらやましいことを考えているって思われたらいけない。

 こっちの世界の多々良恭介が企画してどうしても撮りたがっていたゆうきの水着写真……何としてもいい写真を撮ってアイツに供えてやりたい気持ちなのだ。


「そ、そうなんだ……そんなに撮りたいんだ。う、うん……恥ずかしいけど私も頑張るから綺麗に撮ってね」

 桜島先輩の頭から湯気が出そうになっている。やっぱりゆうきみたいな美少年の写真を撮りたくて興奮してるのかな?


「はい、最高の一枚が取れるように頑張ります。桜島先輩よろしくお願いします」

 よし! 撮影旅行の約束が出来た。これで今年の夏は光画部で南の島に撮影旅行 With ()()()だ。

すれ違いぇ……

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