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第77話 お母さんの写真は使っちゃダメ

「要するに、恭ちゃんのおちんちんが硬くなっちゃったらお姉ちゃんか陽菜ちゃんが気持ちよくしてあげて溜まっているものをヌいてあげたら、恭ちゃんが楽になるってことよ」

 端的すぎる説明。さちえさん!? でもそんなことを性欲過多な女子高生である陽菜に言ったら渡りに船とばかりにエッチしまくっちゃうから止めて!?


「そ、そうなんだ……わ、私頑張る! だから恭介くん……私にやり方教えてくれる?」

 ほら……真面目で性欲の塊の陽菜が真っ赤な顔をしながら喰いついちゃったじゃん。


「う~ん、陽菜ちゃんがエッチしちゃうと歯止めが利かなくなっちゃいそうだから、ここは大人の理性を持ってるお母さんが恭ちゃんのお世話をするべきじゃないかしら」

 両手で胸をむにゅッと寄せてV字に開いてるブラウスの胸の谷間を見せつけるようにしながらさちえさんが言ってくる。陽菜にマウントをとるために姉と母親を使い分けるさちえさん、汚い! どこが大人の理性なんだ。


「で、でもお母さんは恭介くんのそばにいつでもいられるわけじゃないでしょ? だったらここは私が……」

「何のためにお姉ちゃんがこの制服を着ていると思ってるの? 恭ちゃんのためなら明日から学校に忍び込んじゃうんだから。

 どうしても保護者として付き添うのがダメなら一度卒業した母校だけど高校に入学しちゃうから」

 なんかとんでもないことになってる……そしてさちえさんの制服ってそういう意味があったの?


「わ~!! 二人とももう止めて~! 俺のライフはゼロよ」

 これ以上はいたたまれない。ちんぽのために争わないでもうこれ以上。


「えっと……大丈夫。必要な時は自分でお、オナニーするから」

 ボソっと小さな声でどうにか二人に伝える。なにこの羞恥プレイ。


 なんで俺、好きな女の子とその母親の前でオナニーするって宣言させられちゃってるの?


「そう? お姉ちゃん人助けのためならいつでもエッチなこと出来るのに」

 なんだかすごく残念そうにさちえさんが言う。

「私は恭ちゃんのことを……息子だと思ってるから。必要な時は遠慮しないでお世話させてね」

 本当に息子と思ってるなら息子の《《ムスコ》》をお世話しようとしないでください。


「う~ん、それじゃあ今日お弁当箱に入れていたオカズだけじゃ写真たりないよね? 後で寝室とお風呂でお姉ちゃんの写真撮っていいよ」

 ミニになったスカートをピラってめくりながら太もものギリギリを見せつけてくる。ゴクリ……それぐらいなら……思わず理性が敗北しそうになる。


「お母さんの写真は使っちゃダメ~!

 私が昔恭介くんのおちんちんの写真を撮っちゃったんだもん。お詫びに私が自分の写真を撮って恭介くんにおくるんだから~!」

 陽菜が大声で叫んで俺の理性は回復できなかった。完全に混乱しちゃったよ、こんちくしょう。

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